11月1日(金)より『不実な女と官能詩人』がヒューマントラストシネマ渋谷、シネ・ リーブル梅田にて公開されます。
作曲家ドビュッシー、小説家ジッド、詩人オスカー・ワイルドなど高名な芸術家たちと交友を結び、影響を与えたと言われるフランス象徴主義の詩人ピエール・ルイス。
生涯で2,500人以上の女性と関係を持ったと言われ「エロスの祭司」とも称された彼の死後、自身が撮影したと思われる大量のポルノ写真が見つかる。そしてなんとそのモデルのうちの1人は、 著名な詩人ジョゼ・マリア・ド・エレディアの次女で、親友の妻だったマリーその人だった。
道ならぬ恋におちた2人はどのように出会い関係を結んでいったのか、そしてなぜピエールは女性の痴態を撮影し続けたのか。フランス文学史にその名を刻む異端の詩人、その秘められた愛と官能の物語が本作を通してついに明らかとなります!
主演を務めたのは『英雄は嘘がお好き』『パリの家族たち』などに出演し注目を集めるノエミ・メルラン。そして稀代のプレイボーイ、ピエー ル・ルイスを演じるのは『ポリーナ、私を踊る』などで知られるニールス・シュネデール、とフランスの次代を担う若手スターが共演。
つややかに者祟りを彩っています。監督は新進気鋭の女性監督ルー・ジュネ。
これは単なる官能の物語ではなく、女性が不自由な時代に自由に生きたいとねがった一人の人間の人生の記録でもあります。
『不実な女と官能詩人』予告映像が完成!
【STORY】
19世紀、パリ。著名な詩人ジョゼ・マリア・ド・エレディアの次女マリーは、新進気鋭の詩人ピエール・ルイスと恋に落ちる。 しかし、2人の思いを知ってか知らずか、良心は金銭的理由から同じくマリーに思いを寄せていたピエールの親友で貴族出身の詩人アンリ・ド・レニエとの結婚を決めてしまう。打ちひしがれたピエールはアルジェリアに渡り、女性の痴態・官能美を写真に収めることに情熱を傾け退廃的な生活を送る。アンリの一方的な思いだけが結べつけたマリーの結婚生活もまた、味気なく乾ききったままだった。1年後、ピエールが帰国したとの噂を聞きつけ、マリーはたまらず彼のもとに駆けつける。「あなたと結婚したかった」ーーマリーが発した言葉、それが彼女とピエールの長い長い情交の始まりだった。セックス、文学、そして官能的な写真の数々。2人の奔放な関係は周囲の人々を巻き込み、思いも寄らない方向へ転がり始めてゆく。
【キャスト】
ノエミ・メルラン『英雄は嘘がお好き』『パリの家族たち』 ニールス・シュネデール『ポリーナ、私と踊る』『KOKORO』『ダリダ〜あまい囁き〜』 バンジャマン・ラヴェルネ『セラヴィ!』、スカリ・デルペラト『シェフと素顔と、美味しい時間』
監督:ルー・ジュネ
脚本:ラファエル・デプレシャン『パパは奮闘中!』、ルー・ジュネ
撮影:シモン・ロカ 音楽:アルノー・ルボチーニ『BPM ビート・パー・ミニット』
2019年/フランス/フランス語/ビスタ/5.1ch/105分/原題:CURIOSA/字幕翻訳:横井和子/レイティング:R18+
配給:クロックワークス
©CURIOSA FILM