2008年「ゴールデンスランバー」で第5回本屋大賞、第21回山本周五郎賞など、数多くの賞を受賞している人気作家・伊坂幸太郎“初”にして“唯一”の恋愛小説集で、現在に至るまで42.5万部(電子書籍を除く)を売り上げるベストセラー「アイネクライネナハトムジーク」がギャガ配給にて、今冬公開予定で映画化される運びとなりました。
監督はこれまでもリアルで新しい恋愛群像を描いてきた“ダメ恋愛映画の旗手”とも称される今注目の新鋭監督今泉力哉。
今回、原作者・伊坂からの熱烈なラブコールを受けての大抜擢となりました。
主演は、映画やドラマ、舞台と幅広く活躍中の人気実力派俳優・三浦春馬。そして、共演には三浦とは4年ぶりの共演となる多部未華子や原田泰造など、豪華かつ個性豊かな顔ぶれが揃います。さらに、仙台出身のサンドウィッチマンが出演することでも話題を呼んでいます。
作家・伊坂幸太郎がアーティスト・斉藤和義からのオファーで“出会い“をテーマにひとつの短編を書き上げたことから始まった原作に、新たな”出会い“が重なって、オール仙台・宮城ロケで4月10日より撮影を進めてきた本作ですが、遂に本日5月3日が作品全体のクランクアップとなりました。
「ゼビオアリーナ仙台」という会場で、作品の中でも重要なボクシングの試合シーンをメインに、様々な登場人物たちがそこに集っているカットを撮影。そこには、1000人規模の地元の方もエキストラとして参加。
このクランクアップに合わせて、一足先に自身のクランクアップを迎えた主演の三浦春馬も急きょ仙台に駆け付け、サプライズでエキストラの皆さんの前に登場!さらにここに、これまで出演情報は発表されたものの役どころについては触れられてこなかった仙台出身のお笑い芸人・サンドウィッチマンと監督も参加し盛り上がりました!!
ボクシングリングにあがった監督から、エキストラの皆さんへの感謝の言葉があったのち、未発表だった役どころの“セコンド”の衣装に身を包んだサンドウィッチマンの二人がリングにあがりました。
伊達「皆さん今日は本当に“無料”でお越しいただきまして、GW中なのに有難うございます。我々もこうして出させていただきうれしいです。監督の衣装が独特なのが気になるんですけどね~」(笑)
富澤「風貌がね~」と早速監督の独特なたたずまいをいじると、
伊達「聞いたところによると、僕たちの母校の仙台商業高校でも撮影をされたとか」
富澤「それは、うれしいですね」と話し、
伊達「今日は主演をくうくらいの、役者としてのサンドウィッチマンを皆さん生でみていただきたいと思ってきました。なので、変な笑いとかおきないようにしてくださいね!」とお願いした。
富澤からは「監督になんで自分たちを起用したんですか?」と問いかけがあり、
監督が「仙台で伊坂さんの作品をとれることになりまして、ぜひ宮城でサンドウィッチマンさんにでていただきたいなと思いました。あと、自分も福島郡山出身なので、東北の力になっていただいたお二人だったので、こうしてご一緒できてうれしいです。どの役がいいかなと考えた時に、海外でサンドウィッチマンさんのことを知らない方が映画をみたときに、一番ハマるのが、体格含めてセコンドの役だなと思い、お願いしました。サンドウィッチマンさんのおかげでこうしてたくさんの方にもエキストラでお集まりいただけていると思います。」と答えると、
「ちょっと何言ってるかわからないんですけどね」といつもの富澤節も飛び出し、場内は笑いに包まれた。
そして、今回の出演について二人は「伊坂さんは、僕らの単独ライブもみにきてくれていて、本人にはちょいちょい出してほしいとお願いしていたんですが、やっと出れたなと!『ゴールデンスランバー』とか、なんで僕たちでていないのかな、と思っていたんです。TKOの木下さんとかはでてるんですけどね。なんで僕らじゃないのかなと思ってたんで、やっと念願がかないました!」と喜びを語った。
そして、エキストラの方に「夜遅くまでの撮影となりますが、嫌な顔せず、よろしくおねがいしますね。給料発生しませんが、今日は役者ですからね。宜しくお願いします。」と話した。
その後、「実は、すでに自分のクランクアップは終わっているそうなのですが、こうしてエキストラの皆さんが集まってくれるからということで、この日のためにわざわざ駆けつけてくれた方がいます。三浦春馬君です!」と三浦を呼び込み、三浦春馬もリング上に登場した。このリングにあがる際には、伊達がロープをくぐる際のセコンド的アシストをし、会場には笑いが起きた。
