第 70 回カンヌ国際映画祭で最高賞パルムドールに輝き、本年度アカデミー賞外国語映画賞にノミネートされた映画『ザ・スクエア 思いやりの聖域』が、4月28日(土)よりヒューマン トラストシネマ有楽町、Bunkamura ル・シネマ他にて全国順次公開されます。
監督を務めたのは、『フレンチアルプスで起きたこと』で世界を沸かせ、 本作で 43 歳にして巨匠として確固たる地位を築いた北欧の若き鬼才、リューベン・オストルンド。

画像1: © 2017 Plattform Produktion AB / Société Parisienne de Production / Essential Filmproduktion GmbH / Coproduction Office ApS

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そして主演を務めたのは、本作をきっかけに 50 歳で大ブレイクした、デンマーク出身のクレス・バング!
ハリウッド進出も決まり、ヒット作『ドラゴ ン・タトゥーの女』の続編ではメインキャストに抜擢されました。まさに、第二のマッツ・ミケルセン!? このたび、そんな今最注目の“イケオジ”俳優クレス・バングのインタビュー映像が公開となりました!

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自身が演じたクリスティアンというキャラクターについて、「私にとってクリスティアンは、自分の世界に浸る理想主義の男だと思う。なぜなら、自分の立派な考えに行動が伴っていないからだ。彼の私生活は、美術館で顧客に向けてスピー チした立派な行為とはかなりかけ離れている」と鋭く分析したバング。

オストルンドと仕事をするのが本作が初めてだった が、「役者が自由に演じられるように監督は任せてくれたけど、何か明確なイメージをはっきりと求めていることが理解できた」とそのスタンスを称賛。
「監督が思いつかないことを私が考え出してそれを伝えると、喜んで取り入れてくれたりもした。撮影中も、監督が新しい案を気に入ると意見を取り入れて脚本を書き直していたよ」と出演者と監督が互いに意見を交換し合う活気ある撮影現場の裏側に言及。

また、先日来日を果たしたリューベン・オストルンド監督は、バングについ て「彼は考えていることが顔に出ちゃうんだよ。そこがすごく良いと思って、彼をキャスティングしたんだ」と明かしていました。一方で、オストルンド監督は膨大なテイク数を重ねることでも知られる。それについて問われると、バングも「彼の撮影は、平均すると 1 日 60 テイクぐらいだと思う」と同意。

「彼は役者を極限まで追い込みたいと願っている(笑)。悪い意味ではないけれど、役者を疲労させる目的だ。疲れて自分自身や表面的な物、意志を失い、成り行きに任せてほしいと思 っているんだ」と独特な演出方法への深い理解を示しました。

クレス・バング プロフィール
1967 年、デンマーク出身。1996 年にデンマーク国立舞台芸術学校を卒業後、同年、舞台で俳優としてのキャリアを開始。国内で舞台と TV を中心に活躍し、2006 年、ベルリン映画祭で銀熊賞受賞作『A SOAP(原題)』(06)に出演し知名度を上げる。近年は「THE BRIDGE /ブリッジ」(13)にレギュラー出演した。その他の出演ドラマに、「SIBEL & MAX(原題)」(15-16)、「コペンハーゲン/首相の決 断」(10)、「2900 Happiness(原題)」(08-09)など。今後の出演作に、メインキャストを務める『ドラゴン・タトゥーの女』の続編である『The Girl in the Spider's Web(原題)』などがある。

『ザ・スクエア 思いやりの聖域』クレス・バングインタビュー&予告

画像: 『ザ・スクエア 思いやりの聖域』クレス・バングインタビュー&予告 youtu.be

『ザ・スクエア 思いやりの聖域』クレス・バングインタビュー&予告

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<STORY>
クリスティアンは現代美術館のキュレーター。洗練されたファッションに身を包み、バツイチだが 2 人の愛すべき娘を持ち、そのキャリアは順 風満帆のように見えた。彼は次の展覧会で「ザ・スクエア」という地面に正方形を描いた作品を展示とすると発表する。その中では「すべての 人が公平に扱われる」という「思いやりの聖域」をテーマにした参加型アートで、現代社会に蔓延るエゴイズムや貧富の格差に一石を投じる 狙いがあった。だが、ある日、携帯と財布を盗まれたことに対して彼がとった行動は、同僚や友人、果ては子供たちをも裏切るものだった―。

監督・脚本:リューベン・オストルンド『フレンチアルプスで起きたこと』
出演:クレス・バング、エリザベス・モス、ドミニク・ウェスト、テリー・ノタリー他
2017 年 / スウェーデン、ドイツ、フランス、デンマーク合作 / 英語、スウェーデン語 / 151 分 / DCP / カラー / ビスタ / 5.1ch /原題:THE SQUARE /日本語字幕:石田泰子
後援:スウェーデン大使館、デンマーク大使館、在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ日本
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ヒューマントラストシネマ有楽町、Bunkamura ル・シネマ他
4/28(土)全国順次公開!

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