大正15年生まれ、昭和・平成という時代を生きてきた日本最高齢バーテンダー
スタンダードカクテル「雪国」創作者・井山計一(92歳)の半生を描いた物語

 平成が終わるという大きな節目の今年、くしくも誕生から60年を迎えるスタンダードカクテル「雪国」。
1958年度にサントリーの前身・壽屋のカクテルコンペで優勝したカクテルは、いつしか日本各地のバーテンダーの中で愛され、作られ続けてスタンダードカクテルとして知られるようになりました。そのカクテルの誕生秘話と、創作者の井山計一さんの半生を描いたドキュメンタリー映画が2019年の1月に公開されます。

画像: バーテンダー:井山 計一 大正15年生まれ。20歳の時に終戦を迎える。戦後の物が不足した時代に様々な仕事に従事、故郷の山形県・酒田市ではいち早くプロのダンス教師として開業。その後は一念発起して27歳にして仙台へバーテンダー修行へ。戦後直後の日本の酒場風景、混沌とした時代の中で腕を磨いた。1959年壽屋(サントリーの前身)主催の全日本ホーム・カクテル・コンクールにて「雪国」を出品、グランプリ受賞。81年全国バーテンダー技能コンクールにて創作カクテル部門で優勝。92歳・現役バーテンダーとして故郷の酒田市にある「ケルン」でカクテルを作り続けている。

バーテンダー:井山 計一
大正15年生まれ。20歳の時に終戦を迎える。戦後の物が不足した時代に様々な仕事に従事、故郷の山形県・酒田市ではいち早くプロのダンス教師として開業。その後は一念発起して27歳にして仙台へバーテンダー修行へ。戦後直後の日本の酒場風景、混沌とした時代の中で腕を磨いた。1959年壽屋(サントリーの前身)主催の全日本ホーム・カクテル・コンクールにて「雪国」を出品、グランプリ受賞。81年全国バーテンダー技能コンクールにて創作カクテル部門で優勝。92歳・現役バーテンダーとして故郷の酒田市にある「ケルン」でカクテルを作り続けている。

[渡辺智史監督コメント]
―カクテル・BARを愛する人に捧げる映画として―

東京から、さらには遠く離れた山形県酒田市で生まれたカクテルが、本人の知らないところで、日本中で愛飲され、いつしかスタンダードカクテルとして知られるようになっていく…「雪国」をめぐる数奇な運命、井山さんと交流のある人々の人生からスタンダードカクテルの魅力と北国のBARの豊穣な物語を映画にしたい、その思いで撮影を続けてきました。
 取材・撮影を重ねる中で、この映画は“BAR文化”や“カクテル文化”にとどまらない、様々な物語を内包した映画になると確信しました。
本映画の配給・劇場での公開にあわせて様々なカクテルイベントを実施することで幅広い世代にカクテル、BARへの興味が広がる機会を創出していきたいと考えています。

画像1: 大正15年生まれ、昭和・平成という時代を生きてきた日本最高齢バーテンダー スタンダードカクテル「雪国」創作者・井山計一(92歳)の半生を描いた物語

[監督プロフィール]
渡辺智史(ドキュメンタリー映画監督)
山形県鶴岡市在住。1981年3月生まれ。2011年に「よみがえりのレシピ」を公開、全国300箇所で上映。香港国際映画祭、台湾国際映画祭でも好評を博した。最新作「おだやかな革命」は東京の映画館で3ヶ月を超えるロングラン公開。

画像2: 大正15年生まれ、昭和・平成という時代を生きてきた日本最高齢バーテンダー スタンダードカクテル「雪国」創作者・井山計一(92歳)の半生を描いた物語

映画のナレーションは俳優 小林薫さんが務める。

ナレーション
[小林薫プロフィール]
77年に「はなれ瞽女おりん」で映画デビューし、「ふぞろいの林檎たち」シリーズ(83、85)どのTVドラマにも多数出演する。
99年の「秘密」ではアカデミー賞の優秀主演男優賞、07年の「東京タワー オカンとボクと、時々、オトン」で同最優秀助演男優賞を再び受賞するなど数々の賞を受賞している。
「深夜食堂」では、ドラマ版(09~)に続き劇場版(15年公開予定)でも主演を務める。