三浦が「今日は集まっていただき有難うございます!」と挨拶をすると黄色い声が飛び交い、伊達が「歓声が違うな。違いすぎる。」とつぶやき、再び笑いが。
そして仙台に滞在してみた感想を三浦に聞くと、三浦「1か月近くいて、仙台駅前のペデストリアンデッキでも計4日くらい撮影させていただいたりしました。普段通勤とかで駅を使っていらっしゃる方々には、多大なるご迷惑をおかけしたのですが、皆さんすごく温かく見守ってくれて、協力してくれて、この中にもご協力いただいた方がいらっしゃるかもしれませんが、すごくすごく助けになりました。有難うございました。」さらに、三浦「仙台はメチャメチャいいところですよ。人柄がみんな本当にいいです。さらに、お弁当とかもとてもおいしくて、夜食に牛タン弁当が出たときには、僕たちにとって兵糧なので、本当に士気を高めてキープしていくのにすごくすごく必要なもの。なので、ほんとうに助かりました!あとは、撮影以外にも、某有名な甘味処だったりとか、某牛タン屋さんに行きまして美味しい思いをさせていただきました。有難うございます。」と仙台生活を満喫した様子を語った。
伊達「マーボー焼きそばも食べたって?」
三浦「そうなんです。駅前の。マーボー焼きそばっておいしいですね!!」
伊達「秘密のケンミンショーって番組で紹介されたんですけどね。それまで誰も知らなかったの(笑)あんな美味しいものをね。知らなかったんですよね。」と裏話を語った。
三浦は、ずんだシェイクも飲んだといい「想像をこえる美味しさ!」と監督にオススメした。
それを受け、サンドウィッチマンの二人は「うれしいじゃないですか、仙台をこうやって愛してくれて。じゃあ、もう47都道府県で一番好きなのが宮城県てことでいいですね?」と聞き、会場は再び笑いに包まれた。それに三浦は「宮城県が大好きな場所になりました!」と答えた。
さらに、伊達から<定義山>の油揚げもオススメだと聞き、今後の宣伝活動で宮城を訪れた時に!と再訪の約束をした。
最後に、三浦は「今日はこんなにたくさんの方が集まってくれて個人的にもすごくうれしいですし、映画の成功にも必ずつながるものになるだろうなとおもっています。本当に有難うございます。」と締めくくった。
映画『アイネクライネナハトムジーク』主な登場人物
●三浦春馬(28): 佐藤(サトウ)役
「劇的な出会い」を待つだけの男。マーケティングリサーチ会社勤務。
●多部未華子(29):本間紗季(ホンマサキ)役
偶然、佐藤と出会う女性。通称シャンプーさん。
●原田泰造(48):藤間さん(フジマ)役
佐藤の会社の先輩。妻と娘に逃げられる。
以下登場順
●貫地谷しほり(32):美奈子(ミナコ)役
織田由美の同級生。美容師。声しか知らない男に恋をしている。
●MEGUMI (36) :板橋香澄(イタバシカスミ)役
美奈子の美容室の常連。何かと美奈子を気にかけている。
●矢本悠馬 (27) :織田一真(オダカズマ)役
佐藤の学生時代からの友人。変わり者。
●森絵梨佳 (29):織田由美(オダユミ)役
一真の妻。学生時代モテモテのマドンナ。
●濱田マリ(49):久留米マリ子(クルメマリコ)役
織田美緒と亜美子のクラスメイトの母親。
●恒松祐里 (19) :織田美緒(オダミオ)役
成長した一真と由美の生意気な娘。高校生。
●八木優希(17):亜美子(アミコ)役
織田美緒の親友。高校生。
●サンドウィッチマン 伊達みきお(43)富澤たけし (43) (セコンド役)
ストーリー
ギターの弾き語りが心地よく響く仙台駅前。大型ビジョンからは、ボクシング世界戦のタイトルマッチに沸く声。「劇的な出会い」を待つだけのボク・佐藤(三浦)は、街頭アンケートを実施中だ。今時なかなか相手にしてもらえない中、珍しく快く応えてくれたのはリクルートスーツの女性(多部)。手には「シャンプー」の文字。これって運命?そういえば居酒屋で雇われ店長をやってる親友が言ってたっけ「出会いなんてどうだっていい、後で自分の幸運に感謝できるのが一番だ」って。確かに、そんな彼には分不相応なほど美人の奥さんと可愛い娘がいて、幸せそうにやってる。運命って、奇跡って、幸せって?音と音がつながってメロディが生まれるように、誰かと誰かがつながって物語が生まれる――それは、恋とか愛にまつわる物語。新しい恋愛映画、誕生!
Eine kleine Nachtmusik 【アイネ・クライネ・ナハトムジーク】
ドイツ語で、【小さな夜の曲】の意味。モーツァルトの有名な楽曲のタイトル。