メキシコとの国境沿いにある寂れた村に、棺桶を引き摺る一人の男がやってきた。
謎に満ちた男の名はジャンゴ。メキシコ革命軍と元南軍兵士の抗争に巻き込まれなぶり者にされていた女マリアを助けることにより報復の矛先となるジャンゴ。秘められた過去を背負う男の棺が開くとき、死闘の火蓋が切って落とされる!
『続・荒野の用心棒』が1966年の日本初公開から半世紀を経てデジタル・リマスター版となり1月31日よりシネマート新宿ほか全国公開となります。
日本公開に際し、新たに令和版予告映像が完成しました
本作は、セルジオ・レオーネと共にマカロニ・ウェスタンを牽引したセ ルジオ・コルブッチが1966
年に製作した、いわずと知れた不朽の名作。
お行儀の良いハリウッドの西部劇とは全く異なる、言ってしまえば荒唐無稽なまでに強烈で残酷な描写と、娯楽優先主義で大ヒットした伝説の作品です。今回上映となるのは2018年にチネテカ・ディ・ボローニャにてオリジナルネガから4Kスキャン・レストアされた必見のバージョン。
予告編で確認できる通り、底なし沼の深さや粘り気、覆面の赤、そしてタランティーノがオマージュを捧げた『レザボア・ドッグス』耳切断シーンの本家本元が鮮明に!
後半はおなじみ大ヒット曲「さすらいのジャンゴ」が流れ、大殺戮のなかに男の哀愁が染み入る!
死の影を背負った流れ者のガンマン“ジャンゴ”を演じたのは、本作を機に百本以上の映画に出演することに なったフランコ・ネロ。
反骨心と虚無感、粘り強さと体制に立ち向かうジャンゴの姿に世界中の若者が憧れ、今も語り継がれる究極のヒーローと成りました。なかでもクエンティン・タランティーノは『ジャンゴ 繋がれざ る者』で本作のオープニング・クレジットをそのまま再現してみせ、『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』ではコルブッチの名前を引用してみせた通り、筋金入りのリスペクトぶり。
これぞ元祖パンク&アンチクライスト映画の決定版です!
マカロニ・ウェスタンの傑作
『続・荒野の用心棒』令和版予告
監督・原案・脚本:セルジオ・コルブッチ
撮影:エンツォ・バルボーニ
音楽:ルイス・エンリケス・バカロフ 主題歌:ロッキー・ロバーツ
出演:フランコ・ネロ、ロレダナ・ヌシアク、エドゥアルド・ファヤルド、ホセ・ボダロ、ジミー・ダグラス、アンヘル・アルヴァレス
提供:キングレコード
配給:コピアポア・フィルム
【1966年/イタリア・スペイン/93分/カラー/ビスタサイズ/DCP/原題:DJANGO】
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