昭和40年代の土佐、究極のギャンブル“手本引き”に翻弄される人々、人生の哀歓を描いた映画「カスリコ」が、6月22日(土)より渋谷・ユーロスペースほか全国順次公開となります。

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つきましては、主人公吾一が身を滅ぼすまでにのめり込み「賭博の終着駅」とも称される、日本が生んだ究極のギャンブル「手本引き」の緊張感溢れる賭場のシーンが映し出された予告編が解禁となります。
あわせて、『仁義なき戦い 完結篇』の脚本家としても有名な高田宏治さんからは「モノクロの光と影でいのち札にかける男の情念の哀しさ愚かさを丁寧に描いて大人の映画にしている。」、俳優・永島敏行さんからは「アクションも恋愛も無い映画だが、男の本能、血が騒ぐ映画だ」など、絶賛のコメントが寄せられました。

男は己の人生に勝てるのか、再びどん底に落ちるのか―

昭和40年代、土佐。高知一の料理人と呼ばれた岡田吾一(石橋保)は、「賭博の終着駅」と言われる“手本引き”で破滅。途方に暮れていたところをヤクザの荒木五郎(宅麻伸)に拾われ、かつて自分が客として入り浸った賭場の下働き「カスリコ」として働き始める。行き場のない吾一はプライドを捨てて懸命に働くが、賭場の客たちやカスリコ仲間の悲喜交々を目の当たりにし、やがて人生を賭けた最後の大勝負に挑む――。

キャストは、1986年に映画『君は裸足の神を見たか』の主演で俳優デビューを果たし、2018年にはドラマ「正義のセ」や「Missデビル 人事の悪魔・椿眞子」に出演するなど活躍を続ける実力派・石橋保と、ドラマ「勇者ヨシヒコ」シリーズで新たな魅力を見せつけた宅麻 伸という2人の名優をメインに迎え、中村育二、山根和馬、金児憲史、伊嵜充則、高橋かおり、高橋長英、小市慢太郎といったベテラン俳優が脇を固め、骨太な芝居を見せる。
また、西村雄正、大家由祐子、鎌倉太郎、池上幸平、掛水杏樹ら高知県の俳優がネイティブの土佐弁を披露しており、舞台・土佐の魅力をいかんなく発揮している。

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高知在住の國吉卓爾が放蕩三昧だった若い頃に目にした、賭場の人間模様を基にシナリオを執筆し(第26回新人シナリオコンクール準佳作受賞作)、映画『ビー・バップ・ハイスクール』、『あぶない刑事』、『マルタイの女』をはじめ、殺陣師として活躍する高瀨將嗣が監督を務め、賭場での札のやり取りには殴り合いを凌駕する緊張感が溢れる。
“手本引き”に翻弄される人々、盆中(賭場)に満ちる冒険的で愛おしい人生の哀歓を全編モノクロ、オール高知ロケによって描き出した。

【コメント全文】

博奕は東映映画に欠かせない素材であったが、手本引きは玄人好みで映像化には苦労したものだ。高瀬監督はモノクロの光と影でいのち札にかける男の情念の哀しさ愚かさを丁寧に描いて大人の映画にしている。
■高田宏治・脚本家『仁義なき戦い 完結篇』

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アクションも恋愛も無い映画だが、男の本能、血が騒ぐ映画だ。と同時に男の情けなさを見せつけられる映画だ。是非、映画館の暗闇の中で一人孤独に観て欲しい映画です。
■永島敏行・俳優

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勝負の勝ち負けは、必ずしも人生の勝ち負けではない。本人にとっての「矜持」の問題なのだ。『王将』『ハスラー』などなど……古今東西の名画と同様の教訓と、ある種の爽快感を、この映画は与えてくれる。
■松崎憲晃・元『映画秘宝』編集長

究極のギャンブルに翻弄される人々、人生哀歓『カスリコ』予告

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究極のギャンブルに翻弄される人々、人生哀歓『カスリコ』予告

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石橋 保  宅麻 伸
中村育二 山根和馬 鎌倉太郎 金児憲史 高橋かおり 高橋長英
小市慢太郎 西山浩司 高杉 亘 伊嵜充則 及川いぞう 西村雄正 大家由祐子 池上幸平 服部妙子

脚本:國吉卓爾(『カスリコ』第26回新人シナリオコンクール 特別賞 大伴昌司賞準佳作)  

監督:高瀨將嗣
音楽:辻 陽

制作:臼井正明 撮影:今泉尚亮 美術監督:若松孝市 
照明:守利賢一 録音:藤丸和徳/清水雄一郎 

装飾:井隈啓太 記録:柳沼由加里 配役:空閑由美子 
助監督:山本亮 制作担当:古森正泰

制作協力:シネムーブ
製作:珠出版
配給:シネムーブ/太秦 
宣伝:太秦

【2018年/日本/モノクロ/ビスタサイズ/5.1ch/114分】
©2018 珠出版

6月22日 ユーロスペースほか全国順次公開!

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