2016年『淵に立つ』で、第69回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門審査員賞を受賞、世界から注目を集めた若き鬼才・深田晃司監督。
あれから2年、同作で毎日映画コンクール女優主演賞他、数々の映画賞を受賞した筒井真理子さんを主演に迎え、自身のオリジナル脚本による渾身の問題作『よこがお』がいよいよ7月26日(金)より角川シネマ有楽町、テアトル新宿他全国公開となります!
ある事件がきっかけで、築き上げた幸せをすべて奪われた女・市子。自分を見捨てた人生に復讐するため、自由奔放な女“リサ”へと姿を変えて、ある計画を実行するのだが…。
人生を取り戻すため、女が仕掛けた哀しくも危険な復讐とは?「これが私だったら」と誰もが恐れずにはいられない、極上のヒューマン・サスペンス。
“演技者としての天才的なセンスを持つ”と監督が絶賛する女優・筒井真理子が演じるのは、市子/リサという異なる横顔をもつヒロイン。彼女の運命を握る、基子と和道を演じたのは、市川実日子と池松壮亮。
この度、深田晃司監督自ら執筆した映画原作「よこがお」が7月19日発売決定!(KADOKAWA刊)
脚本も手掛けた監督自身が書き下ろした小説版「よこがお」。映画とは異なる結末で描かれている。『淵に立つ』『海を駆ける』に続き、今回はどんな思いで原作を自ら執筆したのか?発売によせて、著者・深田晃司監督によるコメントが到着!
【原作本情報】
単行本「よこがお」著者:深田晃司(KADOKAWA刊)
発売日:7月19日 価格:1600円 ISBN:978-4-04-108570-7
あらすじ:訪問看護師として働き、ささやかな幸せを掴もうとしていた市子。そんな市子に憧れを覚える訪問先の孫娘、基子。彼女たちの日常は、基子の妹の誘拐事件によって一変した。築き上げた二人の信頼関係はもつれ、共犯関係は崩壊し、事態は思わぬ結末に――。監督自らが執筆し、市子、基子の両者の心情に深く切り込んだ戦慄の物語。
深田晃司監督コメント
「映画を小説にする以上、それは新たな土地に新たな家を建て直すような再構築であらねば」と意気込んで書き出したものの、現実は厳しく自らの筆力不足に頭をかきむしる毎日でした。しかし、才能ある俳優とスタッフの総力を集めた映画『よこがお』の力に支えられ、なんとか最後の1行まで辿り着くことができました。なんて贅沢な執筆だったのだろう、と今思います。
市子と基子の心情を行き来しながら、小説は映画とはラストがまったく異なるものとなりました。見てから読んでも読んでから見ても大丈夫、なはずです。楽しんで頂ければ幸いです。
本作の完成披露上映会を7月2日(火)に実施することが決定!
当日は、豪華キャスト陣と監督が登壇予定。21日よりオンラインにてチケット発売開始(22日より劇場窓口にて発売開始)されますので、深田晃司監督による渾身の衝撃作をぜひいち早く劇場でご覧ください。
チケット発売情報
【「よこがお」完成披露上映会】
日時:7月2日(火)18:10の回(上映前舞台挨拶/予告なし)
場所:テアトル新宿
登壇者:筒井真理子さん、市川実日子さん、池松壮亮さん、須藤蓮さん、小川未祐さん、深田晃司監督
□登壇者は予告なく変更になる場合がございます。
【料金】1,800円均一
□ムビチケの使用不可
□各種ご招待券、株主ご招待券、無料券の使用不可
【オンライン販売】6/21(金)19:00pm~上映20分前までの販売
【劇場窓口販売】6/22(土)劇場OPEN時から窓口販売
お問い合わせ先:テアトル新宿03-3352-1846(チケットに関するお問い合わせのみ)
https://ttcg.jp/theatre_shinjuku/
深田晃司監督の新たなる衝撃作『よこがお』予告編
【ストーリー】
訪問看護師の市子は、その献身的な仕事ぶりで周囲から厚く信頼されていた。なかでも訪問先の大石家の長女・基子には、介護福祉士になるための勉強を見てやっていた。基子が市子に対して、密かに憧れ以上の感情を抱き始めていたとは思いもせず――。ある日、基子の妹・サキが行方不明になる。一週間後、無事保護されるが、逮捕された犯人は意外な人物だった。この事件との関与を疑われた市子は、ねじまげられた真実と予期せぬ裏切りにより、築き上げた生活のすべてが音を立てて崩れてゆく。すべてを失った市子は葛藤の末、自らの運命へ復讐するように、“リサ”となって、ある男の前に現れる。
■出演:筒井真理子/市川実日子 池松壮亮/須藤蓮 小川未祐/吹越満
■脚本・監督:深田晃司
■配給:KADOKAWA
【2019/111分/カラー/日本=フランス/5.1ch/ヨーロピアンビスタ】
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