巨匠スタンリー・キューブリックが3回鑑賞、「これまで観たすべての映画の中で最も恐ろしい映画だ」と絶賛、 『羊たちの沈黙』(91)、『セブン』(95)を超える衝撃でサイコ・サスペンス史上
No.1とも評される傑作『ザ・バニシング-消失-』が4/12(金)より、シネマート新宿、シネマート心斎橋ほか全国順次にてまさかの日本初公開となります。

画像1: © 1988, Argos Film, Golden Egg, Ingrid Productions, MGS Film, Movie Visions. Studiocanal All rights reserved.

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1988年のオランダ=フランス合作映画『ザ・バニシング-消失-』。
この作品はそのあまりに絶望的で魅力あるラストや、他に類をみない異様な語り口とサスペンスの持続力で巨匠スタ ンリー・キューブリックに「これまで観たすべての映画の中で最も恐ろしい映画だ」といわしめた、映画史上に残る戦慄のサイコ・サスペンス映画。

画像2: © 1988, Argos Film, Golden Egg, Ingrid Productions, MGS Film, Movie Visions. Studiocanal All rights reserved.

© 1988, Argos Film, Golden Egg, Ingrid Productions, MGS Film, Movie Visions. Studiocanal All rights reserved.

海外では初公開当時各国映画祭で喝采を浴び、30年を経た現在でも海外映画批評サイトRotten Tomatoesで98%の高評価を獲得しているなど、多くの人々の心の奥に<とてつもない映画>として刻ま れている作品。
何故か日本では未公開で終わり、今まで劇場公開がなされることのなかったこの作品が遂に4月より 劇場公開となります。

そしてこの度、そんな『ザ・バニシング-消失-』の初公開を記念して、同じく80年代作品であり、近年はなかなかスクリーンで観ることのかなわなかった、これまた史上最強クラスの恐ろしさを誇る危険な作品で『羊たちの沈黙』(91)のレクタ ー博士のモデルともなったといわれる、300人以上を殺害した実在の怪物、ヘンリー・リー・ルーカスを描いたシリアル・キラー映画『ヘンリー』がシネマート新宿、シネマート心斎橋、名古屋シネマテークほか、一部の『ザ・バニシング-消失-』の上映館にて特別上映が行われることが決定致しました。

画像1: © 1986 MALJACK PRODUCTIONS

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1986年アメリカ製作の映画『ヘンリー』は完成から数年間、本国アメリカでオクラ入り状態となり、1990年にやっと正式に公開、日本では1992年に劇場公開された作品。
70年代後半~80年代にかけて、全米で300人以上を殺害したと云われる連続殺人鬼、ヘンリー・リー・ルーカスの日常を淡々と凍るような冷たさで描いた犯罪スリラーで、流血や残虐シーンはほとんどないにもかかわらず、作品の放つ空気と徹底したドキュメンタリータッチの描写で<史上最も恐ろしい映画>のひとつとして映画史に残る衝撃作。

画像2: © 1986 MALJACK PRODUCTIONS

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完成した1986年当時、『13日の金曜日』のような観客を楽しませ るホラー映画を望んでいた出資会社は、『ヘンリー』の一切の感情を寄せつけない冷徹な内容に唖然、さらにはMPAA(アメリカ映画協会)によりX指定を受けたことにより数年間正式な劇場公開が見送られた。

英国ガーディアン紙の著名な映画批評家であり、『エクソシスト』の原作者ウィリアム・ピーター・ブラッティと監督ウィリアム・フリードキン の四半世紀にわたる闘争を追跡調査した「バトル・オブ・エクスシスト 悪夢の25年間」の著者でもあるマーク・カーモード氏は「映画史上最も恐ろしい一瞬ベスト10」において『ザ・バニシング-消失-』を6位、『ヘンリー』を8位に選出するなど(1位は『エクソシスト』(73)、2位『赤い影』(73)、3位『エイリアン』(79))、この2作品の恐怖の方向性が近いことを示している。

また両作品ともインディペンデント映画であり、その内容と完成度が評価されて、『ザ・バニシング
-消失-』のジョルジュ・シュルイツァー監督は『失踪』(93)、『ヘンリー』のジョン・マクノートン監督は『恋に落ちたら・・・』(93)でともにハリウッド進出を果たすなど、何かと共通項の多い作品である。

そんな『ヘンリー』は『ザ・バニシング-消失-』の上映館にて特別の限定上映、一部の劇場では同日に両作品が鑑賞可能なタイムテーブルが組まれる予定。
同じ日に両作品を鑑賞するもよし、または別日に鑑賞するもよし。ただどちらの場合でも鑑賞後には無言になり、うつむいたまま静かに帰途につくことになるのは必至。
現代ではあまり見られなくなった貴重な<地獄の映画体験>となるでしょう。

『ザ・バニシング-消失-』

画像3: © 1988, Argos Film, Golden Egg, Ingrid Productions, MGS Film, Movie Visions. Studiocanal All rights reserved.

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STORY:
7月、オランダからフランスへと車で小旅行に出掛けていたレックスとサスキア。立ち寄ったドライブインで、 サスキアは忽然と姿を消してしまう。必死に彼女を捜すも手掛かりは得られず、3
年の歳月が経過。依然として 捜索を続けるレックスの元へ、犯人らしき人物からの手紙が何通も届き始め...。
◆監督:ジョルジュ・シュルイツァー
◆製作:ジョルジュ・シュルイツァー、アンヌ・ロルドン
◆原作:ティム・クラッベ
◆脚本:ティム・クラッベ、ジョルジュ・シュルイツァー
◆撮影:トニ・クーン
◆音楽:ヘンニ・ヴリエンテン
◆出演:ベルナール・ピエール・ドナデュー、ジーン・ベルヴォーツ、ヨハンナ・テア・ステーゲ
1988年|オランダ=フランス合作|106分|カラー|ヨーロピアンビスタ|原題:SPOORLOOS提供:キングレコード|
配給・宣伝:アンプラグド
© 1988, Argos Film, Golden Egg, Ingrid Productions, MGS Film, Movie Visions. Studiocanal All rights reserved.

4 月12 日(金)よりシネマート新宿ほか全国順次公開

『ヘンリー』

画像3: © 1986 MALJACK PRODUCTIONS

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STORY:
14歳の時、虐待を繰り返す母を殺害したヘンリーは、相棒のオーティスとその妹ベッキーとの奇妙な同居生活 をはじめる。だがヘンリーは、次第に本能的ともいえる殺人への衝動が抑えられなくなっていく。そしてヘンリ ーに惹かれるベッキーの様子を見たオーティスが嫉妬、共同生活は惨劇と化していく。
◆監督・製作・脚本:ジョン・マクノートン
◆出演:マイケル・ルーカー、トム・トウルズ、トレイシー・アーノルド、キャム・ヘスキン
1986年|アメリカ映画|カラー|83分|スタンダードサイズ|原題:HENRY: PORTRAIT OF A SERIAL KILLER|1992年劇場公開作品
提供・配給:キングレコード
© 1986 MALJACK PRODUCTIONS

『ザ・バニシング -消失-』上映館にて特別上映!

・シネマート新宿:4/23(火)、4/28(日)
・シネマート心斎橋:4/13(土)、4/19(金)
・名古屋シネマテーク:5/4(土)~5/10(金)
・シネモンド:5/4(土)~5/10(金) ・出町座:上映時期未定
・シネマルナティック:上映時期未定 ※上映時間については未定です。

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