2019年5月31日(金)~6月3日(月)にユーロライブをメイン会場として開催する第二回東京国際ろう映画祭の全上映ラインナップ、ならびに関連イベントが決定しました。

東京国際ろう映画祭は、ろう者の社会や芸術の発展と育成、また誰もが自由に映画と芸術の興味を共有できる場や聴者とろう者の相互理解の場を創出することを目的としています。

*ろう者の視点で厳選した世界中のろうにまつわる多彩な映画作品を一挙上映!

第二回のテーマは「可能性」です。昭和を生きた日本のろう監督の手による名作から、世界各地の映画祭で上映された最新の話題作ま で、世界初上映のプレミア作品や日本未配給作品を含む
31作品を4日間で一挙に上映します。ろうの世界は良くも悪くも様々な可能性に満ちています。
想像し、考え得るありとあらゆるリアリティと幻想を映画を通じて皆様にお届けしていきます。

◆FOCUS ON ASIA TDF 4作品**

アジアに生きるろう者の姿を映し出す、日本未配給の鑑賞機会が貴重な4

『手話時代』Sign Language Time インターナショナルプレミア

監督:米娜 (ミー・ナー)/蘇青(スー・チン)
2010年/中国/中国語・中国手話・日本語字幕・英語字幕・簡体字字幕/87分

画像: 『手話時代』Sign Language Time インターナショナルプレミア

山形国際ドキュメンタリー映画祭で上映された『白塔』のもう一つのドキュメンタリー映画。
若い頃に踊りを勉強したダンサーのろう女性、芳芳(ファンファン)の視点を中心 に、様々な都市や時間で過ごす2000万人のろう者の日常を追う。彼らの生き生きとした手話を通して、雇用や教育、犯罪、結婚などの社会と文化が浮かび上がってく る群像劇。ろう者を兄弟にもつ蘇監督とこれまで中国のろう者を撮ってきた米娜監督の視点から中国を映し出していく。

『聴説』Hear Me 未配給作品

監督:鄭芬芬(チェン・フェンフェン)
2009年/中国台湾/中国語・中国手話・日本語字幕・英語字幕/109分 協力:台湾映画同好会 字幕 提供:大阪アジアン映画祭

聴覚障害者のための総合スポーツ競技大会・デフリンピック出場を目指す水泳選手のシャオポンと、彼女を支える妹のヤンヤン。そんな姉妹と偶然知り合った弁当屋の青年・ティエンクオが織りなす青春ドラマ。監督がニュースで見た事実を元にストーリーが作られた。台湾では台北でのデフリンピック開催に合わせた
2009年夏に公開され 大ヒット。2010年に大阪アジアン映画祭上映「観客賞」を受賞。

『TOTA』 TOTA  ジャパンプレミア

監督:八幡亜樹
2012年/インド・日本/日本手話・日本語・ヒンディー語・日本語字幕・英語字幕/52分/無音(一部音あり)

画像: 『TOTA』 TOTA  ジャパンプレミア

インド人の盲目の蝋燭職人と、日本人の聾の舞踏家、国籍も言語も違う二人がインドで出会う。共通の言葉も視覚や聴覚情報もない極限の手段の中で、互いの存在を認識していく姿を追ったロードムービー。日本手話でもヒンディー語でもない「二人だけの言語」と空間からコミュニケーションの根源を問う。国際交流基金の制作協力のもと、 インドのラリット・カラ・アカデミー=国立芸術アカデミーにて上映された。

『楽しき日曜日』The Happy Sunday

監督:深川勝三
1961年/日本/日本手話・日本語字幕・英語字幕/70分/無音/ DVD未販売

青空の中、聾者グループのピクニックに遅れてやってきた男性が「バレエの招待券をもらったので観てきた」と語ったのがもとで色々な会話が始まるのだった...
『たき火』『三浦 浩翁半生記』を撮った鬼才監督深川勝三の処女作、様々な短編で織り成すオムニバス。今回100分超の作品を70分に再構成して特別上映。

◆PANORAMA 4作品

世界の広さと奥深さ、そしてあなたのアイデンティティを問いかける4作品

『リバース・ポラリティ』Reverse Polarity インターナショナルプレミア

監督:ジュール・ダメロン
2018年/アメリカ/アメリカ手話・英語・日本語字幕・英語字幕/43分

画像: 『リバース・ポラリティ』Reverse Polarity インターナショナルプレミア

ボーイフレンドに別れを告げ、新しい恋を探そうとするチェイスは、ソウルメイトを引き合わせるミステリアスな仲人、エイトに出会う。エイトは彼にピッタリな人を会わせるが、そ の人は彼が 予想していない相手だった...その思いもよらないその展開に必見!
ろう者のための様々な動画を配信しているDPAN TVが送る、6つのエピソードを1本化した大人向けLGBTラブコメディ。(R- 18指定)

