東京国際映画祭ほか世界各国の映画祭で絶賛、話題を呼んだ『アワ・ブリーフ・エタニティ』から8年。鬼才・俊英・インディペンデントの雄など、その独自の活動から様々な言葉で形容される福島拓哉監督の最新映画『モダン・ラブ』 が現在世界の映画祭に出品され続々と受賞が続いております。

今回は、常に福島監督作品のテーマの軸にある都市としての東京を舞台にしつつも、独立問題で世界中の注目を集めているスペイン・カタルーニャ州でのロケを敢行。
かつてない奇想天外なストーリーが展開する“サイコ・ファンタジー”作品誕生しました。

 主演はラジオドラマ『NISSAN あ、安部礼司』で鞠谷アンジュとしてレギュラー出演中で、つかこうへい作品等演劇界での高く評価されている稲村梓。失踪した恋人役には福島作品常連の高橋卓郎。川瀬陽太、草野康太ら日本映画に欠かせない俳優陣が脇を固め、ロックバンド・The John’s Guerrillaの今村怜央が物語の鍵を握るキャラクターとして出演しています。

画像: 福島拓哉監督『モダン・ラブ』ニース国際映画祭受賞に続きハンブルク日本映画祭では初となる”特別芸術賞”を受賞!次はマドリッド国際映画祭のコンペにもー

福島拓哉監督『モダン・ラブ』
ハンブルク日本映画祭 初代受賞者となる”特別芸術賞”を受賞!

『モダン・ラブ』が正式上映された第19回ハンブルク日本映画祭にて、福島拓哉監督が【特別芸術賞】を受賞いたしました。強い個性を残した映画人個人に贈られる賞で、本映画祭では本年度より賞を新設したため、福島拓哉監督は初代受賞者となります。
本映画祭には毎年、作品規模の大小を問わず、メジャー、アニメからインディペンデント作品まで幅広く取り扱い、選抜された良質な日本映画のみをドイツのハンブルクの劇場にて上映する映画祭となっております。以下、福島拓哉監督受賞コメント抜粋です。
「ありがとうございます。この映画祭に賞があること自体知らなかったのでとても驚きました。そして、初代受賞者ということも含め、大変名誉なことだと感じています。毎年この映画祭に参加させていただき、今ではハンブルクは第二の故郷のように感じています。この賞は『モダン・ラブ』のキャスト・スタッフの力がなければ受賞できなかったと思います。だからみんなで受賞したと思っているので、彼らに感謝したいし、おめでとうと言いたいです。」

画像: 福島拓哉監督『モダン・ラブ』 ハンブルク日本映画祭 初代受賞者となる”特別芸術賞”を受賞!

 また、『モダン・ラブ』は7月22日よりスペインで開催されるマドリッド国際映画祭コンペティション部門で正式上映されることが決定いたしました。
本映画祭では「最優秀外国語映画賞」「最優秀VFX賞」の2部門にノミネートされております。

画像: ハンブルグでの福島拓哉監督

ハンブルグでの福島拓哉監督

 福島拓哉(Takuya FUKUSHIMA)
 92年名古屋大学文学部在学中より多数の映像作品を発表。石井岳龍(聰亙)監督に師事した後、クリエイターユニットP-kraftを設立、以後活動の拠点とする。
TV・CM・PVなど幅広く演出を手掛け映画監督としても国内外で高く評価されている。劇場デビュー作『PRISM』は公開劇場での動員記録を樹立。『アワ・ブリーフ・エタニティ』は東京国際映画祭を皮切りに世界各国の映画祭で正式上映され、全国公開。
16年には最新作『LEGACY TIME』公開を記念し『ESCAPE FROM THIS FUCKIN WORLD 福島拓哉特集』と題した傑作選特集上映が開催され好評を博す。
またプロデューサー・俳優・文筆家・ミュージシャン、ラジオパーソナリティなど、マルチクリエイターとしても幅広く活動中。

ニース国際映画祭コンペティション部門で最優秀音響賞(田中秀樹)を受賞!

ニース国際映画祭コンペティション部門で『モダン・ラブ』は5月11日にニース国際映画祭でワールドプレミア上映され、最優秀外国語映画賞、最優秀音響賞(田中秀樹)、最優秀ヘアメイク賞(榎本愛子)、最優秀VFX賞(菊地実幸)の4部門でノミネートされておりました。

そして12日の授賞式にて最優秀音響賞受賞(田中秀樹)が発表されました。
また、ストーリー、映像のクオリティ、主演・稲村梓に対する絶賛の声も多く
聞かれた映画祭でした。

画像: ニースの福島拓哉監督

ニースの福島拓哉監督

ニース国際映画祭は、フランス南東部に位置する世界的に有名なリゾート都市であるニースで開催される国際映画祭です。
本映画祭には毎年、世界各国からインディペンデント系の個性的かつ将来性のある作品が選出されています。以下、福島拓哉監督受賞コメント抜粋です。

「ありがとうございます。田中秀樹は、サウンド面のすべてをコントロールする音響監督を担当しました。ただ、この賞は彼の力だけではないと思っています。『モダン・ラブ』はある意味、音楽に関する映画でもあります。10以上の東京のロックバンドたちが曲を提供してくれました。そして数十曲作ってくれた関口純のトルコ石と河原弘幸がいます。だから僕は、田中秀樹と僕らのバンドたちに感謝します」

画像: ニース国際映画祭コンペティション部門で最優秀音響賞(田中秀樹)を受賞!

