現在、セクハラとジェンダー問題を中心テーマにした映画が注目を集めています。舩橋淳監督の最新作『些細な こだわり』は、ドキュメンタリーでは撮影できないセクハラの現場を、実在した事件を取材し、それをベースに作られた話題の劇映画です。

画像: motion-gallery.net
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この『些細なこだわり』が掘りさげるテーマについて語り合うトークイベントが、開催されます。

かつて朝日新聞出版AERA初の女性編集長で、女性の生き方、働き方の問題に取り組んできたジャーナリスト・ 浜田敬子さん。LGBTと社会を繋ぐ「場づくり」を続けているアクティビスト・松中権さん。セクハラ、SOGIハラの問題を正面から扱った初の日本映画「些細なこだわり」の舩橋淳監督と伊達浩太朗プロデューサーが徹底討論いたします。

ジェンダー・イコーリティー=ジェンダー平等が、世界110位のニッポン。先進国中で最下位です。 職場でのセクハラ、パワハラ、SOGIハラがメディアに出ない日はほとんどありません。ジェンダーへの社会意識が、まだまだ発展途上なこの国で、一人でも多くの人にこの問題について考えていただきたいと思います

日時:10 月 22 日(火)15:00 開場 15:30 開始 (17:00 終了予定)
会場:下北沢アレイホール (東京都世田谷区北沢 2-24-8 下北沢アレイビル 3F)
主催:映画『些細なこだわり』制作チーム

入場:無料
※会場が満員の場合、ご入場をお断りさせていただく場合がございます。何卒ご了承ください。

●登壇者

浜田 敬子(BUSINESS INSIDER JAPAN統括編集長/AERA元編集長)

朝日新聞社に入社後、前橋支局、仙台支局、週刊朝日編集部を経て99年からAERA編集部。AERA初の女性編集長。2016年より朝日新聞社総合プロデュース室プロデューサーとして、「働く×子育てのこれからを考える」 プロジェクト「WORKO!」や「働き方を考える」シンポジウムなどをプロデュース。2017年よりビジネスインサイダー日本版統括編集長に就任。「羽鳥慎一モーニングショー」や「サンデーモーニング」などのコメンテーターや、ダイバーシティーや働き方改革についての講演なども行う。著書に『働く女子と罪悪感』(集英社)。

松中権(LGBT アクティビスト/認定 NPO 法人グッド・エイジング・エールズ代表)

1976 年、金沢市生まれ。一橋大学法学部卒業後、電通に入社。海外研修制度でニューヨークの NPO 関連事業に携わった経験をもとに、2010 年 NPO法人を仲間たちと設立。2016 年第 7 回若者力大賞
「ユースリーダー賞」受賞。2017 年 16 年間勤めた電通を退社し、二足のわらじから NPO 専任代表 に。LGBTと社会をつなぐ場づくりを中心としたこれまでの活動に加え、日本全国のLGBT のポート レートを Leslie Kee が撮影するプロジェクト「OUT IN JAPAN」や、2020 年に向けたプロジェクト 「プライドハウス東京」等に取り組む。

舩橋淳(映画『些細なこだわり』監督)

東京大学卒、ニューヨークで映画制作を学ぶ。『ビッグリバー』(2006、主演オダギリジョー)『フタバから遠く離れて』(2012)『桜並木の満開の下に』(2013、主演臼田あさ美)など5作連続ベルリン国際映画祭へ正式招待 の快挙。
他に「小津安二郎・没後50年隠された視線」、「道頓堀よ、泣かせてくれ!DOCUMENTARY OF NMB48」など。近作は「ポルトの恋人たち 時の記憶」(2018,主演柄本佑はキネマ旬報最優秀男優賞)。

伊達浩太朗(映画『些細なこだわり』プロデューサー)
映画プロデューサー。NPO 法人 独立映画鍋事務局長。東京大学を卒業後、製造業にて研究開発・研究企画に従事。太田信吾監督『解放区』(10/18(金)より公開)、宮崎大祐監督『大和(カリフォルニア)』、富田克也監 督『サウダーヂ』など。

【映画『些細なこだわり』とは?】
ある巨大ホテルチェーンの職場で起きたセクハラ事件。事件をきっかけに、接客係、フロント、マネージメント、広報で働くホテル従業員たちの関係に亀裂が入る。そのとき、彼らの中にあった恋愛関係、互いに憧れていた男女、互いに認め合ってきた上司と部下の関係、同僚同士の関係にも亀裂が入り、「正しい男女の距離感って、いったい?」と現場全体がぎくしゃく。みなが神経過敏に陥ってし
まう...。

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