カンヌ国際映画祭コンペティション部門で、見事に監督賞を受賞したパヴェウ・パヴリコフスキ監督最新作『COLD WAR』初海外予告が公開されました。
カンヌのコンペに出品すること自体、ポーランド人監督として出品されるのはロマン・ポランスキー監督の「戦場のピアニスト」以来、実に16年ぶりだった上での受賞になります。
もちろん、前作となる『イーダ』では、スペインのオスカー”ゴヤ賞”、英国のオスカー”英国アカデミー賞”(BAFTA)など100以上の世界各国で受賞した上で、2015年、第82回アカデミー賞外国語映画部門では、ポーランド劇映画として、初の受賞したのですから、その受賞後の初作品とあって注目が集まっていました。
舞台は、民主主義と共産主義の対立が始まった冷戦期、1950年代のヨーロッパで、ポーランド、ベルリン、ユーゴスラビア、パリの4か国にまたがる二人の音楽家の10数年を追ったラブストーリー。
音楽家を主人公にしているだけに、様々な音楽も散りばめられています。
予告では、スイングジャズで主人公が歌うシーンのほか、カンヌで発表されたクリップはロックンロールの名曲「ロック・アラウンド・ザ・クロック」でのダンスシーンの中でも、卓越したモノクロの美しい映像がご覧いただけます。
今年のカンヌの中でも、日本公開が待ち遠しい作品の一つです。