1998年、‷見た者は1週間後に呪い殺される‴という「呪いのビデオ」の恐怖を描いた鈴木光司のホラー小説を、中田秀夫監督が映画化した『リング』。
当時誰もが日常生活の中で使うビデオテープを介して、呪いが拡散されていくという衝撃的な設定は、観た者の「自分の元にも…」という恐怖を掻き立て、興行収入20億円を超える大ヒットを記録、社会現象を巻き起こし、のちに続くJホラーブームの火付け役となった。
また『リング』と同時上映された『らせん』に続き、1999年には続編『リング2』が公開され興行収入42億を記録、2000年には原作エピソードに映画独自の設定を盛り込んだシリーズ3作目『リング0 バースデイ』が公開され、日本ホラー映画の金字塔を打ち立てるとともに、映画に登場する怨霊・貞子は‷恐怖の象徴‴として知られるようになった。
さらに2012年以降、それまでブラウン管テレビから這い出ていた貞子は、世の中のデジタル変革に適合した現代版貞子として蘇り、3Dとなってスクリーンから飛び出す「貞子3D」(12)、ユーザーのスマホと本編を連動させた「貞子3D2」(13)、配給会社を越え2大ホラーキャラクターが奇跡の共演・対決を果たした『貞子vs伽椰子』(16)と、時代の変化と共に恐怖の形状を変えながら、常に日本のホラー映画界を牽引してきた。

そして今や、‷井戸やテレビから這い出る、白い服を着た髪の長い少女“という貞子のキャラクター像は、映画の枠を超え、「日本で最も有名な怨霊」として全世代に圧倒的な認知と人気を誇るほどの存在となったのだ。

『リング』シリーズ 歴代作品
『リング』 1998年/監督:中田秀夫 主演:松嶋菜々子、真田広之
『リング2』 1999年/監督:中田秀夫 主演:中谷美紀
『リング0バースデイ』 2000年/監督:鶴田法男 主演:仲間由紀恵
『貞子3D』 2012年/監督:英勉 主演:石原さとみ
『貞子3D2』 2013年/監督:英勉 主演:瀧本美織
『貞子vs伽椰子』 2016年/監督:白石晃士 主演:山本美月
※ハリウッド版
『ザ・リング』 2002年/監督:ゴア・ヴァービンスキー 主演:ナオミ・ワッツ
『ザ・リング2』 2005年/監督:中田秀夫 主演:ナオミ・ワッツ
『ザ・リング リバース』 2018年/監督:F・ハビエル・グティエレス主演:マチルダ・ルッツ

そんな日本ホラー映画史上No.1『リング』シリーズの最新作が、その名も『貞子』というタイトルで、今年5月24日に公開されることが決定!

画像: ©2019「貞子」製作委員会

©2019「貞子」製作委員会

貞子を生み出した鈴木光司の原作を、『リング』を手掛け、最近では『スマホを落としただけなのに』(18)の大ヒットも記憶に新しい中田秀夫が監督。
『リング』公開から20年—、伝説のオリジナルチームが、この新時代に恐怖の原点を描く。
今作で新ヒロインに抜擢されたのは、映画『みんな!エスパーだよ!』(15)以降、『ルームロンダリング』(18)、『SUNNY強い気持ち・強い愛』(18)、『億男』(18)などの話題作に立て続けに出演し、若手実力派女優として躍進著しい池田エライザ。
松嶋菜々子(『リング』)、中谷美紀(『らせん』)、仲間由紀恵(『リング0 バースデイ』)、石原さとみ(『貞子3D』)など、錚々たる女優が代々演じてきた本シリーズのヒロインのバトンを受け継ぐ。

◆主演:池田エライザ/秋川茉優(あきかわまゆ)役  

コメント

お話をいただいた時は、日本にとどまらず世界に衝撃を与えた作品に携わることへの喜びと
ともに『貞子』というタイトルを私が背負っていいものか不安な気持ちになりまし
た。ですが監督の熱のこもった言葉達に救われて、この作品に身を投じること決意いたしました。
平穏な世界にじわじわと迫り来る恐怖…。
現場は穏やかに見えて、いつも何処か張り詰めていました。

