カンヌ国際映画祭のコンペティション部門での上映が決まったジャン= リュック・ゴダール監督の最新作の初のティーザー映像が公開されました。
原題は『“Le Livre D'image(The Image Book)”』日本語では、「イメージの本(原題)」というタイトルです。
今作において、まだ発表されている情報は少ないのですが、五章からなる84分の映画で、ゴダール監督は俳優を使わず、アラブについての要素が入っているとのことです。
実際、言語もアラビア語、英語、フランス語、イタリア語と表記されています。
過去にも1993年に発表の『たたえられよ、サラエヴォ』(仏語原題Je vous salue, Sarajevo)でヨーロッパにおける文明とボスニア(現ボスニア・ヘルツェゴビナ)を主題にした短編を発表していますが、今回もそのようなビデオ・エッセイ的な手法で描かれているのでしょうか?
発表されたポスタービジュアル
今回発表された映像を観るとイメージの重なりあうフラッシュバックのような断片的な言葉で構成されゴダールらしい中で最後に、現在発表されているメインイメージとなる象徴的な写真が2枚出現する謎めいた映像---。
また、下記の公式ページでも、同様のメインイメージとなる写真と詩のようなメッセージが書かれており、その中では「西洋の目の下で 失われた楽園 戦争はここにある」などの言葉がちりばめられています。
ゴダールです!
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IMAGE AND WORDS
Te souviens-tu encore comment nous entrainions autrefois notre pensée ?
Le plus souvent nous partions d’un rêve …
Nous nous demandions comment dans l’obscurité totale
Peuvent surgir en nous des couleurs d’une telle intensité
D’une voix douce et faible
Disant de grandes choses
D’importantes, étonnantes, de profondes et justes choses
On dirait un mauvais rêve écrit dans une nuit d’orage
Sous les yeux de l’Occident
Les paradis perdus
La guerre est là …