1988年に舞台「絶妙な関係」で旗揚げされ、宮藤官九郎や阿部サダヲなど多才なメンバーと共に、多岐にわたって活動を続けてきた大人計画。
主宰である松尾スズキも「松尾スズキ」として活動を始めて、2018年には劇団とともに30周年を迎えました。

その松尾スズキの次なるプロジェクトは自らが初めて監督・脚本・主演を全て務め、この秋公開される映画『108~海馬五郎の復讐と冒険~』(読み方:いちまるはち かいばごろうのふくしゅうとぼうけん)。「いいね!の数だけ女を抱いて復讐」という前代未聞のR18映画に、超豪華なキャストが勢揃いしました。

海馬五郎の妻で元女優の綾子を演じるのは中山美穂
“ドクタースネーク”というコンテンポラリーダンサーとの2ショット写真をSNSに投稿したことがバレて、海馬を激怒させてしまう。不思議な魅力を放つ年下ダンサーに身も心も奪われていく綾子を大胆に演じ、大人の魅力をたっぷりと披露している。
海馬のプレイボーイの友人・糸井には、劇団ハイバイを軸に劇作家、演出家、そして自らも俳優として活躍している岩井秀人
「いいね!の数だけ女を抱いて資産を使い切る」という海馬のとんでもない復讐計画に巻き込まれていく。
さらに海馬の友人でパニック障害持ちの女優・砂山を、読売演劇大賞や紀伊國屋演劇賞を受賞し名だたる演出家が厚い信頼を寄せる秋山菜津子
そして海馬の代わりに病気の父の世話を一手に引き受けることになってしまった妹役を坂井真紀が演じている。

また、なぜか海馬に綾子の動向をリークし続ける売れない女優にドラマ「3年A組ー今から皆さんは、人質ですー」(19)でブレイクを果たした堀田真由
復讐計画に手を貸すド派手なホストに大東駿介
自分の価値を絶対に落としたくない高級風俗嬢に『リバーズ・エッジ』(18)で体当たりの演技が話題となった土居志央梨
など、実力派の若手俳優陣がそれぞれ”超個性豊かな”役柄に挑んだ。

その他、栗原類
LiLiCo
酒井若菜
福本清三
乾直樹
オクイシュージ
に加え、宍戸美和公
村杉蝉之介
といった大人計画でお馴染みの俳優陣も名を連ねている。

画像: 松尾スズキ-自らが初めて監督・脚本・主演に挑む、前代未聞のR18映画『108~海馬五郎の復讐と冒険~』に、中山美穂ほか豪華キャスト陣が集結!

【コメント】

●中山美穂

松尾監督がこの作品を構想中の頃、咄嗟に私に演らせて下さいと申し出てしまったのです。監督は実現できるかどうかと笑いながら仰っていましたが、それから1年待たずに私達は撮影に挑んでいました。楽しくて仕方のない現場でした。演出をされる松尾スズキは穏やかに強い信念を持ち、そして激しく演じてらっしゃいました。そんな姿がだんだんと可愛く見えてきて、作品の中でもその感じが伝わるのだと思います。とにかく笑える内容です。そしてせつない。私に演らせて頂けたことに感謝しています。

●岩井秀人

メジャーな作り手の誰もかれもが「コンプライアンス」を気にし、テレビの前の主婦までもが「この表現、誰かに文句言われないのかしら?」と呟くようなご時世に、「よくぞこんな映画を作った!」と言われることでしょう。でも本来「表現」って、「ワレワレの外側」にあるものに手を伸ばすためのものなのだし、そのことを思い出させてくれる作品です。だからコンプラなんてものには届かない高みのシロモノになってございます。ご覧ください!
しかし松尾さんって、いつ丸くなるんでしょうね…。

●秋山菜津子

舞台作品の中でいつも私に面白い役をやらせて下さる松尾さん。今回もなかなか変わった役柄を与えてくださいまして…楽しかったです。
撮影が終わって『この映画を秋山さんの代表作にして下さいね。』と松尾監督に言われたんですけど…嬉しいような ちょっと複雑な気分でした。あ、観て頂ければ分かると思うんですけど(笑)。
でも…そうですね、こんなに潔くかっこいい映画に出演できた事は“誇り”です。それは確かです。

【ストーリー】
名脚本家として成功している海馬五郎は、ある日、元女優の妻・綾子の浮気をSNSの投稿によって知ってしまう。コンテンポラリーダンサーである“ドクタースネーク”という男への熱い恋心を綴ったその投稿を見て、わめき散らす海馬。あまりのショックに離婚を考えるが、離婚時の財産分与で資産の半分を支払わなければならないことを知りさらに大激怒。

妻の”不貞”に支払わなくてはならない資産1000万を、自らの”不貞”で使い切ることで復讐を決意した海馬。綾子がSNSに投稿した写真についた108もの“いいね!”に湧き上がる怒り。 ”いいね!”の数だけ女を買いまくる、煩悩丸出し、前代未聞の復讐劇が幕をあける―。

松尾スズキ

中山美穂

大東駿介 土居志央梨 栗原類 LiLiCo
福本清三 乾直樹 宍戸美和公 堀田真由

村杉蝉之介 オクイシュージ / 岩井秀人 / 酒井若菜 坂井真紀 秋山菜津子

監督・脚本:松尾スズキ

制作プロダクション:パイプライン
配給・宣伝:ファントム・フィルム

製作:「108〜海馬五郎の復讐と冒険〜」製作委員会(バップ/ファントム・フィルム/大人計画/パイプライン)

2019年/カラー/シネマスコープ/DCP5.1ch/102分

(C)2019「108~海馬五郎の復讐と冒険~」製作委員会

Twitter:@eiga108

2019年秋、全国ロードショー

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