『音のない世界で ーSound and Furyー 』Sound and Fury

監督:ジョシュ・アロンソン
1999年/アメリカ/アメリカ手話・英語・日本語字幕・英語字幕/79分/DVD未販売

人工内耳移植により、耳が聞こえない人の聴覚が回復する可能性が広がってきている。聴覚に障害のある幼い子どもに移植を受けさせるか、あるいは、あるがままの姿を 尊重すべきか。難しい選択を迫られる2組の夫婦を追ったドキュメンタリー。それぞれの決断に至るまでの、お互いの意見のぶつかり合いや心の葛藤を克明に映し出す。

『音のない世界で ―6年後―』Sound and Fury : 6 Years Later
インターナショナルプレミア

監督:ジョシュ・アロンソン
2006年/アメリカ/アメリカ手話・英語・日本語字幕・英語字幕/29分

人工内耳装着児の会からの依頼を受けて制作した『音のない世界で』の6年後を追ったドキュメンタリー。9歳に人工内耳を装着した娘は聴者とスムーズに交流し、聴者の 世界に住むことが容易になった。読唇術と会話を通して成長していく娘は両親がいる聾者の世界と彼女がいる聴者の世界、2つの世界を持つようになる...人工内耳の可能性とは。ろうの世界の現実を提示する作品。

『シニェ ー手話を話す ー』Signing インターナショナルプレミア

監督:ヌリト・アビブ
2017年/フランス/各国の手話・ヘブライ語・英語・フランス語・日本語字幕・英語字幕/60分

手話は多種多様で、それぞれ独自の文法と構文、独自の豊かさと複雑さを備えているー本作監督は手話の未知の領域に挑戦する。3世代の主人公、聾者と聴者、そしてハイファ大学手話研究所の研究者は、前世紀にイスラエルで進化した手話について語る。 監督は人類の母国語、翻訳や世代間伝達についての議論を続けていく。 人間の言語に対する私たちの認識を広げるための招待状。

◆CINEDEAF(ローマ国際ろう映画祭)セレクト 1作品

イタリアのCINEDEAF(ローマ国際ろう映画祭)スタッフがセレクトした映画を上映します。

『勝利のボイス』The voice of victory インターナショナルプレミア

共同監督:イラリア・ガルブセラ/アントニノ・グザルディ
2016年/イタリア/イタリア手話・イタリア語・日本語字幕・英語字幕/67分

スポーツは私たちに夢や希望を与えてくれる。様々なスポーツ競技に携わる難聴者やろう者が自らの経験や困難を語っていく...6人の耳が聞こえないアスリートの人生を追ったドキュメンタリー映画。

◆特別上映企画 日本語字幕付き初上映作品

ろう者へ多様な映画の鑑賞機会を。東京国際ろう映画祭がバリアフリー字幕を制作・上映。

『教誨師』Kyoukaishi

監督:佐向 大
2018年/日本/日本語・日本語字幕/114分

プロテスタントの牧師、佐伯保(大杉漣)。彼は教誨師として月に2回拘置所を訪れ、一癖も二癖もある死刑囚6人と対話していく。「教誨師」の役目とは受刑者の道徳心の育成や心の救済に務め、彼らが改心できるよう導くこと。死刑囚に寄り添いながらも自分の言葉が届いているのか苦悩する佐伯は自分の人生にも向き合うようになる。“死”の側からとらえた強烈な“生”の物語、そして名脇役で知られている大杉漣氏の最初のプロデュース作にして最後の主演作。

◆ろう監督 短編特集 4作品

ろう者ならではのユニークな視点や多様な表現が光る4作品。従来のろう者の型にはまらない自然な演技にも注目!

