1998年フランスで開催されたワールドカップでの並外れた巨大なショーを含む、天才イヴ・サンローランの珍しい舞台裏を2001年までの3年間追いかけたオリヴィエ・メイロー(Olivier Meyrou)監督のドキュメンタリー『Celebration』の海外予告です。
イヴ・サンローランはすでに劇映画としては、“公式”伝記映画としての『イヴ・サンローラン』 (14)と、公式とはされなかったギャスパー・ウリエルがサンローランを演じているベルトラン・ボネロ監督『サンローラン』（14）の2本があります。
そしてドキュメンタリーとしてもピエール・トレトン監督の『イヴ・サンローラン』（10）が映画化されていますが、今作はそれらより前に制作され、2007年のベルリン国際映画祭で初演され、その後、伝説のデザイナーを育て上げたビジネスパートナーであり、かつて恋人でもあったピエール・ベルジェによって上映の承認が下りず、封印されていた伝説の作品です。
サンローランの死から10年以上となり、ベルジェが2017年に亡くなったことにより、再構成されての上映が可能となったという曰くつきの作品です。
2002年の引退の寸前まで追いかけたこのドキュメンタリーで「イヴ・サンローランを撮影しようとするのは、2人の異なるキャラクターを同時に撮影しようとするようなものです」「一方に、歴史的な人物がいます。もう一方では、衰退した体力の男性が、今でも執拗に働いています。 この状況を反映するには、視覚的なテクスチャが必要でした。 その後、白黒とカラーフィルムを交互に使用するというアイデアを思いつきました。」と語っている。
出演は、イヴ・サンローラン、ピエール・ベルジェのほかカトリーヌ・ドヌーブ、レティシア・カスタなども出演している。
世界のファッションの最も創造的であった時代の中で、深く特異な男性の2人の間の複雑な関係を描いている。
日本公開は未定。
天才ファッションデザイナーイヴ・サンローランのドキュメンタリー
『Celebration』海外予告
Celebration: Yves Saint Laurent - Official Trailer
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