来日記者会見
前日の大熱狂に包まれたジャパンプレミアに続いて、12日(木)キャスト・監督陣による記者会見が行われました。会見場には500名を超えるカメラがかけつけ、いよいよ公開となる完結編の全貌がキャスト・スタッフから直接語られた!
冒頭ではデイジー・リドリーはじめジョン・ボイエガやオスカー・アイザックから完結編が公開することへの喜びと同時に、最高のキャストやスタッフとの別れを惜しみ「まだ終わってほしくない!」と寂しさもにじませた。J.J.エイブラムスからは「2年以上かけて作り上げた作品をようやく見て頂けるのが楽しみです。ここにいるキャスト達の演技に加え、さらにILMの映像技術もかつてないほど最高の仕上がりとなっています。」と完結編への自信を語った。また唯一全てのSW作品に出演しているアンソニー・ダニエルズは、「この作品は今までの作品とは違い、9作品全ての中で最も重要な作品です。J.J.とクリスがとても素晴らしい作品を作ってくれました。」と完結編の出来栄えに太鼓判をおした。
デイジーが明言!「レイの出生の謎が完結編で明かされる」
そしてこの日最も会場がどよめいたのは、取材記者からレイ役のデイジー・リドリーに対して「レイの出生に関する謎は明かされるのか?」という物語の核心をついた質問に、デイジーがはっきりと「明かされます。」と答えた瞬間だった。
デイジーは「前作『最後のジェダイ』が終わった時に、私はレイがまだ自身の出生の謎についてフラストレーションを抱えているのではないかと感じていました。今作でレイが求めていたその謎が明らかになります。」と言い切った。
「スター・ウォーズ」シリーズが長きにわたり家族の愛と喪失を描いてきたものであるだけに、レイの出生の謎についてはファンの間でも数々の憶測が飛び交っており、今回の完結編でいよいよその謎が明かされることが明言され、会場から驚きと興奮の声があがった!
C‐3POはSWの42年の歴史を紡ぐ糸―。
「最後にもう一度だけ」のセリフの意味は!?
予告編での意味深な発言が注目を集めているC‐3PO役のアンソニー・ダニエルズは、その発言の真意を質問されると、アンソニーは「これはとても美しいセリフです。撮影時の現場もとても感動的な雰囲気でした。友人たちへのお別れの意味にも、もしくは皆さんへのお別れの意味かもしれませんが、その謎の真相はもうまもなく明らかになります。もう少しだけ待っていてください と。」と語った。そんなアンソニーにJ.J.エイブラムスは「彼こそがレジェンドであり、C‐3POは最初にSWに登場したキャラクターであり、作品の笑いのトーンを教えてくれる存在でもあります。そんな役柄を顔を見せずに演じ切る彼の演技力はとても素晴らしものなのです。」とシリーズ1作目から出演しているアンソニーへの称賛をおくると会場からは自然と拍手が起こった。また「C3‐POこそが真の悪役なのでは?」という質問にアンソニーは「C‐3POは42年間のSWの歴史を紡いできた糸であり、同じく闇も紡がれてきたのかもしれません。彼の金ピカの見た目は闇の隠れ蓑なのかもしれませんね。」とユーモアたっぷりに語る一面もあった。
J.J.エイブラムスが明かす本作への日本の影響
また、「スター・ウォーズ」シリーズはかねてから日本の文化に影響を受けたものが多く登場しており、J.J.エイブラムスも『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』を監督した際に、日本の<高田馬場>にインスピレーションを受けて<タコダナ>という惑星を登場させている。そんな監督に「本作でも日本に影響を受けたものが登場しますか?」という質問がよせられると、監督から「予告編に登場するカイロ・レンの壊れたマスクを修復する場面は、日本の伝統的な修復技法である<金継ぎ>にインスピレーションを受けています。傷を(隠すのではなく)活かすという意味があります。また本作に登場する<レン騎士団>も黒澤明作品からの影響が強く、さらに僕の友人でもある村上隆さんも本作に出演しています。」と、完結編にも日本に影響を受けたものが数多く登場することが明らかとなり、
最後に監督のJ.J.エイブラムスから「日本の皆さんの熱意に感謝します。」と語った後に日本語で「ありがとうございます」と挨拶があり記者会見は幕を閉じた。まもなく日米同時公開となる完結編について、来日したキャスト・スタッフの口から重要な情報が次々と明らかとなり、完結編の全貌が明らかとなる瞬間へのカウントダウンが始まった!
長きに渡り語り継がれてきた伝説の<完結編>、終わりが始まる。
スカイウォーカー家を中心とした壮大な物語の結末とは?『スタ ー・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』は12月20日(金)全国公開。
「スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け」最後の予告篇
【STORY】
数々の金字塔を打ちたて、エンターテイメント史において伝説と呼べる唯一の映画「スター・ウォーズ」。時代の寵児となったJ.J.エイブラムスが再び監督を務め、スカイウォーカー家の“家族の愛と喪失”の物語は、ついに42年に渡る歴史に幕を下ろす。祖父ダース・ベイダーの遺志を受け継ぎ、銀河の圧倒的支配者となったカイロ・レン。伝説のジェダイ、ルーク・スカイウォーカーの想いを引き継ぎ、わずかな同志たちと立ち上がるレイ。スカイウォーカー家を中心とした壮大な<サーガ>の結末は、“光と闇”のフォースをめぐる最終決戦に託された――。
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
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