ウィリアム・フリードキン監督作『恐怖の報酬【オリジナル完全版】』が国内初ディスク化となる、ブルーレイ&DVDにて発売となります。この度、そのなかのBD2枚組の商品、『恐怖の報酬【オリジナル完全版】』≪最終盤≫ブルーレイに、フリードキン監督を描いた完全新作のドキュメンタリー映画『フリードキン・アンカット』(2018年イタリア映画)が収録されることが決定致しました。

『恐怖の報酬【オリジナル完全版】』公開時ポスター

画像: ©MCMLXXVII by FILM PROPERTIES INTERNATIONAL N.V. All rights reserved.

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『フリードキン・アンカット』海外ポスター

画像: 『フリードキン・アンカット』海外ポスター

この『フリードキン・アンカット』は2018年ヴェネチア映画祭に出品された新作映画で、コッポラ、タランティーノ、ウィレム・デフォー、ダリオ・アルジェント、ウォルター・ヒルなどなど、錚々たる面々が登場、そしてウィリアム・フリードキン本人の言葉を軸にして、映画監督としてのフリードキン、一人の人間としてのフリードキンを浮かび上がらせていくドキュメンタリー映画です。

この中で、やはり鬼といわれるフリードキン、「審査員のバカどもとそのケツを追う犬どもはクソだ!」と吠えており、痛快な作品となっております。

ひとつの劇場公開用映画として作られ、アメリカのリリースも8月という本作ですが、日本では『恐怖の報酬』の2枚組BDの映像特典として鑑賞が可能となります。
おそらくパッケージ商品として購入可能となるのは世界初?かもー

以下は出演者たちの言葉の一部です:

■フランシス・フォード・コッポラ

ビリーは悪についての哲学は述べない。悪そのものを提示する。
彼の映画は悪を暗示するものではなく、悪が示されるのだ。

画像: フランシス・フォード・コッポラ

フランシス・フォード・コッポラ

■クエンティン・タランティーノ

『エクソシスト』は完璧なホラー映画だ。

画像: クエンティン・タランティーノ

クエンティン・タランティーノ

■エドガー・ライト

彼の作品はあまりにリアル過ぎて、絶対に色褪せることはない。

画像: エドガー・ライト

エドガー・ライト

■デイミアン・チャゼル

彼はどこかヒッチコックのようだ。
アートと商業性の完璧な融合だ。

スター達も登場!

■ウィレム・デフォー

画像: ウィレム・デフォー

ウィレム・デフォー

■マシュー・マコノヒー

画像: マシュー・マコノヒー

マシュー・マコノヒー

『フリードキン・アンカット』は2018年ヴェネチア映画祭でワールドプレミア上映され、最優秀ドキュメンタリー賞にノミネート、イタリアのアカデミー賞ともいわれる2019年ダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞・最優秀ドキュメンタリー賞にもノミネートされた長編ドキュメンタリー映画で、アメリカのリリースが8月に予定されている完全な新作映画。

『フレンチ・コネクション』(1971)でアカデミー作品賞・監督賞ほか5部門受賞、『エクソシスト』(1973)で全世界にオカルト・ブームを巻き起こした巨匠ウィリアム・フリードキン自身のインタビューを軸に、エレン・バースティン、ウィリアム・ピーターセン、ウィレム・デフォーなどのフリードキン作品出演者のほか、盟友のフランシスコ・フォード・コッポラ、フリードキンを敬愛するクエンティン・タランティーノやエドガー・ライトなど錚々たる面々がフリードキンについて語り、映画監督としてのフリードキン、一人の人間としてのフリードキンを浮き彫りにしていきます。

画像1: ウィリアム・フリードキン

ウィリアム・フリードキン

画像2: ウィリアム・フリードキン

ウィリアム・フリードキン

監督はイタリアの若手フランチェスコ・ジッペル。目下のフリードキン最新監督作『悪魔とアモルト神父-現代のエクソシスト-』(2017)でラインプロデューサーをつとめた俊英。
フリードキンは巨大なヒット作や『恐怖の報酬』のような作家性を爆発させた作品など多くの重要作品を映画史に刻んできた監督だが、ひとつのジャンルを突き詰めたスペシャリストとはならず、あらゆるジャンルに挑戦してきた監督。だがそれがゆえに<フリードキンとはいったいどんな監督なのか>という輪郭が見えづらかったのも事実。