『彼について』To know him アジアプレミア

監督:テッド・エヴァンズ
2018年/イギリス/イギリス手話・英語・日本語・英語/28分

パートナーであるロブを突然事故で亡くしてしまうサラ。悲しむ彼女は医者にロブを引き取りたいと伝えるが、両親がいないはずのロブの父に連絡したというー 『THE END』で話題になったテッド・エヴァン監督のヒューマンドラマ新作。
第21回ブリティッシュ・インディペンデント・フィルム・アワード 最優秀英国短編賞受賞。

『事件の前触れ』Signs of an affair ジャパンプレミア

監督:ルイス・ニースリング
2017年/イギリス/イギリス手話、英語・ 日本語字幕・英語字幕/28分

フローラは良くも悪くもない結婚生活を21年間送っていた。ところがある日、夫のフレッドは「お茶に砂糖を入れなくて良い」とフローラに告げる。何か怪しいとすぐ悟った彼女は夫の行動を尾行し始める...本作監督の前作『スティア・ヒア』に続く痛快なブラックコメディ第二弾。

『あだ名ゲーム』The Sign Name Game

監督:今井ミカ
2014年/日本/日本手話・日本語字幕・英語字幕/13分/無音
ろう者の中には、伝統的な「あだ名ゲーム」という遊びがある。そんな中、とある聾学校の生徒3人は、「あだ名ゲーム事件」の心霊スポットの情報をインターネットで手に入れた。3人の好奇心は高まり、3人はその心霊スポットへと向かって行った...。
第2回アイルランド国際ろう映画祭2014短編映画部門最優秀賞、2018年第1回 上海国際ろう映画祭 脚本賞など各ろう映画祭にて受賞。

『父』 Father

監督:今井彰人
2016年/日本/日本手話・日本語字幕・英語字幕/20分/

無音公演が控えている中、介護施設の職員からメールが来た。「最近、お父様が外出したがっています。1日だけでも良いのでどこかへ連れてあげてください」父が認知症を 患ってから距離を置いていた息子。厭々ながらも劇場へ連れていくが父の思いがけない姿を目にする。
2016年度第13回さがの映像祭にて優秀賞・深川勝三・睦賞・ 会場特別賞受賞。

◆聴者監督 短編特集 6作品

世界の映画祭で話題となった作品多数。聴者監督の目線でリアルなろう者の様子を鮮明に映し出す6選。

『インナー・ミー』INNER ME ジャパンプレミア

監督:アントニオ・スパノ
2016年/コンゴ/コンゴ手話・スワヒリ語・日本語字幕・英語字幕/32分

コンゴの埃まみれる道、混雑した市場、食肉処理場を歩くろう少女と、様々な運命と宿命の下にいる
3人のろう女性—彼女たちの力強い生命力を通した人間賛美の作品。
カンヌ映画祭2016年短編部門ノミネート作品。

『渦巻』Whirlpool アジア プレミア

共同監督:ケイト・バクスター/エリザベス・ディクソン
2017年/イギリス/英語・ 日本語字幕・英語字幕/17分

盲ろう者の熱心な公民権活動家であることで知られているヘレン・ケラーをベースにした短編。マスコミや世間の人々、彼女の家族からの偏見にさらわれている彼女は自分自身でさえも先入観に囚われていく...スタリッシュ的な映像と心理描写が見事なサスペンス。
上映後に監督からのメッセージ動画上映有り。

『サイレントチャイルド』The Silent Child

監督:クリス・オーバートン
2017年/イギリス/イギリス手話・英語/日本語字幕・英語字幕/21分

イギリスの片田舎に暮らす4歳になる聾者のリビー。中産階級の彼女の家族は、自分たちの「壊れた」子どもが現実世界に生きていけるようその場しのぎの解決方法を探していた。しかし社会福祉士を雇ったことにより、問題はリビー以外にあることが明らかになっていく。
2018年アカデミー賞最優秀短編映画賞など受賞。

『サイン』Sign 未配給作品

監督:アンドリュー・キーナン・ボルガー
2016年/アメリカ/アメリカ手話/15分

通勤電車で見かけた時からお互いに気になっていたアーロンとベン。アローンに話しかけたベンだが、アーロンがろう者であると知り、手話を勉強しつつアーロンとの距離を縮めて いく。心動かされる美しい映像とテンポ良く進んでいく青春ラブストーリー。
NYのLGBT映画祭で知られるNewFestの観客賞など様々な映画祭にて受賞。

『お願い、静かに』Their Voices

監督:水谷江里
2018年/ポーランド/ポーランド手話・ポーランド語 ・日本語字幕・英語字幕/26分/字幕提供:ポーランド映画祭

日本人の水谷江里監督が寄宿制のろう学校で撮影した短編映画。ポーランドの聾学校や寮で日常を過ごす子どもたちのありのままの日常を1年間かけて追う。 ろうの子供たちのさり気ない表情や行動を通して原始的な風景が浮かび上がってくる珠玉の作品。
ポーランド映画祭2018上映作品。

『キャラメルの言葉』Words of Caramel ジャパンプレミア

監督:ホアン・アントニオ・モレノ・アマドア
2016年/スペイン/日本語字幕・英語字幕/21分

手話を知らずに育った、サハラ砂漠の難民キャンプに住むろう者の少年。彼は親友のラクダ、キャラメルの言葉を表現するために文字を学び始める。 彼の世界から視るこの世界の美しさと感覚的な体験を与えてくれる秀作。

画像: 『キャラメルの言葉』Words of Caramel ジャパンプレミア

秀作ぞろいの公募 11作品を上映!観客賞を新設!