国内外から届く賞賛のコメント

終末的世界観を表現し続けてきた福島拓哉は、その絶望をテーマにしているわけではない。
立ち向かう強さと魂の再生をもたらす真実として、何度も何度も(本当に)、愛を描き続けているのだ。
ーマーク・サン・シール(映画評論家)

うつろいやすい「恋愛」のランデブー状態や絶頂を永遠に留めるその方法とは、、、
現代における永遠性の問題を真正面から捉えた力作である。
ーヴィヴィアン佐藤(ドラァグクイーン/美術家)

画像1: 国内外から届く賞賛のコメント

壁の向こうに行ってみたい、様な気がします。
自分と対峙するの、怖いけど。新しいものを選ぶの、怖いけど。
ー後藤まりこ(ミュージシャン)

福島拓哉は普通の監督が描かない領域に踏み入っている。
人間的な感情や苦悩の中に存在する、異質で、複雑かつ抽象的な世界の領域だ。
ーデビッド・ポウンテイン(Filmdoo編集長)

画像2: 国内外から届く賞賛のコメント

新しい物語と映像美を生み出す才能に恵まれた福島拓哉を堪能できる、ものすごい作品である。
ーピーテル・ヤン・ヴァン・ヘッケ(映画評論家)

この映画は哲学的な映画でもあるが、その哲学を呈示する福島拓哉の映像世界はあまりに美しい。この映画を見たあとではあなたの生きている世界はこれまでとは全く違うものになっているだろうが、しかしその世界をこれまで以上に愛していることに気づくだろう。
ー大河内泰樹(哲学者)

画像3: 国内外から届く賞賛のコメント

『MODERN LOVE』。最初は何故、こんなベタな題名をつけたのかと疑問に思った。が、しかし観終わった後、腑に落ちた。『LOVE』恋愛映画というフォルムを使いながら、『MODERN』現代における映画表現の可能性を模索し、挑戦していた。何よりベタと思ったのは大いなる勘違い、それどころか本作は(バジェットや公開規模ではなく)メインストリームに連なる映画だった。
ー中村高寛(映画監督)

画像4: 国内外から届く賞賛のコメント

今後の本作関連イベントとしては、6月16日に、映画ともコラボレーションしたライブイベント・350SHOWCSEと再びジョイントし、「350showcase #48 Modern Love Edition」と題したライブイベントを六本木VARIT.にて開催します。

映画『モダン・ラブ』(MODERN LOVE) 予告篇

画像: 映画『モダン・ラブ』(MODERN LOVE) 予告篇 youtu.be

映画『モダン・ラブ』(MODERN LOVE) 予告篇

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[STORY]
 東京。太陽系内に生命体の存在する新惑星・エマノンを発見したという報道に湧く一方、異常気象が頻発していた。旅行代理店でアルバイトをしながら大学で理論物理学を専攻している大学院生のミカ(稲村梓)は、5年前に失踪してしまった恋人・テル(高橋卓郎)のことを忘れられないでいる。出会い系アプリで男を漁りその孤独を埋めつつ、妄想でテルと会話する毎日。ある日、ミカは発作的に既視感を覚えるようになり、「もう一人の自分」たちと出会ってしまう。それぞれのミカにはそれぞれに違った状況が存在していた。理解に苦しみ混乱するミカだったが、やがて人生を変える選択を迫られる…

キャスト
稲村梓、高橋卓郎
芳野正朝、今村怜央、佐藤睦、ヤン・イメリック、川瀬陽太、町山博彦、
大木雄高、園部貴一、草野康太

脚本・監督:福島拓哉 
プロデューサー:本井貞成、岩本光弘、福島拓哉
撮影監督:木村和行 撮影:難波俊三、川口紘 照明:高橋拓
サウンドディレクター:田中秀樹 美術:安藤秀俊、菊地実幸
衣装:森美幸、増渕麻衣 ヘアメイク:榎本愛子 VFX:菊地実幸、助監督:渡辺イチ
制作主任:板部文 音楽:トルコ石、河原弘幸(floating mosque)
協賛:メディックメディア、PARIBAR 
宣伝・配給:P-kraft 宣伝協力:Tokyo New Cinema
製作:P-kraft、ラフター
2018年 / 115min / カラー / 4K/ 日本語、英語、スペイン語

国内公開は6月30日より新宿k’s cinemaを皮切りに順次全国上映(予定)

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