カンヌ国際映画祭のコンペティション オープニング作品は、2011年『別離』でベルリン国際映画祭において金熊賞(作品賞)と銀熊賞(男優賞、女優賞)の三冠となり、2016年『セールスマン』では、カンヌで脚本賞、女優賞のW受賞後にアカデミー賞外国語映画賞を受賞したイランの名匠アスガー・ファルハディ監督のサイコスリラー『Everybody Knows』 に決定しました。
通常は、英語かフランス語作品が多くオープニング作として選ばれる中で、ペドロ・アルモドバル監督の「バッドエデュケーション」(2004年)以来となるスペイン語作品となります。
主要なキャストは『ボルベール〈帰郷〉』でカンヌ国際映画祭女優賞そして、『それでも恋するバルセロナ』でアカデミー助演女優賞を受賞したペネロペ・クロスのほか、『ノーカントリー』でスペイン人俳優として初めてゴールデングローブ賞、アカデミー賞(ともに助演男優賞)を受賞しているクロスの夫でもあるハビエル・バルデム、そして『瞳の奥の秘密』『人生スイッチ』のリカルド・ダリンが出演しています。
このサイコスリラーは、ペネロペ・クルス演じるローラの家族(アルゼンチン人の夫と子供たち)が、姉の結婚式に出席するために、ブエノスアイレスから彼女が生まれ故郷スペインの田舎に旅行していく中で、予期せぬ出来事から家族の隠された過去が暴露され、導かれていくというもの。
また、スタッフには撮影はJosé Luis Alcaine (ペドロ・アルモドバル作品の多くやブライアン・デ・パルマなどの作品)衣装はSonia Grande(ウディ・アレン監督「ミッドナイト・イン・パリ」や「マジック・イン・ムーンライト」アルモドバル監督の「ジュリエッタ」など)そして編集は同じくイランのHayedeh Safiyari(「別離」「セールスマン」など)が配置され、スペイン、イランの最高峰のチームが結集されています。
下記は、公開された海外予告となりますー