〜映画『YUKIGUNI』へのコメント〜

 カクテルはアートである。60年前に考案されたカクテル「雪国」。今やスタンダード・カクテルとして世界で愛されている美酒である。そんな「雪国」を作り上げた山形県酒田にある喫茶「ケルン」の井山計一さんの人生が家族の絆の確認とともに優しく描かれる。井山さんと「雪国」の起伏に富んだ昭和の時代が穏やかに薫ってくるようで愛おしく心地よい。ー村山匡一郎(映画評論家)

画像1: 〜映画『YUKIGUNI』へのコメント〜

井山さんのつくる「雪国」は人のこころを暖かくする。それはつくる人が「誠実」だからだ。この映画を作った監督もまた「誠実」である。それは今の時代にこそ大切なことで観る人すべての心に届く。映画を観た誰もがその「誠実」と「雪国」に会いに酒田に行きたくなるだろう。私もそのひとりだ。必ずケルンに行きます。ー根岸吉太郎(映画監督)

画像2: 〜映画『YUKIGUNI』へのコメント〜

静かな東北の町の古い喫茶店で、一途にシェーカーを振り続ける老バーテンダー井山計一さんは、あの世界的に有名な【YUKIGUNI】というカクテルを半世紀も前に創作した人だ。
「いつも誰かが楽しんでいる顔が見たい」只その一心で、カウンターに立ち続けるその姿は、九十二歳のを重ねても凜として美しい。ワシも見習わなければ!ーちばてつや(漫画家)

映画「YUKIGUNI」の東京公開を記念して、1月2日(水)Space&Cafeポレポレ坐にて
公開初日限定新春「雪国を楽しむ会」を開催いたします。
イベントでは、プロのバーテンダーによるカクテル「雪国」
の提供や、山形の郷土料理・地酒を楽しむことができます。

ご来場頂いた方には数量限定山形の味覚を詰め込んだ福袋の販売も行います。

《イベント詳細》
【日時】2019年1月2日(水)12:00~17:00
※カクテルの提供は14:00から
【場所】Space&Cafe ポレポレ坐(東京都中野区東中野4-4-1)

映画「YUKIGUNI」 予告編

画像: 映画「YUKIGUNI」 予告編 (2019年公開) youtu.be

映画「YUKIGUNI」 予告編 (2019年公開)

youtu.be

【あらすじ】
 BARは人なり、あるBAR評論家が残した格言。この言葉を体現するように、井山計一さんのカクテルを飲み、話を聞くため、全国からカクテルファンが訪れる。その姿はまさに、カクテル巡礼とも呼べる光景だ。誕生から60年を迎えるカクテル「雪国」の誕生秘話、時代を超えて愛されるカクテル、そのグラス越しに映る井山さんの半生、撮影中に最愛の妻を亡くし、別れを機に家族との絆を取り戻していく姿、激動の時代を経ても古びない「美しさ」「愛おしさ」をめぐる珠玉の物語。
 本映画を監督したのは、「よみがえりのレシピ」「おだやかな革命」で知られる山形県在住の映画監督の渡辺智史。撮影には2年半の歳月をかけ、今年92歳を迎えた現役バーテンダーの型にはまらない人生の輝き、魅力を余すところなく描いている。

ナレーション:小林薫
監督:渡辺智史

撮影:佐藤広一|編集:渡辺智史
上映時間:87分|カラー
製作・配給:いでは堂

2019年1月2日からポレポレ東中野・UPLINK渋谷で同時公開!!
その後、順次全国劇場公開予定!!

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