ゲイアートの先駆者にしてフィンランドの国民的芸術家「トム・オブ・フィンランド」の波乱の半生を描いた映画『トム・オブ・フィンランド』(8月2日公開初日)の本ビジュアルと予告編が完成しました。

画像1: © Helsinki-filmi Oy, 2017

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本作は、まだ同性愛が厳しく罰せられた第二次世界大戦後のフィンランドを舞台に、身内にも隠れて自らの本能的な欲望をドローイングとして表現し続けていたトウコ・ラークソネンが、本名から海外でも覚えやすい「トム」と名乗り、描いた絵がアメリカの雑誌で表紙を飾ったことをきっかけに、その名がアンダーグラウンドからアートの表舞台へと一気に知れ渡り栄光を手にするまでの波乱に満ちた半生を描いています。

心揺さぶる真実の物語

予告編では、同性愛者に対しての軽蔑や無理解がまだ強かった時代、たった1本の筆やペンで勇敢に立ち向かった芸術家「トム・オブ・フィンランド」こと、トウコ・ラークソネンの苦難、そして生涯のパートナーとの出会い、自らの信念を貫き栄光をつかんでいく姿を描写しています。

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フィンランドを代表する監督が、没後に評価された母国のヒーローを映画化

監督を務めたのは、ニコラス・ホルトが主演するJ・R・R・トールキンの伝記映画『トールキン 旅のはじまり』の公開が控えるドメ・カルコスキ。
2000年代半ばに長編デビューして以来、これまで監督した長編7本すべてが興行と批評の両面で大成功を収め、本作を含む2本が米アカデミー賞フィンランド代表作品に選ばれるなど、今最も勢いに乗る監督です。

2014年にトム・オブ・フィンランドの絵は記念切手になり、国の先進性を象徴する英雄に。
これまでの作品でもアウトサイダーの視点から社会を描いてきたカルコスキ監督は、綿密なリサーチをもとにトウコ・ラークソネンの知られざる内面に光をあてながら、歴史背景をも鮮やかに描き出しました。

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ゲイカルチャー界のウォルト・ディズニーと呼ばれた偉大なアーティストの数奇な半生

同性愛が厳しく罰せられた第二次世界大戦後のフィンランド。帰還兵のトウコ・ラークソネンは、昼間は広告会社で働き、夜は鍵のかかかった自室で己の欲望をドローイングとして表現していた。スケッチブックの中で奔放に性を謳歌しているのは、レザーの上下に身を包み、ワイルドな髭をたくわえた筋骨隆々の男たち――。
トウコが仲間とこっそり楽しむために描き続けたそれらの絵は、「トム・オブ・フィンランド」の作家名でアメリカの雑誌の表紙を飾ったことをきっかけに、ゲイ男性たちの希望のイメージとして世界中に広がっていく。

今やゲイカルチャーのアイコンとなっている、あの美しく逞しい男性像はどのように生まれたのか?性的マイノリティに対する差別が激しかった時代、愛する人と外で手をつなぐことすらできない理不尽に苦しみ、肉親の無理解に傷つき、それでも描き続けた彼の原動力は何だったのか? そして、フレディ・マーキュリー、ファションデザイナーのトム・フォード、写真家のロバート・メイプルソープをはじめ、無数の人々に勇気とインスピレーションを与えた彼の絵の魅力とは――。

伝説のアーティストの知らざれる生涯が今、スクリーンに蘇る。

画像7: © Helsinki-filmi Oy, 2017

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『トム・オブ・フィンランド』予告

画像: ゲイカルチャー界のウォルト・ディズニーと呼ばれた偉大なアーティストの数奇な半生『トム・オブ・フィンランド』予告 youtu.be

ゲイカルチャー界のウォルト・ディズニーと呼ばれた偉大なアーティストの数奇な半生『トム・オブ・フィンランド』予告

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画像: ★前売券 公開劇場にて発売中!

監督:ドメ・カルコスキ
出演:ペッカ・ストラング、ジェシカ・グラボウスキー、ラウリ・ティルカネン

2017年/フィンランド・スウェーデン・デンマーク・ドイツ/フィンランド語、英語、ドイツ語/5.1ch/シネマスコープ/

原題:Tom of Finland/116分/ フィンランド語監修:橋本ライヤ/ 日本語字幕:今井祥子

配給・宣伝:マジックアワー
後援:フィンランド大使館
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8月2日(金)よりヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国順次公開

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