『青の帰り道』再上映記念連載/監督・藤井道人#15

「青の帰り道」監督の藤井道人です。

5月11日から、アップリンク渋谷にて「青の帰り道」の上映が始まりました。
それに伴って、昔から縁の深いcinefilさんで、連載を書かせていただけることになりました。
今回で第15回。

画像: ©映画「青の帰り道」製作委員会

©映画「青の帰り道」製作委員会

5月25日

上映15日目。

cinefilの記事を書くことが朝の日課になっている。読んでくれる人も多いようで、とても書き甲斐がある。稚拙な文章ではありますが、何卒お付き合いください。

流石に、夜トークショーばかりしていても生活ができないので昼の生活が慌ただしくなり始めた。新作映画の準備、執筆、ドラマの仕上げなど食事を取る暇もなくワタワタしている。

ただ、1日の終わりに劇場に向かう日課は何だか頑張った自分へのご褒美のように思えてくる。大変だけど楽しい。

画像1: 『青の帰り道』再上映記念連載/監督・藤井道人#15

本日のゲストはドラマ「向かいのバズる家族」から藤井武美さん、キリ役の清水くるみさん。

映画「桐島、部活やめるってよ」から親友同士のお二人のトークショーはいつもよりもアットホームな空間で新鮮だった。

みんな、清水くるみさんの明るさに驚いたのではないだろうか。
劇中では繊細な芝居を見せてくれる彼女も、普段は裏表のないチャキチャキした女性だ。
女優って凄い。

画像2: 『青の帰り道』再上映記念連載/監督・藤井道人#15

藤井武美さんは、清水さんのキスシーンを見るのが変な気分だったと。
それはそうだ、昔から知っている人のそんなところ、中々見る機会がない。

仲良さそうに話す二人を見て、感慨深かったのが10代からの戦友が何年も経ってまだお互いを信頼し合ってこの世界で生きていること。

10年後もそうあって欲しいと強く思った。

画像3: 『青の帰り道』再上映記念連載/監督・藤井道人#15
画像: 左から藤井武美さん、藤井道人監督、清水くるみさん

左から藤井武美さん、藤井道人監督、清水くるみさん

今日のゲストは「デイアンドナイト」より阿部進之介さんが登壇してくれる。
乞うご期待。

藤井道人

■藤井道人 Michihito Fujii
映画監督、映像作家、脚本家。1986年生まれ、東京都出身。日本大学芸術学部映画学科脚本コース卒業。伊坂幸太郎原作『オー!ファーザー』でデビュー。『光と血』などの作品を発表する一方で湊かなえ原作ドラマ『望郷』、ポケットモンスター、アメリカンエキスプレスなど広告作品も手がける。2017年Netflixオリジナル作品『野武士のグルメ』や『100万円の女たち』などを発表。2019年『デイアンドナイト』『青の帰り道』公開中。6月28日『新聞記者』の公開が控える。

ご来場のお客様からご感想をいただきました!

■maki様

「青の帰り道」やっと観に行けた(๑•∨︎•๑)!想像してたようなキラキラな青春映画じゃなくて、結構ヘビーな作品で軽い気持ちで見ちゃったからビックリした。。。!自分の人生、生き方について、深く考えさせられる内容だった。

若い時って夢もたくさんあり、これからの人生に期待しかなくて、いろんなことに野望を持ってる。でも、みんながみんな自分の思った通りの人生を歩めるかっていったら、ほんとにそうじゃなくて。自分が想像してるような人生を歩んでない人が、大半だと思う。挫折だってそりゃあるだろうし、悩んで悩んで、死にたいとか思う人もたくさんいると思う。そんな若者のもがきや葛藤をリアルに描いている作品。

個人的にはキリのお母さんの言葉がすごく響いた。
"人生に正確はない"
ほんとにその通りで人生みんな、ひとりひとり違う。色々な人生があるからこそ、それもそれでおもしろい。ひとりじゃないよ。案外みんな一緒。ってうちは言ってくれてるような気がしたなぁ。そして人生は自分で決めるんだもん。かっこ悪くても、その人の人生だもん。自分の人生に自信を持とう!なんか背中を押してくれた。

うちだって、もうかなり良い大人だけど、自分の人生こんなはずじゃなかった...って毎回おもうけど自分自身で決めてる事だから後悔はしてない。

そして、自分の音楽リストに元々入ってたamazarashi の『たられば 』が主題歌。つっきーから前におススメされたこの楽曲。この映画を見てからちょっと聴き方が変わったなぁ
☆良き曲、、、☆

■未来(みく)様

「青の帰り道」2回目行ってきました!ラスト知ってる分、気持ちは少し楽。だけど、だからこそ余計に冒頭のキラキラ青春がほんと儚くて胸が締めつけられた。

私こういう映画2回観ようとはなかなか思わないはずなんだけどなー。観てて辛いとこあるし、リョウとか嫌悪感抱きそうなもんなんだけどな。うまく言えないけど、大人になるってそういうことなんだと思った。

帰り道には、楽しかったことが終わってしまったイメージがある。何かを得て失って、行きとは違う自分がいる。その変化を受け入れることができてもできなくても、そうして生きていかなければならないんだろうな。

ほんと、昨日くるみちゃんも言ってたけど、彼らと同世代の今の私が感じることと、もう少し大人になってから感じることが全然違いそう。誰に共感できるのかも。
でもたぶん共感できた人物ができなくなっちゃうことはなくて、できる人が増えていくんじゃないかな。そんな作品。

『青の帰り道』 東京再上映・トークイベント開催中!

東京・アップリンク渋谷 https://shibuya.uplink.co.jp/
5/11(土)〜公開中 (終映日未定)

《トークイベント登壇予定者》

藤井道人監督・岡本麻里(原案)
26(日)阿部進之介/27(月)山本彰吾(THE RAMPAGE from EXILE TRIBE)/28(火)甲斐翔真/29(水)武田玲奈/30(木)山田智和、川島直人/31(金)前田公輝

※詳細は劇場HPをご覧ください。

■アップリンク吉祥寺 拡大上映決定!
https://joji.uplink.co.jp/
5/17(金)〜(終映日未定)

連日満席の東京から関西、そして新潟でも上映決定!

■大阪第七芸術劇場
http://www.nanagei.com/

6/22(土)〜

■京都・出町座 https://demachiza.com/
6/22(土)〜

■新潟・市民映画館 シネ・ウインド https://www.cinewind.com/line-up/
7/27(土)〜

映画『青の帰り道』

画像: 映画「青の帰り道」特報/2018年12月7日(金)全国ロードショー www.youtube.com

映画「青の帰り道」特報/2018年12月7日(金)全国ロードショー

www.youtube.com

出演:真野恵里菜 清水くるみ 横浜流星 森永悠希 戸塚純貴 秋月三佳 冨田佳輔
山中崇 淵上泰史/嶋田久作
工藤夕貴 平田満

主題歌:amazarashi『たられば』

監督:藤井道人
原案:おかもとまり
脚本:藤井道人/アベラヒデノブ
制作プロダクション:and pictures
制作協力:BABEL LABEL/プラスディー
配給:NexTone
配給協力:ティ・ジョイ
再上映配給:BABEL LABEL/ボタパカ/and pictures

©映画「青の帰り道」製作委員会 

公式サイト:(以下より)

連載第15回

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