第8回「大学読書人大賞」受賞作にして、「読書メーター」読みたい本ランキング第1位を獲得した河野裕の青春ミステリー小説『いなくなれ、群青』(新潮文庫nex)。
シリーズ累計90万部の大人気シリーズが、美しい映像と世界観に彩られ青春ファンタジーの新たな金字塔として実写映画化。映画『いなくなれ、群青』が9月6日(金)に全国公開となります。
謎だらけの階段島を舞台にした唯一無二の世界観と、心に深くくさびを打つような美しい文章で、広く熱く愛されている河野裕の小説「いなくなれ、群青」。
そんな原作の空気感を大切に再現したのは、アメリカの高校在学中にバッカイフィルムフェスティバルのオハイオ州優秀賞を受賞した新鋭・柳明菜監督。
「不幸じゃなければ、幸福だと言い張ることだってできる」と考える悲観的な主人公の七草には、今最も観たいと熱望される存在となった横浜流星。彼の幼馴染で「真っ直ぐで、正しく、凛々しい」真辺由宇を体現するのは、飯豊まりえ。映画「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」、TVアニメ「化物語」など数々の作品で知られる神前暁(こうさきさとる)が音楽を手掛け、さらに新しい才能たちの挑戦に刺激を受けた小林武史が主題歌のプロデュースを担当、ピュアなSalyuの歌声による「僕らの出会った場所」が、思いがけない結末への驚きを感動の高まりへと誘います。
新映像《真辺編》が解禁!
前回解禁された特報《七草編》に続き解禁となった《真辺編》は「この島の人たちは、捨てられた人たち」という七草の台詞から始まり、「私達は誰に捨てられたの?」と、誰よりも真っ直ぐで、誰よりも純粋な真辺が七草に疑問をぶつける場面が映し出されます。
美しいピアノの音色が<階段島>で暮らす人々の日常を運んでゆく中、七草の通う学校に真辺が転校してきたことで、平穏だった日常に変化が訪れ、「僕は真辺由宇がこの島に来たことが許せなかった」という台詞が、七草と真辺の再会によって動き出した二人の運命を物語ります。
「簡単に人を捨てていけるような場所なんてあっていいはずない」、「一緒にいちゃいけない人間なんて、いるはずないよ」という真辺の印象的な台詞の数々に、二人の切ない表情や、淡い光の中の微笑みが美しくも儚く描かれています。
そして、「私と一緒にこの島を出るって約束してくれる?」という真辺の問いかけに対する七草の答えとは。二人を待ち受ける運命が気になる仕上がりとなっています。
唯一無二の世界観を美しい映像で綴る、映画『いなくなれ、群青』注目です!
映画『いなくなれ、群青』キャラクター・真辺編
■出演:
横浜流星 飯豊まりえ
矢作穂香 松岡広大 松本妃代 中村里帆
伊藤ゆみ 片山萌美 君沢ユウキ 岩井拳士朗/ 黒羽麻璃央
■原作:河野裕『いなくなれ、群青』(新潮文庫nex)
■監督:柳明菜
■脚本:高野水登
■音楽:神前暁
■主題歌:Salyu「僕らの出会った場所」/主題歌プロデューサー:小林武史
■配給:KADOKAWA/エイベックス・ピクチャーズ
■(C)河野裕/新潮社 (C) 2019映画「いなくなれ、群青」製作委員会