2019年の夏、台湾で起きた殺人事件がきっかけとなって、香港では半年間に及ぶ一般市民と香港政府との間で抗争が続く。香港政府は抗争の当初から公権力を楯に、警察の逮捕権の濫用、反社会的勢力との結託等、香港市民による民主と自由を求める声への弾圧を繰り返している。この高圧的な弾圧によって、政府は香港市民の自由を抑圧しようとしたものの、逆に香港人の自由と民主を追求する熱い魂を解放してしまった。その民主運動の中で香港人は世界に対して、彼らの公民意識とその無限の創造力を見せてきた。6ヶ月に及ぶ抗争の中で香港人は、デモ、集会、音楽、パブリシティ等芸術的で創作的な方法で権力者に「民主」という普遍的価値を追求する決心を示した。
( Lady Liberty Hong Kong)
In June 2019, a homicide case in Taiwan sparked off debate on the amendment of the Extradition
Bill, which eventually led to the Summer of Liberty in Hong Kong, one of the most long-lasting
pro-democratic movements in the city's history. The local Government, backed by the Chinese
Community Party, responded to the demand for democracy with authoritarianism, Police brutality,
and gangster-led assault on peaceful protesters. Over the past 6 months, the resilient citizens demonstrated to the world the quality of the civil participation in Hong Kong but also their determination for liberty and democracy through flash-mob street protests, mass assembly, but also with campaign songs, aesthetic posters on Lennon Wall around cities.
( Lady Liberty Hong Kong)
2019年夏天,因為一宗發生於台灣的殺人案,香港掀起了長達半年之久的逆權抗爭。至今,香港政府一次又一次以強權、警方的濫捕、或黑幫勢力,以圖令香港人爭取自由民主的市民禁聲。在高壓的氣氛下,政府抑制了香港公民社會的自由,但却釋放了港人熱切追求自由民主的靈魂。這場運動當中,香港人除了向世界展示其公民意識外,亦向世人宣示他們無盡的創意。歷時六個月的抗爭中,香港人以遊行、集會、以及音樂、文宣等不同的藝術創作方式向當權者表達他們追求民主普世價值的決心。
( Lady Liberty Hong Kong)
2019年国際芸術祭「あいちトリエンナーレ2019」(津田大介芸術監督)の企画展にて「表現の不自由展・その後」が開催された。「表現の自由」は現代社会において民主主義の基本的人権となる概念である。その基本的人権が不当にも公的機関によって、展覧会自体が中止に追い込まれた。 その後10月8日に再開されたものの、僅か7日間で展示自体は終了した。しかし展覧会自体は文化庁の補助金不交付となり未解決である。展覧会自体の資金の援助を差し止める行為自体が「芸術の表現」に国家が介入することと同じであり、まさに芸術・文化への経済的制裁と何ら変わらない行為と言わざるをえない。日本で起きた「表現の不自由」と香港で起きている「生きることの不自由」に共通するものは民主主義の根幹を成す「市民へ」の脅威である。香港で起きていることの問題を私たち(日本人)の問題として捉えみることも必要とし、「香港の不自由展」を開催した。
(Gallery Q)
“Free Hong Kong Democracy Now” Exhibition
27th (mon.) Jan. - 15th (sat.) Feb. 2020
Organizer: Lady Liberty Hong Kong
Gallery Q
「香港の不自由展」
2020年1月27日(月)- 2月15日(土)
時間:11:00~19:00 最終日 17:00 日曜日休廊
主催:Lady Liberty Hong Kong
ギャラリーQ
住所:104-0061 東京都中央区銀座1-14-12-3F
時間:11:00~19:00 最終日17:00 日曜日休廊
作品