映画『日日是好日』『セトウツミ』『さよなら 渓谷』で知られる⻤才・大森立嗣監督による オリジナル最新作『タロウのバカ』が、9 月 6 日(金)よりテアトル新宿ほかにて全国公開中です。
公開 3 日目となる 9 月 8 日(日)にテアトル 新宿で公開記念舞台挨拶が行われ、YOSHI、 菅田将暉、仲野太賀、植田紗々、豊田エリー、大森立嗣監督が登壇致しました。
本イベ ントのご報告レポートをご紹介します!
■日時:9 月 8 日(日)18:05-18:35 上映後
■会場:テアトル新宿 (新宿区新宿 3-14-20 新宿テアトルビル B1F)
■登壇者:YOSHI,菅田将暉,仲野太賀,豊田エリー,植田紗々,大森立嗣監督
『タロウのバカ』は、社会からはじき出された少年 3 人の、ピュアで過激で乱暴な疾走を描いたアナーキーな問題作。
約 200 席の満席になった会場の観客に対し映画初主演のYOSHIは公開後の反響について「すごいことになっているらしい。ネットで書き込みを毎日見ているけれど、僕について“生意気だ!”“敬語を知らない!”とか 書かれていて...スイマセン!勢いのあるままにやっています」と予想外の反応に驚き顔。それに菅田は「狙い通りだな。そのまま行け行け!」と焚きつけつつ「映画の反響もいい感じに賛と否がちょうどいい具合に、フィフティフィフティと聞いて、絶好調だと思います」と“問題作”に胸を張っていた。
大森監督は「賛否がほどよくあって、ネットの記事とか投稿で一喜一憂している。否があってもいいとは思うけれど、どこかで“なんでだよ!”という思いもありつつ。でも仕方がない。どんな感想であれ、意見が聞けるのは嬉しいことです」と感謝。
想い出深いシーンは?という問いに対してYOSHI は涙を流すシーンをあげて「泣くってダサいと思う自分がいて、でもタロウとしては泣かなければいけない。その決心が大変でした」と苦労を滲ませると、菅田は「でもスムーズだったよ」といたわり「俺はずっと泣いていました。だってこの子(YOSHI)が一生懸命泣こうと頑張っているわけでしょう?あの奮闘はカッコよかった」と親心を見せるシーンも。
そんな菅田が、YOSHI や仲野に拳銃を向けて2人を言いなりにする劇中の1シーンをあげ「楽しかった」と振り返ると、YOSHI は「辛かったよ!」、仲野も「だってどんどん服を脱がされるんだもん!早くカットかかれ!と思った」と菅田のド S ぶりに悲鳴。すると菅田は「太賀は嫌々脱いでいるのに、YOSHI は何故か楽しそうだった」と YOSHI の謎の興奮ぶりを暴露。YOSHI は「確かに生きるエナジーが沸き上がった」と自由奔放ぶりで笑いを誘った。
YOSHI の母親役を演じた豊田は「私にも子供がいるので、それを考えると精神的にもキツイこともあったけれど、撮影期間中はYOSHI 君が実際に撮影で使用されたマンションに住んでいたので、たまに息子に会いに行くという感覚が湧く、やりやすい環境を作ってもらうことができました」と回想。YOSHIについては「撮影の最初と最後で会ったけれど、あまり変わっていないので安心した」といい、当のYOSHIは「自分的にも撮影を通し て内面的に変わっているのかな?と思っていたけれど、実際は何も変わっていなかった」と照れ笑いだった。
植田は仲野との共演シーンを振り返り「援助交際のシーンやピアノを弾くシーンなどチャレンジする場面ばかりで、仲野さんに引っ張ってもらえました」と思いを伝えると、仲野は「植田さんとの撮影時間は短かったけれど、 濃密な時間でした」とシミジミ。それにYOSHIと菅田がニヤリとすると、仲野は「YOSHIと将暉が遊んでいる間にこっちは色々とやっているんだよ!」と照れ隠しのお怒りモードだった。
最後に主演のYOSHIは「デビュー作で大変だと思ったこともあるけれど、毎日が楽しくてみんながファミリーみたいだった。考えず体でフィールして“うおー!”という気持ちで観てほしい」と観客にアピール。母親が本作を鑑賞したという菅田は「具体的に内容に熱を持って反応してくるのは限られているけれど、この映画に関しては電話もくれました。見て見ぬふりしているものが私にもあったと、息子である僕に語ってくれました。僕自身、 この作品を通してもっと色々な世界があると知ったし、だからこそこういう作品を作るべきだと思った」と実感を込めて報告し、さらなる広がりを期待した。
大森立嗣監督!過激で独創的な青春映画『タロウのバカ』本予告
監督・脚本・編集:大森立嗣
音楽:大友良英
出演:YOSHI 菅田将暉 仲野太賀 奥野瑛太 豊田エリー 植田紗々 國村隼
製作:「タロウのバカ」製作委員会
配給:東京テアトル
(c)2019映画「タロウのバカ」製作委員会