優しい笑いで人々を包み込み、映像と音楽の素晴らしい調和を生み出した巨匠ルネ・クレール監督。チャップリン、小津安二郎など、世界の映画作家にも多大な影響を与えたルネ・クレールの生誕120周年を記念し、名作『巴里祭 4Kデジタル・リマスター版』『リラの門 4Kデジタル・リマスター版』が6月22日(土)、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国順次公開いたします。
この度、本作の予告編を解禁されました。

戦前に公開された『巴里祭』は、パリ下町が舞台の、フランス革命記念日”巴里祭”の前日に心を通い合わせた男女のすれ違いの恋物語が、モーリス・ジョベールの名曲に乗せてロマンティックに描かれる。主演のアナベラは、その可憐な美しさから<翼をなくした天使>と称えられ、日本でも大ヒットを記録した初期の代表作。
戦後に公開された『リラの門』は、ルネ・クレール監督、円熟期の最高傑作。警官殺しを匿うことになったお人よしの主人公の、可笑しくて切ない人情喜劇。ろくでなしだが憎めない主人公を名優ピエール・ブラッスールが熱演。

この度解禁された【予告編】は『巴里祭』と『リラの門』が繋げられた構成となっている。「チャップリン、小津安二郎にも影響を与えた映画史に残る金字塔」と題し、『巴里祭』では有名な主題曲に乗せて、鮮やかに美しく蘇ったアナベラとジョルジュ・リゴーが雨の日に肩を寄せ合い、キスをするシーン、そして華やかな巴里祭のダンスシーンが登場。
『リラの門』では情緒あふれるパリの下町を舞台に、ピエール・ブラッスールが、匿っている殺人犯にじょうろでシャワーをかけてあげたり、人の役に立とうと奮闘。伝説的シャンソン歌手ジョルジュ・ブラッサンスによる演奏シーンも登場する。ヒロインであるダニー・カレルも可憐だ。
「映画の原点がここにある」というキャッチコピーで、改めて巨匠ルネ・クレール監督の偉業を体感できる予告編となっている。

『リラの門 4Kデジタル・リマスター版』『巴里祭 4Kデジタル・リマスター版』予告編

画像: 『リラの門 4Kデジタル・リマスター版』『巴里祭 4Kデジタル・リマスター版』予告編 youtu.be

『リラの門 4Kデジタル・リマスター版』『巴里祭 4Kデジタル・リマスター版』予告編

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『巴里祭』
 世界を魅了した情緒あふれるパリの恋物語

画像: 『巴里祭』 世界を魅了した情緒あふれるパリの恋物語

アパルトマンの向かいに住み、ひそかに惹かれ合っていたタクシー運転手ジャンと花売り娘のアンナ。フランス革命記念日“巴里祭”の前日7月13日、にわか雨をきっかけに心を通い合わせた。翌日に踊りに行く約束をするが、思いがけない出来事がふたりを引き裂き…。

監督・脚本・台詞:ルネ・クレール『リラの門』『自由を我等に』

音楽:モーリス・ジョベール『アタラント号』 美術:ラザール・メールソン

出演:アナベラ『北ホテル』、ジョルジュ・リゴー、レーモン・コルディ、ポール・オリヴィエ、ポーラ・イレリ

原題:Quatorze Juillet
/1933→2019/86分/モノクロ/仏語

フランス/配給:セテラ・インターナショナル

『リラの門』
 パリの下町から流れる 喜楽と悲哀に満ちた人生のメロディ

画像: www.facebook.com
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仕事もせずに、酒におぼれるジュジュ。ある日、近所に住む音楽家の友人の家へ、警官殺しのピエールが逃げ込んでくる。2人はピエールを追い出そうとするが、負傷していることに気がつき匿うことに。しかし、ジュジュが密かに想いを寄せるマリアが、ピエールに夢中になり…。

製作・監督・脚本・台詞:ルネ・クレール『巴里祭』『自由を我等に』

原作:ルネ・ファレ 音楽:ジャック・メテアン、ジョルジュ・ブラッサンス

出演:ピエール・ブラッスール『天井桟敷の人々』、ジョルジュ・ブラッサンス、

アンリ・ヴィダル『気分を出してもう一度』、ダニー・カレル『奥様ご用心』

原題:PORTE DES LILAS
/1957→2018/99分/モノクロ/仏語/フランス

6月22日(土) YEBISU GARDEN CINEMAほか全国順次公開

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