本作はドキュメンタリー映画から映画作りをスタートさせたフリードキンの映画監督としての姿、そしてフリードキンという人間がどういう人物なのか、ということに初めて迫った記録映画となった。特に日本では未紹介に終わっているフリードキンのデビュー作、テレビ・ドキュメンタリー『People vs Paul Crump』(1962)は、実際に死刑宣告を受けていた黒人ポール・クランプが無実だと信じたフリードキンがそれを訴えるために制作した作品で、その作品のあまりのパワフルさにポール・クランプの刑は減刑されたという事実は非常に興味深く、フリードキンの人間性の一端を垣間見ることのできる出来事である。
またフリードキンは妥協を許さない映画作りの鬼ともいわれるが、そのとおり本作内でも存分に吠えており、まさにフリードキンという人間を理解する最良の作品といえる出来となっている。

画像3: ウィリアム・フリードキン

ウィリアム・フリードキン

画像4: ウィリアム・フリードキン

ウィリアム・フリードキン

画像5: ウィリアム・フリードキン

ウィリアム・フリードキン

そんな本作が緊急収録されるのが『恐怖の報酬【オリジナル完全版】』の2枚組≪最終盤≫ブルーレイ。40年前に監督に無断で約30分もカットされ、編集も完全に変更された不本意なバージョンで公開されていた『恐怖の報酬』が監督の意図する【オリジナル完全版】として日本で初めて劇場公開されたのが昨年11月。
旧作の再上映としては異例の観客動員を記録する大ヒットとなり、この度のブルーレイは待望の国内初ディスク化となります。
その豪華版2枚組ブルーレイである≪最終盤≫には『フリードキン・アンカット』以外にも『ドライヴ』(2011)のニコラス・ウィンディング・レフンがフリードキンの心の内に迫ろうとして窮地に立たされる緊張感あふれる約77分の対談のほか、フランスの映画評論家による解説、ニューヨークでの撮影時の貴重な現場映像(音声なし)など、200分を超える映像特典が収録。さらにはフリードキンの日本独自の最新インタビュー記事を含む全88Pの解説書が付属するなど、『恐怖の報酬』だけでなく、ウィリアム・フリードキン監督を知るうえでの全映画ファン必携といえるアイテムとなります。

フリードキン・アンカット

2018年|イタリア映画|106分|原題:FRIEDKIN UNCUT

監督:フランチェスコ・ジッペル

出演:

ウィリアム・フリードキン

フランシス・フォード・コッポラ・・・・『ゴッドファーザー』『地獄の黙示録』監督
エレン・バースティン・・・・・・・・・『エクソシスト』主演
ウェス・アンダーソン・・・・・・・・・『ザ・ロイヤル・テネンバウムズ』監督
クエンティン・タランティーノ・・・・・『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』監督
マシュー・マコノヒー・・・・・・・・・『キラー・スナイパー』主演
デイミアン・チャゼル・・・・・・・・・『ラ・ラ・ランド』監督
ウォルター・ヒル・・・・・・・・・・・『48時間』『ストリート・オブ・ファイヤー』監督
ウィレム・デフォー・・・・・・・・・・『L.A.大捜査線/狼たちの街』出演
エドガー・ライト・・・・・・・・・・・『ショーン・オブ・ザ・デッド』『ベイビー・ドライバー』監督
ダリオ・アルジェント・・・・・・・・・『ウエスタン』原案、『サスペリア』監督
マイケル・シャノン・・・・・・・・・・『BUG/バグ』出演
ウォロン・グリーン・・・・・・・・・・『ワイルドバンチ』『恐怖の報酬』脚本
ウィリアム・ピーターセン・・・・・・・『L.A.大捜査線/狼たちの街』主演
ジーナ・ガーション・・・・・・・・・・『キラー・スナイパー』主演
キャレブ・デシャネル・・・・・・・・・『ハンテッド』『キラー・スナイパー』撮影
ズービン・メータ・・・・・・・・・・・インド出身の指揮者
ランディ・ジャーゲンセン・・・・・・・元ニューヨーク市警の捜査官、『フレンチ・コネクション』アドバイザー
フィリップ・カウフマン・・・・・・・・フリードキンの同級生、『SF/ボディ・スナッチャー』監督

