3/6(金)から3/15(日)に開催されます第15回大阪アジアン映画祭のオープニング作品、クロージング作品が決定しました。

オープニング作品には、リー・シンジエ(李心潔)主演、阿部寛出演でおくるトム・リン(林書宇)監督のマレーシア映画『夕霧花園(原題)』(英題:The Garden of Evening Mists)、そしてクロージング作品には、松林うらら出演・プロデュース、中川龍太郎監督、穐山茉由監督、安川有果監督、渡辺紘文監督による連作スタイルの⻑編映画『蒲田前奏曲』に決定しました。

画像: 大阪アジアン映画祭-オープニングは『夕霧花園(原題)』!クロージングは、松林うらら出演・プロデュース-中川龍太郎、穐山茉由、安川有果、渡辺紘文の4監督『蒲田前奏曲』!

オープニング作品
『夕霧花園(原題)』トム・リン監督

画像: (c)2019 ASTRO SHAW, HBO ASIA, FINAS, CJ ENTERTAINMENT ALL RIGHTS RESERVED

(c)2019 ASTRO SHAW, HBO ASIA, FINAS, CJ ENTERTAINMENT ALL RIGHTS RESERVED

第二次世界大戦後、再びイギリスの植⺠地となったマラヤ(現マレーシア)では、独立をめぐり不穏な情勢が続いていた。ユンリン(リー・シンジエ)は、今は亡き妹の夢である日本庭園を造るため、有名な日本人庭師の中村有朋(阿部寛)を訪れる。有朋は依頼を断るが、現在造っている庭園“夕霧花園”で自分の見習いをしながら庭造りを学ぶことを提案する。仕方なく見習いを始めたユンリンだったが、深い信念を持って庭造りに打ち込む、どこかミステリアスで孤独な有朋に惹かれていき...。それから約 30 年後、ユンリン(シルヴィア・チャン)は、再び“夕霧花園”を訪れる。有朋の真実を知るために...。

マレーシア出身の作家、陳團英(TAN Twan Eng)の英文小説で、英ブッカー賞最終候補作にもなった「The Garden of Evening Mists」を原作とする本作は、HBO アジアが製作の一翼を担い、様々な国・地域からスタッフとキャストが招聘された国際的な作品。
監督は、OAFF2014 で審査委員も務めた台湾映画界の俊英、トム・リン。『九月に降る風』(原題:九降風)、 『星空』(OAFF2012)、『百日告別』と全⻑編作品が日本でも劇場公開され、高い評価を得ている。
主演は、マレーシア出身で香港・台湾映画界をメインに活するリー・シンジエ(英語名:アンジェリカ・リー)(『夢遊 スリープウォーカー』(原題:夢遊 3D)、『あなたを、想う。』(原題:念念))、そして、硬派な役からコミカルな役まで縦横無尽に演じる人気実力派俳優の阿部寛(『テルマエ・ロマエ』、『HOKUSAI』2020 年 5 月公開予定)が出演。さらに、台湾を代表する女優であり、近年は監督としての活躍も目覚ましいシルヴィア・チャン(張艾嘉)(『あなたを、想う。』監督、『妻の愛、娘の時』(原題:相愛相親)監督兼出演)が老いたユンリンを演じている。
2019 年 11 月に開催された台湾の第 56 回金馬奨では、作品賞、監督賞、主演女優賞をはじめとする 9 部門にノミネートされた。
3/6(金)、梅田ブルク7にて日本初上映となります。

2019 年/マレーシア/120 分/
監督:トム・リン(林書宇)
出演:リー・シンジエ(李心潔)、阿部寛、シルヴィア・チャン(張艾嘉)他
提供:マクザム、太秦
配給:太秦
(c)2019 ASTRO SHAW, HBO ASIA, FINAS, CJ ENTERTAINMENT ALL RIGHTS RESERVED

クロージング作品
『蒲田前奏曲』

画像: クロージング作品 『蒲田前奏曲』

日本映画界の最若手世代のなかで、今、最も注目されている 4 人の監督が連作した⻑編映画。
蒲田に住む売れない女優マチ子を主軸に、マチ子の周りの人間模様を通して、”女”であること、”女優”であることを求める社会への皮肉をコミカルに描く。

監督には日本映画界の若手実力派監督が集結。最新作『静かな雨』が釜山国際映画祭上映、東京フィルメックス観客賞受賞など、国内外の注目を集める中川龍太郎、『Dressing Up』(第 8 回 CO2 助成作品、OAFF2012) で日本映画プロフェッショナル大賞新人監督賞受賞の安川有果、⻑編デビュー作『月極オトコトモダチ』が MOOSICLAB グランプリ受賞、東京国際映画祭上映の穐山茉由、最新作『叫び声』が東京国際映画祭日本映画スプラッシュ 部門監督賞に輝いた渡辺紘文(大田原愚豚舎)が務める。
『飢えたライオン』で主演を務め、舞台、TV ドラマなどでも活 躍する松林うららが自身の地元である蒲田を舞台にプロデュースし、自らも出演。また、伊藤沙莉(『タイトル、拒絶』)、瀧内公美(『火口のふたり』)など、旬の俳優が名を連ねる。
今作は全国公開に先がけ、3 月 15 日(日)、ABC ホールにて世界初上映、2020 年秋から全国順次公開予定。

第1番「蒲田哀歌」<大過去>
監督:中川龍太郎
出演:古川琴音、須藤蓮、松林うらら

オーディションと食堂でのアルバイトの往復で疲れ果てている売れない女優、マチ子。ある日、彼氏と間違われるほど仲の良い弟から彼女を紹介されショックを受ける。だが、その彼女の存在が、女として、姉として、女優としての在り方を振り返るきっかけとなる。

第2番「呑川ラプソディ」<現在>
監督:穐山茉由
出演:伊藤沙莉、福田麻由子、川添野愛、和田光沙、松林うらら、葉月あさひ、山本剛史

アルバイトをしながら女優をしているマチ子。大学時代の友人 5 人と久々に女子会をするが、独身チームと既婚チームに分かれ、気まずい雰囲気に。そこでマチ子は蒲田温泉へ行くことを提案する。5人は仕事、男性のことなどを話し合い、 次第に隠していたものが丸裸になっていく。

第3番「行き止まりの人々」<過去とトラウマ>
監督:安川有果
出演:瀧内公美、大⻄信満、松林うらら、吉村界人、二ノ宮隆太郎、近藤芳正

映画のオーディションを受けたマチ子。セクハラや metoo の実体験やエピソードがあれば話すという内容だったが、皆、思 い出すことに抵抗があり、上手く演じられない。そんな中、マチ子の隣にいた黑川だけは迫真の演技を見せる。マチ子は黑川と共に最終選考に残ったが...。

第4番「シーカランスどこへ行く」<未来>
監督:渡辺紘文(大田原愚豚舎)
出演:久次璃子、渡辺紘文

マチ子の実家は大田原にある。大田原に住む親戚の小学 5 年生のリコは、大田原でとある映画の撮影現場にいる。とある監督が撮影現場にやってきて...。
渡辺紘文監督ならではの視点で東京中心主義、映画業界、日本の社会問題批判を皮肉に表現し描く。

詳細は下記より

This article is a sponsored article by
''.