32回東京国際映画祭の日本映画スプラッシュ部門にて上映された​、天野千尋監督による身近で起こりうるご近所トラブルから展開されていく、映画​『ミセス・ノイズィ』​(出演 :篠原ゆき子、大高洋子、新津ちせ ほか)。
本作は、2020年春に劇場公開されることが決定していたのですが、​東京国際映画祭での上映の反響を受け、急遽上映館の拡大が決まり、5月公開となります。

画像1: ©「ミセス・ノイズィ」製作委員会

©「ミセス・ノイズィ」製作委員会

“隣人トラブル”からマスコミやネット社会を巻き込んで
大きな騒動へ広がっていく・・・という衝撃的な展開で大きな反響

本作は、ささいなすれ違いから生まれた隣人同士の対立が、​マスコミやネット社会を巻き込んで、やがて2人の女の運命を狂わせる大事件へ発展していく​という物語。​
SNS炎上」や「メディアリンチ」​など、現代の社会事情も絡みつつ、後半思わぬ方向に事態が進んでいくサスペンスフルな展開は、最後まで目が離せません。子供のケンカから、国や民族の紛争や戦争まで、​あらゆる「争い」についての普遍的真理をテーマ​にした、天野監督によるオリジナル脚本の意欲作です。

主人公の小説家、吉岡真紀を演じるのは『共喰い』『湯を沸かすほどの熱い愛』などの​篠原ゆき子​。そして、隣人の若田美和子役は『どうしようもない恋の唄』の​大高洋子​、真紀の夫・裕一を長尾卓磨、美和子の夫・茂夫を宮崎太一、真紀の従兄弟・多田直哉を米本来輝、真紀の娘・菜子を「Foorin」のメンバー“ちせ”としても活躍中の​新津ちせ​が演じています。

画像2: ©「ミセス・ノイズィ」製作委員会

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監督・キャストからのコメント​も到着

【コメント】

◆篠原ゆき子
この映画は「最強災難隣人」と闘う話です。
本作のオファーをいただいた直後、美和子役である大高さんと道で偶然お会いするというミラクルが!「キャ〜篠原さ〜ん!」とガシッとハグしてくれた時の大高さんの圧倒的パワー、この映画は絶対に魅力的になると確信しました。そして、私が演じた真紀 は、猪突猛進、ガシガシがむしゃらな天野監督の姿そのものだと思いました。と思ったら、観賞後の私の家族曰く、真紀は私その ものだそうです...そうか...笑
兎に角、みんなでがむしゃらに作ったので宜しくお願いします。

◆大高洋子
初めて『ミセス・ノイズィ』の台本を読んだときに、心が震えたのを今でも思い出します。
私より一日クランクアップの早かった篠原さんの最後の撮影シーンで、彼女が夕闇の坂道をかけ降りていく姿をみて、泣けてきたのを思い出します。
みんな生きてるなぁ。
また明日一歩前に進もう、大事な人と。
この作品が、そんなチカラになったらうれしいです。

◆長尾卓磨
帰るところ。
家か、土地か、あるいは人であるか。国か。果たして帰るところなぞそもそも必要あるのか。実際あるのか。
でも、きちんと帰るところがあるから安心して遠くへ行ける。ということもあるかもしれない。
今回の撮影現場の、「渦中の家」に帰るのは毎度けっこうな楽しみでありました。
こわいものみたさに近い悦びを感じて。
この映画を観た方の帰り路が、往路とは少しでもちがう景色に見えていたら、とてもうれしく思います。

◆新津ちせ
菜子役を演じました、新津ちせです。
『ミセス・ノイズィ』の撮影はとても楽しかったです!
菜子は、自分の気持ちに素直に行動しようとする女の子です。でも、普段なら「やっちゃダメだよ」と言われてしまうようなことを菜子がやるシーンがあって、すごくドキドキしたのですが、天野監督が「思いっきりやっていいよ!」と言ってくださったので、めいっぱいやることができました。この映画を、ぜひ、たくさんの方に見てほしいです!

◆宮崎太一
この作品の台本を初めて読んだ時の衝撃と感動を今でもはっきりと覚えています。この映画に参加できて本当に幸せです。
いよいよ公開されます。ドキドキです。監督 スタッフ キャスト この映画公開に協力して下さった人達に感謝します。
皆さんの心に届きますように。

◆天野千尋監督
私たちの身の周りで、「争い」は絶えません。
友人や家族との身近なケンカから、国と国の戦争まで、あらゆる争いはどうして起きてしまうのか?と考え始めたことが、この映画の構想の始まりでした。
争いの果てにはおおよそ悲劇が待っている。それなのに、私たちはそれをやめられない。
スクリーンの中で起こるアイロニックな狂想曲を、ぜひ自分に重ねながら、体感して頂きたいです。

天野 千尋(あまの ちひろ)監督プロフィール
1982年生。約5年の会社勤めを経て、映画を撮り始める。ぴあフィルムフェスティバルをはじめ、国内外多数の映画祭に入選・ 入賞を果たす。主な監督作に『フィガロの告白』(12)、『どうしても触れたくない』(14)、『うるう年の少女』(14)など。

【STORY】
小説家であり、母親でもある主人公・吉岡真紀(36)。スランプ中の彼女の前に、ある日突如立ちはだかったのは、隣の住人・若 田美和子(52)による、けたたましい騒音、そして嫌がらせの数々だった。それは日に日に激しくなり、真紀のストレスは溜まる一 方。執筆は一向に進まず、おかげで家族ともギクシャクし、心の平穏を奪われていく。そんな日々が続く中、真紀は、美和子を小 説のネタに書くことで反撃に出る。だがそれが予想外の事態を巻き起こしてしまう。2人のケンカは日増しに激しくなり、家族や 世間を巻き込んでいき、やがてマスコミを騒がす大事件へと発展......。果たして、この不条理なバトルに決着はつくのかーー?!

【クレジット】
出演:篠原ゆき子 大高洋子
長尾卓磨 新津ちせ 宮崎太一 米本来輝
洞口依子 和田雅成 田中要次 風祭ゆき
監督・脚本:天野千尋
制作:ヒコーキ・フィルムズ インターナショナル/メディアプルポ
企画協力:アクターズヴィジョン
配給:アークエンタテインメント
特別協力:アミューズメントメディア総合学院

2019年|106分|日本
©「ミセス・ノイズィ」製作委員会

公式Twitter ​
https://twitter.com/MrsNoisy_movie

2020年5月 TOHOシネマズ日比谷、新宿武蔵野館他全国公開

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