恐怖の報酬【オリジナル完全版】

1977年|アメリカ映画|日本公開:1978年3月25日(短縮版)、2019年11月24日(オリジナル完全版)カラー|ヴィスタサイズ|5.1ch|原題:SORCERER(魔術師)

●監督・製作:ウィリアム・フリードキン『フレンチ・コネクション』『エクソシスト』

●脚本:ウォロン・グリーン『ワイルドバンチ』『大自然の闘争/驚異の昆虫世界』
●原作「恐怖の報酬」ジョルジュ・アルノー

●撮影:ジョン・M・スティーブンス『明日に処刑を・・・』、ディック・ブッシュ『フェイズⅣ/戦慄!昆虫パニック』

●美術デザイン:ジョン・ボックス『ローラーボール』
●編集・製作補:バド・スミス『クルージング』『フラッシュダンス』
●音楽作曲・演奏:タンジェリン・ドリーム『ザ・クラッカー/真夜中のアウトロー』

●出演:スキャンロン“ドミンゲス”・・・・・・・・・ロイ・シャイダー

ヴィクトル・マンゾン“セラーノ”・・・・・・ブルーノ・クレメル

ニーロ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・フランシスコ・ラバル

カッセム“マルティネス”・・・・・・・・・・アミドゥ

コーレット・・・・・・・・・・・・・・・・・ラモン・ビエリ

提供:キングレコード
配給:コピアポア・フィルム

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あらすじ:南米奥地の油井で大火災が発生。祖国を追われ、その地に流れてきた4人の犯罪者は、ひとり1万ドルという「報酬」と引き換えに、わずかな衝撃でも大爆発を起こす消火用ニトログリセリン運搬を引き受ける。2台のトラックに分乗した男たちは、火災現場まで道なき道を300キロ、ジャングルの奥へと進んでいくが、その先に待ち受ける彼らの運命とは―。

『恐怖の報酬【オリジナル完全版】』≪最終盤≫BD

9月18日(水)発売

BD2枚組|KIXF-628~629|¥8,800+税

本編約121分+映像特典約219分(+英語字幕テロップ入本編約121分)

全88頁解説書封入

発売・販売:キングレコード

DISC①

本編121分、画面サイズ1:1.85(アメリカンビスタ)

オリジナル英語(リニアPCM/5.1ch、Dolby True HD アドバンスド96Kアップサンプリング/5.1ch)

日本語吹替(DTS-HD Master Audio/2.0ch)

本編用日本語字幕、吹替補助用日本語字幕

<吹替音声情報>

1980年5月25日、テレビ朝日「日曜洋画劇場」放送版、出演:羽佐間道夫、木村幌、大塚周夫、樋浦勉、富田耕生

DISC②

●魔術師たち/フリードキン.ニコラス・ウィンディング・レフン対談

●「恐怖の形而上学」:フィリップ・ルイエー:魔術師について

●ウィリアム・フリードキン魔術師の集合:アーカイブ映像

●日本版予告篇(短尺版)

●日本版予告篇(長尺版)

●英語字幕テロップ入り本編(画面サイズ1:1.78)

●ウィリアム・フリードキン監督、日本公開に向けたコメント動画

●『フリードキン・アンカット』(2018年/イタリア映画)

通常版ブルーレイ、DVD も同日発売

恐怖の報酬【オリジナル完全版】
BD|KIXF-630|¥4,800+税|本編約121分|1080p Hi-Def|英語(DTS-HD MA/5.1ch)|日本語字幕
DVD|KIBF-1648|¥3,800+税|本編約121分|16:9LB|英語(DD/5.1ch)|日本語字幕

発売・販売:キングレコード

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