デニス・ホッパー監督『ラストムービー』と同時公開となる『デニス・ホッパー/狂気の旅路』が、12 月 20 日(金)より新宿シネマカリテにて公開されます。
俳優、映画監督、写真家、アートコレクター・・・いくつもの顔を持つデニス・ホッパーの“右腕”だった男の視点で、デニス・ホッパーの激動の半生をたどるドキュメンタリー。監督自らが編集した特別予告編が到着!!
2010年に亡くなったデニス・ホッパーは、その破天荒さと無謀さで、 ハリウッドを追放されたアメリカの問題児にして異端者、そしていくつもの顔を持つ男でもあった。
ジェームズ・ディーンの後継者とも言われた、危うげな魅力を放つ個性派俳優。初監督作『イージー★ライダー』(69)でアメリカン・ニューシネマを牽引し時代の寵児となった後、監督2作目『ラストムービー』(71)では、最終編集権を含む完全なクリエイティヴの自由を得て、念願の企画を映画化、しかしこの映画によってハリウッドを追放されることとなった映画監督。
また、60年代には写真家としても活躍し、当時のアートシーンの若手アーティストであったアンディ・ウォーホルらとも親密な交流があった。美術コレクターとしても知られ、多くの作品を所有。
建築家のフランク・ゲーリーが設計した自宅にはそれらが所狭しと飾られていた。
明かされる『ラストムービー』創作の裏側、俳優として出演した『地獄の黙示録』『アメリカの友人』『ブルーベルベット』などの貴重なエピソードの数々。
本作は、そんなデニス・ホッパーに憧れ、取り憑かれた1978年生まれのニック・エベリング監督が、同じくホッパーに魅了され約40年にわたりホッパーの右腕だった男サティヤ・デ・ラ・マニトウと共に、 ホッパーと縁の深い多くの友人知人たちを訪ねるドキュメンタリー。
登場するのは、デニス・ホッパーの実の弟デヴィッドから、『アメリカの友人』(77)で彼を起用したヴィム・ヴェンダース、『ブルーベルベット』(86)で俳優デニス・ホッパーの再評価を決定づけたデヴィッド・リンチ、建築家のフランク・ゲーリー、画家であり映画監督のジュリアン・シュナーベル、美術作家のエド・ルシェなど。彼らの証言、 そしてエベリング監督が渉猟した貴重な未公開映像をもとに構成されている。
この度、解禁となった予告編は、エベリング監督が自ら編集。
『ラストムービー』の舞台となったペルーのチンチェロを、そのサティヤが再び訪れるシーンから始まり、『ラストムービー』は勿論のこと、ヴィム・ウェンダース 『アメリカの友人』(77)、フランシス・F・コッポラ監督『地獄の黙示録』(79)のホッパーの登場シーン、『ブルーベルベット』(86)撮影時のデニス・ホッパーと監督のデヴィッド・リンチの姿、さらにはホッパーの自宅のアートコレクションも垣間見ることができる。
デニス・ホッパーの激動の半生をたどるドキュメンタリー
『デニス・ホッパー/狂気の旅路』予告
2017 年|アメリカ映画|カラー|16:9|DCP|101 分|原題:ALONG FOR THE RIDE
監督:ニック・エベリング
製作:ニナ・ヤン・ボンジョヴィ、シェリー・アン・ティンモンズ
出演|デニス・ホッパー(アーカイブ映像)、サティヤ・デ・ラ・マニトウ、デヴィッド・ホッパー、ステラ・ガルシア、ジュリー・アダムス、フランク・ゲーリー、ヴィム・ヴェンダース、デヴィッド・リンチ、エド・ルシェ、ジュリアン・シュナーベル
ALONG FOR THE RIDE LLC, © 2017