2018年に台湾で公開され、国内映画興収ランキング1位を記録し、社会現象となったメガヒット恋愛映画「比悲傷更悲傷的故事(原題)」が、日本公開タイトル『悲しみより、もっと悲しい物語』として4月3日(金)より新宿武蔵野館他 全国順次公開されます。
2009年に大ヒットしたクォン・サンウ主演の韓国映画「悲しみよりもっと悲しい物語」の台湾リメイク版となる本作は、第23回釜山国際映画祭でワールドプレミアとして上映されると5000人の観客が会場で号泣し、台湾での劇場公開初日では観客が詰めかけ2018年国内映画興行収入第1位を記録し、空前のメガヒットとなりました。さらに、中国で台湾映画として史上初めて興行収入第1位に輝き、シンガポールとマレーシアでも2018年アジア映画興行収入第1位をたたき出しセンセーションを巻き起こすなど、アジアを席巻した話題の作品です。
解禁されたキービジュアルでは、相手の幸せだけを願い、その愛ゆえにすれ違ってしまう主人公K(リウ・イーハオ)とクリーム(アイビー・チェン)の笑顔で向き合いながらも、決して交わらない目線を交わす二人の“悲しみより、もっと悲しい”物語の切なく、純粋な愛情を感じさせています。
家族を失った孤独と悲しみの中、16歳で出会ったKとクリームは、一緒に暮らしてきた親友であり唯一の家族だったが、自分の余命が残りわずかと知ったKは、愛するクリームが二度と孤独と悲しみの中で生きることがないように、密かに“準備”を始めるのです、、、病に侵されながらも、愛する人のために生きるKを演じたのは、『私を月に連れてって』のリウ・イーハオ。そして、Kへの複雑な恋心に揺れるクリーム役には『軍中楽園』で金馬奨最優秀助演女優賞にノミネートされたアイビー・チェンがナチュラルに演じています。そして、金馬奨最優秀オリジナル映画歌曲賞にノミネートされた本作の主題歌『ある悲しみ』を、台湾を代表する歌姫A-Linが歌い、Kとクリームの悲恋を紐解く重要な役柄として本人役を演じ、映画初出演を果たしているのも注目です。
【ストーリー】
若くして天涯孤独になった音楽プロデューサーのK(リウ・イーハオ)と交通事故で家族を亡くした作詞家のクリーム(アイビー・チェン)は、高校一年生のとき学校のグラウンドで運命的な出会いをした。身寄りのない2人はやがて一緒に生活するようになり、互いに恋心を胸に秘めながらこの世でかけがえのないパートナーとして時を重ねていた。だが、Kは頑なにクリームに気持ちを伝えずにいた。自身の白血病が悪化し始めていたからだ。余命僅かだと知ったKは、自分がいなくなってもクリームが幸せに生きていけるよう別の男性に彼女を託すことにした。
クリームの結婚を無事に見届け、目的は果たされたかに思えた――が、そこには思いがけないもう一つの“物語”があった……
2018年/台湾/中国語/106分/シネスコ/原題:比悲傷更悲傷的故事/英題:More than Blue 映倫=PG12
配給:ハーク