サドラーズ・ウェルズ(イギリス)、ピナ・バウシュ・ファンデーション(ドイツ)、エコール・デ・サーブル(セネガル)は、映像作品 「DANCING AT DUSK – A MOMENT WITH PINA BAUSCH’S THE RITE OF SPRING」を、イギリス時間7月1日~31日 深夜0時まで、「Sadler’s Wells Digital Stage」の特設ウェブサイト上にて、期間限定で有料配信(5英ポンド)致します。
世界がロックダウンに向かう只中、巨匠ピナ・バウシュ振付の代表作「春の作品」を、セネガル、トゥバブ・ディアラオの砂浜を舞台に、野外で特別に撮影した映像です。アフリカ14か国より選ばれた38名のダンサー達が、コロナ禍で延期となったワールド・ツアーの直前に臨んだ最後のリハーサルの風景をとらえた唯一無二のドキュメンタリー映像作品となります。
世界最高峰のダンス作品を自宅でもご覧頂ける貴重な機会となります。
「Dancing at Dusk - A moment with Pina Bausch’s The Rite of Spring」
映像は、コロナ禍によるソーシャル・ディスタンスのルールが課される前に収録されました。今回、映像に収録された「春の祭典」の 劇場での公演については、今年3月に新作「common ground[s]」とともに、ダブルビルでの世界初演を予定しておりましたが、コロナウイルスの影響により、2021年春に延期されています。
今回の映像配信に関するコメント
【サロモン・バウシュ(ピナ・バウシュ・ファンデーション:エグゼクティブ・ディレクター)】
「「春の祭典」を、日没直後の砂浜で撮影するということは、コロナウィルスの流行をうけてのいわば自然発生的なアイデアでした。 コロナ禍の先の見えない状況の中で、我々がダンサー達と一緒に集まることができる最後の機会でもありました。強さと脆さが意 識の中に共存する中で、砂上で初めて衣裳を着た状態でのパフォーマンスでしたが、私たち皆が、ピナの遺した「春の祭典」を、未 だかつてない形で経験し、目にすることになったのです。」
【ジェルメーヌ・アコニー(エコール・デ・サーブル:主宰)】
「文化や技術の違いを乗り越えて、ピナのコレオグラフィ―を体得したこの素晴らしいダンサー達による全編の通し稽古を初めて目 にした時、深く感動し、心を揺り動かされました。そしてもしピナがここにいて、この力強いパフォーマンスを見ていてくれたら...と思 いました。きっと彼女なら甚く気に入ってくれたに違いありません。」
【アリステア・スパルディング(サドラーズ・ウェルズ:アーティスティック・ディレクター/チーフ・エグゼクティブ)】
「このような唯一無二のユニークな映像作品を、世界中の皆様に届けられることを非常に嬉しく思います。コロナウィルスはいたる ところに影響を及ぼし、我々は残念ながら「春の祭典」と「common ground[s]」の初演を延期せざるを得なくなりました。しかしなが ら、カンパニーは、ピナ・バウシュのスピリットと呼応するような力強く、他に類を見ないパフォーマンスを記録に残す機会に恵まれ ました。このような国際的なコラボレーションは、我々が今直面する困難な時間に立ち向かい、観客やアーティストを再びひとつに する為の最善の手法であると信じています。」
舞踊家ピナ・バウシュ振付の新映像 「春の祭典」予告
■製作:
サドラーズ・ウェルズ、ピナ・バウシュ・ファンデーション、エコール・デ・サーブル
■映像スタッフ
監督・編集: Florian Heinzen-Ziob
収録: polyphem Filmproduktion
シネマトグラファー: Enno Endlicher
音響エンジニア: Armin Badde
■出演ダンサー
※( )内は出身国
Rodolphe Allui (コートジボワール共和国)
Anique Ayiboe (トーゴ共和国)
D'Aquin Evrard Élisée Bekoin (コートジボワール共和国)
Luciene Cabral (カーボベルデ共和国)
Sonia Zandile Constable (南アフリカ共和国)
Inas Dasylva (セネガル共和国)
Serge Arthur Dodo (コートジボワール共和国)
Estelle Foli (トーゴ共和国)
Zadi Landry Kipre (コートジボワール共和国)
Profit Lucky (ナイジェリア連邦共和国)
Babacar Mané (セネガル共和国)
Stéphanie Mwamba (コンゴ)
Shelly Ohene-Nyako (ガーナ共和国)
Harivola Rakotondrasoa (マダガスカル共和国)
Asanda Ruda III (南アフリカ共和国)
Amy Collé Seck (セネガル共和国)
Gueassa Eva Sibi (コートジボワール共和国)
Armel Gnago Sosso-Ny (コートジボワール共和国)
Didja Kady Tiemanta (マリ共和国)
Sahadatou Ami Touré (ベナン共和国)
Korotimi Barro (ブルキナファソ)
Gloria Ugwarelojo Biachi (ナイジェリア連邦共和国)
Khadija Cisse (セネガル共和国)
Rokhaya Coulibaly (セネガル共和国)
Astou Diop (セネガル共和国)
Franne Christie Dossou (ベナン共和国)
Aoufice Junior Gouri (コートジボワール共和国)
Bazoumana Kouyaté (マリ共和国)
Vuyo Mahashe (南アフリカ共和国)
Vasco Pedro Mirine (モザンビーク共和国)
Florent Nikiéma (ブルキナファソ)
Brian Otieno Oloo (ケニア共和国)
Oliva Randrianasolo (Nanie) (マダガスカル共和国)
Tom Jules Samie (トーゴ共和国)
Pacôme Landry Seka (コートジボワール共和国)
Carmelita Siwa (ベナン共和国)
Amadou Lamine Sow (セネガル共和国)
Aziz Zoundi (ブルキナファソ)
■原作
「春の祭典」(英題:The Rite of Spring)
振付: Pina Bausch
音楽: Igor Stravinsky
舞台美術・衣裳デザイン: Rolf Borzik
協力: Hans Pop
■SNS アカウント
Facebook: @SadlersWells
Twitter: @Sadlers_Wells
Instagram: @sadlers_wells
YouTube: Sadler’s Wells Theatre
1975年初演
ハッシュタグ#DancingAtDusk
配信動画は7月31日まで、下記のURLより有料(5£)にてご覧頂けます。