11 月 24 日(土)よりユーロスペースほか全国にて公開する塚本晋也監督の最新作『斬、』(ざん)が、9 月 6~16 日(現地時間)にて開催される第 43 回トロント国際映画祭に正式出品が決定しました。
先日 発表されたヴェネチア国際映画祭コンペティション部門への出品に続き、北米最大の国際映画祭への参加となります。
89 年 『鉄男 E O』以来、『鉄男II BODY HAMME 』(92)、『東京フィスト』(95)、『B LLE BALLE /バレット・バレエ』 (98)、『双生児』(99)、『六月の蛇』(02)、『ヴィタール』(04)、『KO OKO』(11)、『野火』(14)と数多くの作品を出品してきた塚本監督。『斬、』は世界的に影響力のあるアート系映画の巨匠たちが集うマスターズ部門への日本から唯一の出品となります。
あらたに公開された『斬、』場面写真
世界中に多くのファンを持つ塚本晋也が、戦争の恐怖をあぶり出した『野火』を経て、さらに時代を遡り初の時代劇に挑んだ。監督、出演、脚本、撮影、編集、製作を務めた完全オリジナル作品。物語の舞台は、250年にわたり平和が続いてきた国内が、開国するか否かで大きく揺れ動いていた江戸時代末期。江戸近郊の農村を舞台に、時代の波に翻弄されるひとりの浪人と彼に関わる人々を通して、生と死の問題に迫る衝撃作。
塚本の熱い想いに応えるべく、文武両道で才気あふれる浪人を、渾身の力で演じたのは池松壮亮。昨年に主演した『映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ』は高い評価を受け、今年も『万引き家族』、『君が君で君だ』、『散り椿』など話題作への出演が続いている。
浪人の隣人である農家の娘を演じるのは『彼女がその名を知らない鳥たち』や山田洋次作品で活躍し、日本アカデミー賞に4度輝いた演技派女優の蒼井優。
不穏な時代に精一杯生きる農家の娘を凛とした美しさで体現している。共に本作で初めて塚本作品への参加を果たした池松と蒼井のぶつかり合うような演技合戦も圧巻だ。
主演:池松壮亮×ヒロイン:蒼井優の時代劇『斬、』特報
監督、脚本、撮影、編集、製作:塚本晋也
出演:池松壮亮、蒼井優、中村達也、前田隆成、塚本晋也
日本/80 分/アメリカンビスタ/5.1ch/カラー
製作:海獣シアター
配給:新日本映画社
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