生唾を飲んで、身を硬直させ、冷や汗をかき…
最後にはそこが映画館である。ということに安堵していただける…
のかな。保証はできませんが、1つ言えるのはこの映画、
容赦ないです。どうか楽しみに待っていてください。

◆監督:中田秀夫

コメント

『リング』では「この映画で世に出たい」の一心でありったけの情熱を注いだし、アメリカの『ザ・
リング2』では、ハリウッドのスタジオ映画を指揮するという、胸踊る体験も得た。
時を経て、今回の『貞子』では、今、純粋に私自身が「イケてる」と思うホラー表現をシンプルに、
がむしゃらに追求したつもりだ。
『リング』を同時代で観てくれた世代にとっては、「そうそう!」と肯いてもらえるものを、観てはなくとも貞子の風貌、動きは知っているティーンたちには、「今度の貞子はここが違う、スゴい!」と驚愕してもらえるものを目指した。
ヒロイン、池田エライザさんには、弱きものを思う優しさと貞子に立ち向かう逞しさを喜怒哀楽十二分に表現してもらった。新時代のスクリーミング・ヒロイン誕生だと自負している。

◆プロデューサー :今安玲子

コメント

小説、そして映画『リング』からうまれた悲しみのヒロイン・山村貞子は、今や黒髪ロングヘアと白いワンピースの誰もが知るアイコンに成長しました。
そんな今だからこそ、貞子の原点に触れる物語を描きたいと原作者・鈴木光司氏、中田秀夫監督に新作製作をご相談しました。

新時代の若者たちをも阿鼻叫喚させる恐怖とは何か、中田監督をはじめとしたスタッフの皆様と議論を重ね、製作に挑みました。完全新作ストーリーとして、現代社会ならではのSNSや動画サイト投稿の気軽さの先にある恐怖がありつつも貞子が背負う宿命と怨念の深さに触れる内容になっています。

主演の池田エライザさんは、発せられる言葉や立ち居振る舞いに芯の強さがあり、
彼女を通して観客が一緒に怖がりつつも格好良く立ち向かう姿に惚れ惚れするようなヒロイン像を期待できると信じ、起用しました。
歴代のヒロインが演じてきた大切な人を守りぬく強さと、自分自身が抱える繊細な弱さの両局面がある女性を体当たりで演じてくれました。

初めてこのシリーズを観てくれる方が楽しめるのはもちろんのこと、これまでのシリーズを観てきた方も喜んでもらえるような仕掛けもございます。
どんな『貞子』に出会えるかは、是非劇場でお確かめ下さい。
恐怖の貞子ワールドをお楽しみに。

 今回の映画化決定&主演解禁に先立ち、実は2週間ほど前から第一弾映像となる超特報が劇場とwebで限定公開されていた。
場面は不気味な洞窟、その中で響き渡る水滴の音が緊張感を駆り立てる中、突如念写される頭の集合体と、髪の長い女…!最後には「きっと来る~♪」という耳なじみのあるフレーズが流れるが、どこか新しさと迫力を感じさせるゴスペル調の歌声…果たして、歌っているのは誰なのか。
これは何かの伏線なのかー。今後の宣伝展開にも、期待がかかる。映画本編は撮影を完了しており、只今完成に向けて絶賛ポスプロ中。

映画『貞子』超特報

画像: 映画『貞子』超特報 youtu.be

映画『貞子』超特報

youtu.be

原作:鈴木光司「タイド」(角川ホラー文庫刊)
監督:中田秀夫
脚本:杉原憲明
主演:池田エライザ

製作:「貞子」製作委員会 
配給:KADOKAWA

©2019「貞子」製作委員会

5月24日(金) 全国ロードショー

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