濱口竜介監督が、東出昌大を主演に迎え、芥川賞作家・柴崎友香による同名恋愛小説を映画化し、第71回カンヌ国際映画祭コン ペティション部門に正式出品された『寝ても覚めても』が、91日よりテアトル新宿、ヒューマントラストシネマ有楽町、渋谷シネクイントほか全国公開いたします。

画像: ©2018映画 「寝ても覚めても」製作委員会/ COMME DES CINÉMAS

©2018映画 「寝ても覚めても」製作委員会/ COMME DES CINÉMAS

この度、映画とは全く別のところから生まれた企画にも関わらず、柴崎友香×東出昌大という『寝ても覚めても』と偶然一致のコラボを実現した小説「つかのまのこと」 がKADOKAWAより8/31()に発売されることが決定しました。

「つかのまのこと」

著者:柴崎友香
モデル:東出昌大
撮影:市橋織江

文章と写真が生み出す新しい“行間”。
芥川賞作家、異色の挑戦作 作家・柴崎友香が
俳優・東出昌大をイメージに純文学小説を執筆。
描かれた<物語>を起点に写真家・市橋織江が世界観を撮り下ろし、
本書の随所に写真を散りばめる。
作家、俳優、写真家――各界で第一線を走るクリエイターたちが作り上げた、
すべてが美しい小説。

画像: 「つかのまのこと」柴崎友香 著 写真(モデル)東出昌大 / KADOKAWA

「つかのまのこと」柴崎友香 著 写真(モデル)東出昌大 / KADOKAWA

<ストーリー>
「わたしのほうが幽霊である、と気づいたのは、早い時期であったように思う。」かつての住み家であったのであろう、“この家”を彷徨い続ける“わたし”。その理由がわからないままに時は移り変わり、家には次々と新しい住人たちがやってくる。彼らの光景を見守り続ける“わたし”は、ここで、いったい何を、誰を待っているのか――。ラスト、その結末にじんわり胸が熱くなる。あなたは、大切だったあの人の“顔”を、覚えていますか?

タイトル「つかのまのこと」

発売予定日829日**/四六判/予価(本体1,500+)
発行:KADOKAWA**

柴崎友香コメント
●東出昌大さんの存在感から浮かんできたイメージをたぐり寄せるように想像が膨らんでいきました。いくつかの時間といくつかの心が重なりあう小説になりましたが、市橋織江さんの写真を見たとき、わたし自身もすっとその世界に入っていけるような気持ちになりました。小説も写真も、ページをめくるその人の思い思いの時間で楽し んでもらえるものです。普段見ている風景のその向こう、見落としてしまいそうな時間の隙間に、誰かの記憶に、思いを馳せてもらえたらうれしいです。

東出昌大コメント
●僕も柴崎さんも生活の中で「余白」を大事にしているので、この本で はその辺りをぜひ感じていただき、文字に、写真にいろいろ想像を膨らまして楽しんでも らえると嬉しいです。皆さん忙しすぎる日々を送っていると思うので、この作品をゆっくり 読んで、ぜひほっとしてください。市橋織江さんは、その場の空気を切り取って下さる方な ので、むしろ僕がそこにいないと思って見ていただくと、より楽しんでもらえるかと(笑)。 柴崎さんの文章と市橋さんの写真が織りなす、やわらかさと一種の淋しさが混ざった世界観、そしてその中に小さな光を探すような感じで、楽しんでいただければと思います。

映画『寝ても覚めても』予告

画像: 濱口竜介監督商業デビュー作-世界へ!『寝ても覚めても』90秒予告 youtu.be

濱口竜介監督商業デビュー作-世界へ!『寝ても覚めても』90秒予告

youtu.be

<あらすじ>
東京。亮平は、コーヒーを届けに会社に来た朝子と出会う。 真っ直ぐに想いを伝える亮平に、戸惑いながらも朝子は惹かれていきふたりは仲 を 深めていく。しかし、朝子には亮平には告げていない秘密があった。亮平は、か つて朝子が運命的な恋に落ちた恋人・麦に顔がそっくりだったのだ――。

出演: 東出昌大 唐田えりか 瀬戸康史 山下リオ 伊藤沙莉 渡辺大知(黒猫チェルシー)/仲本工事/田中美佐子

監督: 濱口竜介 脚本:田中幸子 濱口竜介
原作:「寝ても覚めても」柴崎友香(河出書房新社刊)
音楽:tofubeats 2018/119分/カラー/日本=フランス/5.1ch/ヨーロピアンビスタ
製作:『寝ても覚めても』製作委員会/ COMME DES CINÉMAS
製作幹事:メ~テレ、ビターズ・エンド
制作プロダクション:C&Iエンタテインメント
配給:ビターズ・エンド、エレファントハウス
©2018映画 「寝ても覚めても」製作委員会/ COMME DES CINÉMAS

9/1(土)より、テアトル新宿、ヒューマントラストシネマ有楽町、 渋谷シネクイントほか全国ロードショー!

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