今回より始まった作品公募には15の国と地域から38作品の応募があり、その中から
11作品をセレクトしました。
アート、アニメ、コメディ等、ジャンルも様々にいずれも見応えのある秀作ばかりです。公募作品は上映後、一般観客を対象に投票を募り、最も支持を得た作品を最終日のクロージングセレモニーで観客賞(新設)として表彰します。

公募11作品
公募作品から11作品を選出。 アートやアニメ、コメディ等 れも 見応えがある秀作 かり!会場投票で観客賞を決定します

『無音の海辺』Silent Version Of Water Scene
◎インターナショナルプレミア

監督:乔晟祥(チィァォ・シォンシィァン)
2018年/中国/中国手話・日本語字幕・英語字幕・簡体字字幕/12分/

無音無音の海辺で舞う、ろう者の男女の4人。音という束縛を捨て、人生を探求していくダンス・パーフォマンス**。

『クラッシュ』Crushed
◎インターナショナルプレミア

監督:ジェイ・コワルチク
2016年/アメリカ/アメリカ手話・日本語字幕・英語字幕/5分/

無音休暇の中、小さな町にやってきた夫婦は...

『パンにジャムをぬること』Mitarashi

監督:瀬浪歌央
2018年/日本/日本語・日本語字幕・英語字幕/23分

大学1年生の琳が、耳の聞こえない女の子・すみれと出会う。
互いの違いや共通点を見つけ、二人が心を通わせていく。

『強さはあなたの中に』The Strength Within You - Be-YOU-tiful
◎インターナショナルプレミア

監督: トゥルーディ・サージェント
2017年/アメリカ/日本語字幕・英語字幕/4分

とあるカフェにいる女の子。そんな時に美女美男のカップルが入ってきて ...

MATHER』MATHER
◎インターナショナルプレミア

監督:チェイス・バートン
2017年/アメリカ/アメリカ手話・日本語字幕・英語字幕/23分

枯渇された星で彷徨う放浪者は神秘的な箱に出会う。
その箱から与えられた種の力によって、創造か破壊か究極の選択を迫られる。

『聾女独白』Young Chinese - Deaf Girl Monologue
◎インターナショナルプレミア

監督:Sybil Liang _
2018年/中国/中国手話・中国語・日本語字幕・英語字幕/15分

手話の「ヴァギナモノローグ」から始まる、中国で生きるろう者女性たちが語る、耳が聞こえない人たちの世界。

『一日の嘘』FAKING A LIVING
◎インターナショナルプレミア

共同監督:ジョエル・チャルド/ジャン=マリー・ハレゴ
2018年/フランス/フランス手話・日本語字幕・英語字幕/43分

ぼろアパートに移ったばかりのとある老年夫婦。
仕事に出かけようとする老年男性だが、なぜか不運の連続に見舞われる。

『ドライバー』DRIVER
◎インターナショナルプレミア

監督:アントニオ・カナターネ
2018年/イタリア/イタリア手話・イタリア語・日本語字幕・英語字幕/21分
ロードドライバーのトム。
とある日、男性からドライバーをやって欲しいと報酬を渡される。

『デフニング ダークネス』Deafening Darkness
◎ ジャパンプレミア

監督:マーク・トリフノビッチ
2017年/カナダ/アメリカ手話・英語・日本語字幕・英語字幕/20分
ワークショップを受けているろう者の女性と男性。
とある日男性が突然行方不明になってしまう。彼を探し続ける彼女は以前から気になっていた黒いドアを開ける。

『ジンジャーブレッドの魔女』The Gingerbread Witch**
◎ジャパンプレミア

監督:ポール・ミラー
2018年/イギリス/無音/10分
仲が良い双子のろう者アンダースと聴者オーロラ。
彼らが住む村には村の子供たちが何世代もの間、姿を消していた。
そんなある日、双子は魔女に出会ってしまう。

『ヘディとハイ ー生き別れた姉妹ー』Hedy and Heidi : The lost sister
◎インターナショナルプレミア

監督:ジェイソン・ロバーツ
2018年/アメリカ/アメリカ手話・英語・日本語字幕・英語字幕/74分
小さい時に生き別れた姉妹のヘディとハイジ。
成長したヘディは姉のハイジに会うために壮大な冒険に飛び出す。

◎海外からの招聘ゲスト多数!

