俳優・フィルムメーカー・白黒写真家などマルチに活躍する斎藤工が、齊藤工名義で企画・原案・脚本・撮影・写真・声・監督を務めた映画『COMPLY+-ANCE コンプ ライアンス』(全国順次公開中)。2020年2月の劇場公開以来、「体感上映」など新たな試みを実践、コロナ禍においても齊藤のリモート映画制作プロジェクト「TOKYO TELEWORK FILM」の第4弾として続編『C●RONAPLY+-ANCE』をリモートで制作、発表したほかオンライン上で体感上映を行うなど進化を続けている本作。
このたび 第23回上海国際映画祭(SIFF)[インターナショナル・パノラマ部門]に正式招待、7月25日(土)現地時間9:00よりインターナショナルプレミアが決定しました。
上海国際映画祭は1993年より開催されるアジア圏最大規模の国際映画祭。本年度は コロナウイルス感染拡大に伴い、6月開催の延期し、7月25日から8月2日での開催が決定。「映画ファンがスクリーンで再会する」という思いを込めて“reunion”をテーマに、中国ではコロナ以降、最初に開催されるメジャーな国際映画祭として、オフライン、オンライン、野外での上映が企画されています。
斎藤は、2017年の第20回同映画祭にて長編初監督映画『blank13』が[アジア新人賞部門]最優秀監督賞、主演作『昼顔』で俳優賞をW受賞。国外ゲスト参加がかなわない今上映では、特別な思いのある映画祭に対して中国語を交えたビデオメッセー ジにて参加します。 2回の上映チケットは発売するや即完売し、3回目の上映も決定。本日21日にチケットが販売となります。
齊藤工(総監督)コメント
(映画祭用ビデオメッセージより抜粋)
「僕は上海国際映画祭に、世界への扉、切符、映画人として背中を押していただいたと思っています。そんな特別な映画祭に唯一恩返しができるとしたら、より豊かな作品を作って、お届けすることだと思っています。 本作は、私が日々感じている日本の芸能界の過度なコンプライアンスの滑稽な 枠組みを、海外の方々にジャッジして貰うべく制作しました。 変則的な作品ですが、コロナ禍を受け、今尚進化している不思議な作品です。 この作品で皆さんと繋がれることをとても嬉しく思います」
表現限界に挑戦、類を見ない問題作-齋藤工 総監督
『COMPLY+-ANCE コンプライアンス』予告
自主規制、法令遵守 我々は規制によって社会を作っている。自らの口を塞いで。
令和新時代、2020年。日本では日々、忖度やコンプライアンス問題がニュースのみならず日常会話においても語 られ、明確な基準もないまま “自主規制”ばかりが増していく。 この現状に一石二石、いや百万石を投じようと「日本においての表現限界」に齊藤工が挑戦。その思いに共鳴し鬼才・岩切一空監督、 気鋭の人形映像監督・ 飯塚貴士 監督、世界的アーティスト集団Chim↑Pomらが集結、そして齊藤自らもメガホンを取る。
企画・原案・脚本・撮影・写真・声・監督:齊藤工
監督:飯塚貴士、岩切一空、齊藤工、Chim↑Pom
出演:秋 山ゆずき、平子祐希(アルコ&ピース) 、斎藤工、大水洋介(ラバーガール)、古家祥吾(元・曇天三男坊 現・TC クラクション)、華村あすか、中井友望、川島直人、山元駿、半田美樹
音楽:狐火、GARI
脚本:はしもとこうじ
プロデュース:小林有衣子 プロデュース・編集:清水康彦
制作プロダクション:イースト・ファクトリー
配給・宣伝:SPOTTED PRODUCTIONS
2020年/日本/ステレオ/16:9/カラー/74分