20世紀半ばのアメリカ合衆国における人種問題と性の問題を扱った代表的な黒人作家として知られるジェームズ・ボールドウィンの小説の中でも家族の重要性を描いた『If Beale Street Could Talk』を原作にした映画が完成しました。

これは、ちょうど8月2日がジェームズ・ボールドウィンが誕生日であることからの記念のティーザーとして公開されたもので、監督は第89回アカデミー賞で「ラ・ラ・ランド」と競い「ムーンライト」にアカデミー作品賞をもたらしたバリー・ジェンキンス。自らも同じくアカデミーで脚色賞を受賞しました。

今作は、監督が若かりし頃から映画化に取り組んだ作品で、2013年「ムーンライト」と同時進行で脚本を執筆していたというだけに念願の作品となります。
物語は70年代初期のニューヨーク・ハーレムを舞台にして、一途にレイプ犯の疑いがかけられた婚約者の無実を証明しようとする女性や家族を描きます。
原作を超えてバリー・ジェンキンスの脚本による映像は、やはり情緒的で美しい作品に仕上がっていることが感じられます。
出演は、新人で抜擢されたキキ・レインのほかステファン・ジェームス、ペドロ・パスカル、コルマン・ドミンゴ、レジーナ・キング、テヨナ・パリスなど。
プロデュースは、「ムーンライト」で組んだブラッド・ピットの製作会社プランBのほかジェンキンス監督の製作会社パステルとアンナプルナ・ピクチャーズにより製作され、トロント国際映画祭でワールドプレミアされます。

『IF BEALE STREET COULD TALK』海外予告

画像: IF BEALE STREET COULD TALK | James Baldwin Birthday Teaser youtu.be

IF BEALE STREET COULD TALK | James Baldwin Birthday Teaser

youtu.be

This article is a sponsored article by
''.