世界公開50周年を迎える巨匠セルジオ・レオーネの一大叙事詩『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ザ・ウェスト』(初公開時邦題『ウエスタン』)の2時間45分オリジナル版が、レオーネ生誕90年、没後30年にあたる今年、9月27日(金)より丸の内ピカデリー、新宿ピカデリー他にて全国順次公開されます。

画像1: ©1968 BY PARAMOUNT PICTURES CORPORATION. ALL RIGHTS RESERVED.

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そして、この度、“映画史上最も偉大なオープニング”と評された場面からデザインされた、強烈にスタイリッシュ!&途轍もない凄み漂う、見る者の目を釘付けにすること間違い無しの【本ビジュアル】が完成致しました

美術監督カルロ・シーミの独創的デザインによる巨大な寄木細工のごとき駅の停車場。同じくシーミの衣装デザインによるロングコートをまとった3人のガンマンたち(ジャック・イーラム、ウディ・ストロード、アル・ムロック)の背面が手前に大きく見え、その男たちの視線の先には、線路の向こうにひとり立つ“ハーモニカ”(チャールズ・ブロンソン)の姿が小さく見えている。広大な空間と鮮烈な構図が印象的なこの【本ビジュアル】は、映画のオープニング・シーンから発案された。

201411月、米の映画サイト「Taste of Cinema」は【映画史上最も偉大なオープニング・シーン20】を発表し、『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ザ・ウェスト』はその第1位に選ばれた。

駅舎の内外で列車の到着を待ち続ける3人のガンマンたちの超クローズアップとミディアムショット、荒野俯瞰の大ロングショットを組み合わせた空間表現、それに加え、沈黙と静寂が支配する重い時間が流れる中、回転する風車が発する耳障りな擦過音、飛び回るハエの羽音、天井から落下する水滴が跳ねる音、突如響きわたる列車の汽笛、ランダル銃の弾丸装填音などさまざまな環境音が、ドラマティックに強調され、ケレンに満ちたレオーネ演出の極致ともいうべきスタイリッシュなオープニング・シーンとなっている。

画像2: ©1968 BY PARAMOUNT PICTURES CORPORATION. ALL RIGHTS RESERVED.

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◎参考「Taste of Cinema」
【映画史上最も偉大なオープニング・シーン20】
 The 20 Greatest Movie Opening Scenes in Film History
1位『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ザ・ウェスト』(1968/セルジオ・レオーネ)
2位『8 1/2』(1963/フェデリコ・フェリーニ)
3位『黒い罠』(1958/オーソン・ウェルズ)
4位『裏窓』(1954/アルフレッド・ヒッチコック)
5位『サムライ』(1967)」(J=P・メルビル)
6位『トリコロール 青の愛』(1993/クシシュトフ・キエシロフスキー)
7位『アンチクライスト』(2009/ラース・フォン・トリアー)
8位『甘い生活』(1960/フェデリコ・フェリーニ)
9位『イングロリアス・バスターズ』(2009/クエンティン・タランティーノ)
10位「ヴェルクマイスター・ハーモニー」(2000/タル・ベーラ)
11位『ザ・プレイヤー』(1992/ロバート・アルトマン)
12位『裸のキッス』(1964/サミュエル・フラー)、
13位『血ぬられた墓標』(1961/マリオ・バーバ)
14位『ソーシャル・ネットワーク』(2010/デビッド・フィンチャー)
15位『レザボア・ドッグス』(1992/クエンティン・タランティーノ)
16位『メメント』(2000/クリストファー・ノーラン)
17位『時計じかけのオレンジ』(1971/スタンリー・キューブリック)
18位『アギーレ・神の怒り』(1977/ベルナー・ヘルツォーク)
19位『スター・ウォーズ』(1977/ジョージ・ルーカス)
20位『ハロウィン』(1978)(ジョン・カーペンター)

【物語】西部開拓期。その地に嫁いできた元・高級娼婦のジルは何者かに家族全員を殺され、広大な荒地の相続人となった。莫大な価値を秘めた土地の利権を巡り、ジルは、冷酷な殺し屋、強盗団のボス、ハーモニカを奏でるガンマンらの熾烈な争いに巻き込まれていく―。

『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ザ・ウェスト』 
★1969年ダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞 作品賞受賞★

主演:クラウディア・カルディナーレ、ヘンリー・フォンダ、ジェイソン・ロバーズ、チャールズ・ブロンソン、ガブリエレ・フェルゼッティ

監督・原案・脚本:セルジオ・レオーネ
原案:ダリオ・アルジェント、ベルナルド・ベルトルッチ
脚本:セルジオ・ドナーティ
撮影監督:トニーノ・デッリ・コッリ
美術・衣装:カルロ・シーミ
音楽作曲・指揮:エンニオ・モリコーネ
1968年|伊・米合作|カラー|スコープサイズ|5.1ch|DCP|上映時間:2時間45分|初公開時邦題:『ウエスタン』|伊語原題:C'ERA UNA VOLTA IL WEST (かつて、西部があった)|ラフラン=サンマルコ制作|パラマウント・ピクチャーズ提供
■ 配給:アーク・フィルムズ boid インターフィルム
■後援:イタリア大使館 イタリア文化会館

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◇公式HP:onceinthewest2019.com
◇公式ツイッター:@onceinthewest   

今秋9月27日(金)より
丸の内ピカデリー、新宿ピカデリーほか全国順次ロードショー

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