映画祭期間中は上映作品の監督・出演者をはじめ、海外ろう映画祭のディレクターやコアスタッフが多数来日し、舞台挨拶やシンポジウム に登壇します。

【来日予定ゲスト】

・6/1(土)『リバース・ポラリティ』舞台挨拶
・6/2(日) 「アメリカ映画業界のろう者と聴者」ーThe Deaf Essence in the Film Industryーワークショップ登壇
| ジュール・ダメロン(監督)/ジョシュ・カスティーユ(出演者)/アメリカ

・6/1(土)・6/3(月)『手話時代』舞台挨拶
| 蘇青(スー・チン)(監督)/芳芳(ファン・ファン)(出演者)/中国

・5/31(金)シンポジウム登壇 「日本・アメリカ・イタリアのろう映画祭からみる現在と未来」
| マイケル・アンソニー(DEAF SPOTLIGHT の理事長兼シアトルろう映画祭のフェスティバルデ ィレクター)/アメリカ

・5/31(金) 「日本・アメリカ・イタリアのろう映画祭からみる現在と未来」
・6/5(水)「ろう者の言語、歴史、文化とオーラルヒストリー」シンポジウム登壇
| ルカ・デス・ドリデス ローマろう研究所(ISSR)職員(研究員、アーキビスト、司書)
CINEDEAF(ローマ国際ろう映画祭)の創設メンバー/イタリア

◎初挑戦の音声ガイド上映や、第一回東京ろう映画祭で好評だった手話弁士の登壇のイベントも!

日本のろう者とインドの盲者が共に旅をするロードムービー『TOTA』。ほか3作品の上映では、バリアフリー映画鑑賞推進団体シティ・ライツの協力のもと、本映画祭初となる音声ガイド付き上映を実施。ろう者、聴者のみならず、盲者の方にも作品をお楽しみいただけます。
また、 中国の様々なろう者を追ったドキュメンタリー『手話時代』では、日本語が母語ではないろう者によりわかりやすく伝えるため手話弁士が登壇します。

・音声ガイド付き上映
:6月2日(日)10:30
上映作品 『TOTA』・『渦巻』・『サイレントチャイルド』(会場:ユーロライブ) ・手話弁士上映
:6月3日(月)14:00
上映作品『手話時代』 (会場:ユーロライブ)

◎全作品の英語字幕付き上映&トーク・シンポジウムでの多言語情報保障を実現!

海外からのお客様にも本映画祭をお楽しみいただけるよう、全ての作品に英語字幕を付け上映します(『教誨師』『サイレントチャイルド』は 日本語字幕のみ提供)。
また、映画祭で開催する舞台挨拶やトークイベントでは日本手話通訳はもちろん、アメリカ手話・国際手話通訳、さらに音声認識アプリUDトークによる日英リアルタイム字幕表示を行い、多言語の情報保障・情報支援に対応します。

*特別上映企画として『教誨師』を日本語バリアフリー字幕付きで日本初上映決定!

東京国際ろう映画祭では、ろう者により多様な映画作品を知ってもらうべく、これまで強い要望がありながら字幕上映が実現していなかった作品のバリアフリー字幕制作・上映に継続的に取り組んでおります。今回は、名脇役として活躍されながら昨年2月に急逝した大杉漣氏の最初のプロデュース作にして最後の主演作『教誨師』を上映します。

<東京国際ろう映画祭 開催概要>

【主催・運営】東京ろう映画祭実行委員会
【助成】アーツカウンシル東京(公益財団法人東京都歴史文化財団)/芸術文化振興基金助成事業
【特別協力】イタリア文化会館/バリアフリー映画鑑賞推進団体シティライツ
【協賛】
Palabra株式会社/アルファ ロメオ/Shamrock Records 株式会社(音声認識アプリ「UDトーク」開発会社)/いとをかしCafe/株式会社博報堂DYアイ・オー
【後援】中国大使館文化部/ブリティッシュ・カウンシル/東京都聴覚障害者連盟
【宣伝協力】妹尾映美子/静岡×カンヌ×映画プロジェクト実行委員会
【協力】ろう者と映画を楽しむ会/ポーランド映画祭/大阪アジアン映画祭/台湾映画同好会/CINEDEAF/DEAF SPOTLIGHT/シネマジャック&べティ/ロフト9/アップリンク/ユーロライブ/チェレステ・スタジオ松濤/Tabela

2019年5月31日(金)~6月3日(月)
メイン会場:ユーロライブ(渋谷)
サテライト会場:渋谷アップリンクにて開催

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