『エセルとアーネスト ふたりの物語』(チャイルド・フィルム/ムヴィオラ配給)が9月28日(土)より岩波ホールほか全国順次公開となります。
この度、ポスタービジュアル&場面写真が解禁されました。
世界中で愛される「スノーマン」の著者が、自身の両親の人生を描いた原作をアニメーション映画化。
日本初上映の「東京アニメアワードフェスティバル2019」で〝イギリス版『この世界の片隅に』!〟と感動を呼んだ話題作。
「スノーマン」「風が吹くとき」などの名作で知られるイギリスの絵本作家レイモンド・ブリッグズが、自身の両親の人生を描いた「エセルとアーネスト」(8月バベルプレスより刊行)を原作としたアニメーション映画『エセルとアーネスト ふたりの物語』が9月28日(土)より、東京・
岩波ホールを皮切りに全国で公開される。
1928年の出会いから結婚、息子レイモンドの誕生、第二次世界大戦、戦後の発展と時代の変化、そして老い…40年にわたる激動の時代に、“普通”を懸命に生きた父と母を描いた感動作だ。
日本でのお披露目となった今年3月の「東京アニメアワードフェスティバル2019」では、本作のプロデューサー カミーラ・ディーキンが来日。『この世界の片隅に』の片渕須直監督との対談も行われ、いち早く作品を見た観客からは“まさにイギリス版『この世界の片隅に』!”“戦争の時代を乗り越えて老夫婦になるまで添い遂げたふたりの愛情に感動”“自分の両親を思い出して涙がとまらない”という絶賛が相次いだ。
細部にこだわり、心をこめて作り上げた手描きアニメーションの世界が伝わるポスタービジュアルには原作者の姿も。
この度公開されたポスターは、原作者レイモンド・ブリッグズの世界に忠実に、9年という歳月を費やし、レンガや服装まで細部にこだわって手描きで制作されたアニメーションの世界が伝わって来るビジュアル。
映画の冒頭に登場し、「エセルとアーネスト」が生きた時代へ観客を連れて行ってくれる、原作者ブリッグズの実写の姿もあしらわれている。
イギリスを代表する名優と若手人気俳優が参加した豪華声優陣。
エンディング曲はポール・マッカートニーの書き下ろし。
声のキャストは、カンヌ国際映画祭女優賞受賞のブレンダ・ブレッシン(『秘密と嘘』『つぐない』)がエセル、アカデミー賞俳優のジム・ブロードベント(『アイリス』『パディントン』)がアーネスト、『ボブという名の猫 幸せのハイタッチ』のルーク・トレッダウェイが成長した息子レイモンドを演じている。
また、ブリッグズ作品の大ファンというポール・マッカートニーが書き下ろしたエンディング曲まで、感動がぎっしりと詰まった本作。
監督ロジャー・メインウッドは、残念ながら昨年9月20日に65歳で癌のため亡くなったが、原作への愛情と尊敬に溢れ、心のこもった本作で日本の観客を魅了する日も近いだろう。
ものがたり
激動の20世紀を生きた一組の平凡な夫婦の、40年にわたる心暖まる本当の物語。
1928年ロンドン。
牛乳配達のアーネストとメイドだったエセルは恋に落ち、結婚し、ウィンブルドンに小さな家を構える。最愛の息子レイモンドの誕生と成長、第2次世界大戦中の苦難の日々にも、二人は寄り添い、笑いあうことを忘れない。
戦後の経済発展が進む中、静かに忍び寄る老い・・・しかしいつもエセルの横にはアーネストがいた。激動の20世紀を生きた庶民の歴史を、暖かなまなざしで描いた感動の物語。
監督:ロジャー・メインウッド
原作:レイモンド・ブリッグズ(バベルプレス刊)
音楽:カール・デイヴィス
エンディング曲:ポール・マッカートニー
声の出演:ブレンダ・ブレッシン/ジム・ブロードベント/ルーク・トレッダウェイ
原題:Ethel & Ernest
2016年/94分/カラー/ドルビー・デジタル/ヴィスタサイズ/イギリス・ルクセンブルグ/日本語字幕:斎藤敦子/
後援:ブリティッシュ・カウンシル
配給:チャイルド・フィルム/ムヴィオラ