没後400年以上を経て、今もなお愛され続ける幾多の名作を世に送り出した英国の偉大な文豪、 ウィリアム・シェイクスピア(1564年-1616年)。『ヘンリー八世』上演中にグローブ座を焼き尽くした大火災の後に断筆し、故郷ストラ ットフォード・アポン・エイヴォンで過ごした知られざる最期の日々を、ロイヤル・シェイクスピア・カンパニー出身で、舞台はもちろん、 『ヘンリー五世』『から騒ぎ』『ハムレット』など映画でもシェイクスピア作品と深く関わってきたケネス・ブラナー監督・主演で映画化した『シェイクスピアの庭』がいよいよ3月6日よりBunkamuraル・シネマほか全国順次公開となります。
公開を前に、いち早く本作を鑑賞した各界の著名人から絶賛コメントが到着!
日本演劇界を代表する俳優・市村正親は、「偉大なシェイクスピアにこんな家庭環境があったとは目から鱗でした。時折出て来るシェイクスピアの戯曲の台詞に心ト キメク時を過ごさせて頂きました」と、「リチャード三世」「ハムレット」など数多くのシェイクスピア劇を演じてきた彼ならではの賛辞をおくり、また、2016年に上演され た「シェイクスピア物語」でエリザベス女王を演じた女優の十朱幸代は、「名画の様な光と影の美しい映像の中で、秘められた家族の想いがあふれる時、瞬きさえ惜しむ思いだった」と語り、「私の一番の好きな映画となる」と締めくくった。
また、幅広い世代から長年愛されつづける漫画「ガラスの仮面」の作者であり、シェイクスピアの「真夏の夜の夢」をエピソードに登場させた漫画家の美内すずえは、本作のとあるシーンに触れ、「人間シェイクスピアがリアルに迫ってくる」と評した。
そのほか、シェイクスピア作品の翻訳家の第一人者、松岡和子や、華道家の假屋崎省吾、フラワースタイリストの平井かずみ、銅版画家で、「シェイクスピアのソネット」(文藝春秋刊)の画を手がけた山本容子、タレントのIMALUなど、各界の著名人がいずれも熱い賛辞をおくっている。
【『シェイクスピアの庭』著名人コメント一覧】 ※順不同、敬称略
偉大なシェイクスピアにこんな家庭環境があったとは目から鱗でした。
時折出て来るシェイクスピアの戯曲の台詞に心トキメク時を過ごさせて頂きました。
ケネス・ブラナーとジュディ・デンチの夫婦最高!!
――市村正親(俳優)
名画の様な光と影の美しい映像の中で、
秘められた家族の想いがあふれる時、
瞬きさえ惜しむ思いだった。
心のひだを醸し出す深い演技に感動。
私の一番の好きな映画となる。
――十朱幸代(女優)
ソネットをサウサンプトン伯爵と二人で暗唱し合うあの場面に息がとまりました。
老いた姿がまぶしくて、詩の中に 1000 年、青年としてとどまる彼が素敵でした。
――山本容子(銅版画家/「シェイクスピアのソネット」<文藝春秋刊>画)
偉大なシェイクスピアの人生の物語は優しく、私たちに寄り添ってくれるような 物語でした。
監督、キャスト達が送るシェイクスピアへのラブレターのようにも感じました。
――IMALU(タレント)
シェイクスピアの全てを知り尽くしたケネス・ブラナーによる
人生最後を過ごした知られざる日々
人間味溢れ、絢爛豪華なキャストたちが本物とは何かを教えてくれる
これぞまさしく必見です!
――假屋崎省吾(華道家)
シェイクスピアが見ていたものを見たい、私はそう思いながら彼の戯曲を訳してきました。
この映画はそれを見せてくれます。シェイクスピアの悲しみも喜びも、とても美しく。
――松岡和子(翻訳家)
「ナメクジの退治の方法すら知らない」。
晩年のシェイクスピアが信奉者の男性から「あなたはこの世のすべてを知り尽くす」と言われて答えたのが、この言葉だ。
人間シェイクスピアがリアルに迫ってくる。
――美内すずえ(漫画家)
人の心が疲れた時、植物はいつも優しく癒してくれる。
それは、どんな時代に生きようと、どんな環境で育とうと、
どんな人であろうと関係なく。自分を見失った時、求めるただ一つのものは「愛」なのですね。
――平井かずみ (フラワースタイリスト)
『シェイクスピアの庭』予告
【STORY】
1613年6月29日、「ヘンリー八世」上演中にグローブ座を焼き尽くした大火災の後、断筆したウィ リアム・シェイクスピアは故郷ストラットフォード・アポン・エイヴォンの家族のもとへ戻った。20余年のあいだ ほとんど会うことのなかった主人の帰還に、8歳年上の妻アンと娘たちは戸惑いを隠せない。そんななかシェイクスピアは、17年前に幼くして亡くなった最愛の息子ハムネットを悼む庭を造ることを思い立つ。「この世のすべてを知り尽くす」と言われるシェイクスピアでさえ想像の及ばない、家族それぞれの思いとはーー。
監督:ケネス・ブラナー
脚本:ベン・エルトン
出演:ケネス・ブラナー、ジュディ・デンチ、イアン・マッケラン、キャスリン・ワイルダー、リディア・ウィルソン
2018年/イギリス/英語/101分/シネスコ/原題:ALL IS TRUE
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