原作H.P.ラヴクラフト、ニコラス・ケイジ主演作『カラー・アウト・オブ・スペース―遭遇―』が、7月31日(金)シネマート新宿、シネマート心斎橋ほか全国公開となります。
◆原作は<世界一センセーショナルな作家>とも言われるH.P.ラヴクラフトの「ザ・カラー・アウト・オブ・スペース(宇宙からの色/異次元の色彩)」
ラヴクラフトの代表作とも言われる同作の”完璧な悪夢”を創り上げたのは『ハードウェア』『D.N.A』のリチャード・スタンリー。製作は『マンディ 地獄のロード・ウォリアー』など、ジャンル映画界屈指の作品クオリティを誇るヒットメーカーであるSpectreVision。ラヴクラフト作品への入れ込みではスタンリーもSpecreVisionも引けを取らないほど。そこに主演のニコラス・ケイジが加わり、今までのラヴクラフト映像化作品を凌駕するクオリティと熱狂度の作品が誕生した。
◆新場面写真が解禁!
青いセーターで理知的な表情をたたえた、ちょっと過保護な良き父親ネイサン(ニコラス・ケイジ)が、宇宙からの”色”により、狂乱の目つきの異人となり果てる、衝撃のビフォアアフターだ。
“色“の影響を受けた家族たちも次々と、精神や身体に異常をきたしてしまう…。そんなガードナー家のもとを訪れる水文学者(すいもんがくしゃ)のワード(エリオット・ナイト)、奇妙な隣人エズラ(トミー・チョン)は果たして敵か味方か…。ネイサンが向ける銃口の先
にあるものを知ってしまったら、あなたも正気ではいられないだろう…。
◆そんな本作に魅せられた各界著名人からのコメント&イラストが到着。
俳優で本作プロデューサーのイライジャ・ウッドとの交流もあるゲームクリエイターの小島秀夫、ニコラス・ケイジとの新作が待機する園子温監督、原作の新訳を担当したクトゥルー神話研究家、翻訳家の森瀬繚、クトゥルー神話についてのイラストブック出版の実績のあるイラストレーターの海野なまこ映画評論家として映画秘宝やWEBなどで活躍するナマニクらのコメント&イラストが到着した。
◇「マンディ 地獄のロード・ウォリアー」のスタッフが「ラヴクラフト」作品を?!
しかも「ブロブ」で「物体X」?!さらに監督はあの「ハードウェア」のカルト監督!?
だが観るべきはそこではない。強烈なライティング、森、樹、花、髪、昆虫、爬虫類、
野菜、氷、建物やセット、アルパカに到るまで、いろんな色が緻密に配置されている。
“色という恐怖”に洗い流され、あなたは真っシロに青ざめるだろう。
それが“宇宙からの色(カラー・アウト・オブ・スペース)”との遭遇だ。
最後にイライジャ・ウッド、また楽しみをありがとう。
小島秀夫(ゲームクリエイター)
◇ニコラス・ケイジのエキセントリックな芝居も、アルパカの存在感も、グロテスクな怪物も、
何か決定的な要素が歪み、間違っているように思える。正に名状しがたき作品。
この映画が”魅せる”冒涜的な色は、
それほどまでに慄然たる衝撃を与え、脳を麻痺させる。
ナマニク(映画評論家)
◇ニコラス・ケイジが素晴らしい。
彼がアカデミー主演男優賞に輝く演技派であった事を再確認させられた。
彼のせいで(おかげで?)この映画は想像を絶する気持ち悪いものになった。
園子温(映画監督)
◇宇宙の彼方より到来した形なき何かの侵蝕を描くH・P・ラヴクラフトの最高傑作が、
時代を一八八〇年代から現代へと移し、死を告げる夜鷹の啼き声に乗ってスクリーン上に蘇る!
二〇一〇年代の映像技術がこれほどまでの肉薄を可能とした、「いかなる言葉でも言い表せない奇妙な色」に刮目せよ!
森瀬 繚(クトゥルー神話研究家、翻訳家)
『カラー・アウト・オブ・スペース―遭遇―』予告
【ストーリー】
大都市の喧騒を逃れ、閑静な田舎に移り住んだガードナー家。ネイサン(ニコラス・ケイジ)と妻テレサ(ジョエリー・リチャードソン)が夢に見た子どもたちとの理想の生活は、前庭への隕石の激突で終わりを告げる―。以来、一家は心と体に影響をおよぼす地球外変異体との闘いに明け暮れ、静かな田舎暮らしは極彩色の悪夢へと変わる…。
監督:リチャード・スタンリー
製作:SpectreVision『マンディ 地獄のロード・ウォリアー』
出演:ニコラス・ケイジ、ジョエリー・リチャードソン、マデリン・アーサー
原作:「宇宙(そら)の彼方の色 新訳クトゥルー神話コレクション5」H・P・ラヴクラフト訳=森瀬繚 星海社FICTIONS「宇宙からの色」(『ラヴクラフト全集4』所収)H・P・ラヴクラフト 大瀧啓裕訳 創元推理文庫
2019/ポルトガル、アメリカ、マレーシア/カラー/英語/111分
原題:Color Out of Space
配給:ファインフィルムズ 映倫:G
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