1977年、東映大泉撮影所で開催した「第1回ぴあ展」(現・ぴあフィルムフェスティバル)からスタートし、園子温、塚本晋也、李相日、荻上直子、石井裕也、山戸結希など、現在120名を超えるプロの映画監督を送り出してきたPFFは、今年40回を迎えます。

「第40回ぴあフィルムフェスティバル」メインビジュアル

画像1: 「第40回ぴあフィルムフェスティバル」メインビジュアル

7月5日。
約4か月に及ぶ審査を経て決定した、「第40回ぴあフィルムフェスティバル(PFF)」のコンペティション部門「PFFアワード2018」の入選作品を発表されました。

18本の入選作品は、9月8日(土)から国立映画アーカイブで開催する「第40回ぴあフィルムフェスティバル」で上映され、9月20日(木)に行われる表彰式にて、最終審査員らにより各賞が発表されます。

なお、今年は映画祭の初日から、動画配信サイト「青山シアター」にて、「PFFアワード2018」入選作品を同時配信します!

■PFFディレクター 荒木啓子より

「自主映画だからこそできること」
について更に深く考え、更にセレクションに時間を費やした2018年です。
自主映画だから、規制はない。何故ならそこには発注者がいないから。
作者自身が、発注者であることへの期待、個々人のアイデアがどう作品に結実していくのか、個々人の他者への距離が、どう作品を彩るのか、の期待、つまり<創作>というものへの期待です。529作品には529種の想像力が開花していることへの期待です。

そして、ご応募くださった皆様には大変お待たせしました。入選作品を発表します。
長編、中編、短編、ドラマ、ドキュメンタリー、アニメーション、混ざりました。
第40回ぴあフィルムフェスティバルでは、この18作品を8プログラム構成で上映します。

ぴあフィルムフェスティバルの会場となる「国立映画アーカイブ」は、通常の映画館ではありません。映画を生んできた国に、少なくともひとつは建立される、映画を保存し、そして、観せる、という「映画の歴史を絶えず刻んでいく」「映画を後世に伝えて行く」ことを使命とする場所です。その大スクリーンで上映されるとき、映画は<映画とは何か>という希望の集約となって輝きます。
この、映画祭ならではの映画体験に、是非ご参加ください。

画像2: 「第40回ぴあフィルムフェスティバル」メインビジュアル

■「PFFアワード2018」入選作品

【入選作品データ】
応募本数: 529本 
入選本数: 18本
年齢: 平均25.9歳 、最年少20歳 、最年長36歳
男女比: 男性(10本)55.6% 、女性(8本):44.4%
上映時間: 平均44.2分 、最短7分 、最長110分

*作品名五十音順。上映時間、年齢、職業(学校名)は応募時のものです。

『愛讃讃』8分
監督:池添 俊
(29歳/大阪府出身/フリーランス)

画像: 『愛讃讃』8分 監督:池添 俊 (29歳/大阪府出身/フリーランス)

『ある日本の絵描き少年』20分
監督:川尻将由
(30歳/東京都出身/映像制作会社経営)

画像: 『ある日本の絵描き少年』20分 監督:川尻将由 (30歳/東京都出身/映像制作会社経営)

『一文字拳 序章 -最強カンフー少年対地獄の殺人空手使い-』66分
監督:中元 雄
(26歳/広島県出身/WEBデザイナー)

画像: 『一文字拳 序章 -最強カンフー少年対地獄の殺人空手使い-』66分 監督:中元 雄 (26歳/広島県出身/WEBデザイナー)

『オーファンズ・ブルース』89分
監督:工藤梨穂
(22歳/福岡県出身/京都造形芸術大学 芸術学部)

画像: 『オーファンズ・ブルース』89分 監督:工藤梨穂 (22歳/福岡県出身/京都造形芸術大学 芸術学部)

『からっぽ』52分
監督:野村奈央
(23歳/静岡県出身/武蔵野美術大学 造形学部)

画像: 『からっぽ』52分 監督:野村奈央 (23歳/静岡県出身/武蔵野美術大学 造形学部)

『カルチェ』70分
監督:植木咲楽
(22歳/大阪府出身/京都造形芸術大学 芸術学部)

画像: 『カルチェ』70分 監督:植木咲楽 (22歳/大阪府出身/京都造形芸術大学 芸術学部)

『川と自転車』44分
監督:池田昌平
(33歳/千葉県出身/アルバイト)

画像: 『川と自転車』44分 監督:池田昌平 (33歳/千葉県出身/アルバイト)

『貴美子のまち』37分
監督:芦澤麻有子
(22歳/神奈川県出身/武蔵野美術大学 造形学部)

画像: 『貴美子のまち』37分 監督:芦澤麻有子 (22歳/神奈川県出身/武蔵野美術大学 造形学部)

『Good bye, Eric!』18分
監督:高階 匠
(28歳/東京都出身/会社員)

画像: 『Good bye, Eric!』18分 監督:高階 匠 (28歳/東京都出身/会社員)

『最期の星』27分
監督:小川紗良
(21歳/東京都出身/早稲田大学 文化構想学部)

画像: 『最期の星』27分 監督:小川紗良 (21歳/東京都出身/早稲田大学 文化構想学部)

『山河の子』57分
監督:胡 旭彤
(22歳/中国出身/日本映画大学 映画学部)

画像: 『山河の子』57分 監督:胡 旭彤 (22歳/中国出身/日本映画大学 映画学部)

『シアノス』40分
監督:松本 剛
(33歳/島根県出身/フリーランス)

画像: 『シアノス』40分 監督:松本 剛 (33歳/島根県出身/フリーランス)

『シャシャシャ』31分
監督:亀井史興
(36歳/新潟県出身/派遣社員)

画像: 『シャシャシャ』31分 監督:亀井史興 (36歳/新潟県出身/派遣社員)

『19歳』29分
監督:道本咲希
(20歳/大阪府出身/ビジュアルアーツ専門学校大阪)

画像: 『19歳』29分 監督:道本咲希 (20歳/大阪府出身/ビジュアルアーツ専門学校大阪)

『すばらしき世界』40分
監督:石井達也
(20歳/茨城県出身/東放学園映画専門学校)

画像: 『すばらしき世界』40分 監督:石井達也 (20歳/茨城県出身/東放学園映画専門学校)

『小さな声で囁いて』110分
監督:山本 英
(26歳/広島県出身/東京藝術大学大学院 映像研究科)

画像: 『小さな声で囁いて』110分 監督:山本 英 (26歳/広島県出身/東京藝術大学大学院 映像研究科)

『モフモフィクション』7分
監督:今津良樹
(32歳/静岡県出身/東京藝術大学大学院 映像研究科)

画像: 『モフモフィクション』7分 監督:今津良樹 (32歳/静岡県出身/東京藝術大学大学院 映像研究科)

『わたの原』51分
監督:藤原芽生
(22歳/東京都出身/会社員)

画像: 『わたの原』51分 監督:藤原芽生 (22歳/東京都出身/会社員)

◎映画祭「第40回ぴあフィルムフェスティバル(PFF)」開催概要
【会期】2018年9月8日(土)から22日(土)まで  ※月曜休館
【会場】国立映画アーカイブ(旧・東京国立近代美術館フィルムセンター)
【内容】コンペティション部門「PFFアワード2018」、招待作品部門、ほか映画講座、関連企画等を予定

2018年9月8日(土)~22日(土)、国立映画アーカイブにて開催!

This article is a sponsored article by
''.