2017年度の日本映画監督協会新人賞は、『花に嵐』で卓抜した演出力を示したことが評価され、岩切一空(いわきり・いそら)監督が受賞しました!
日本映画監督協会は1936年(昭和11年)に、小津安二郎監督、成瀬巳喜男監督、溝口健二監督らが発起人となり設立後、映画・映像分野の発展と監督の地位向上のために活動を続け、新人賞は、1960年に設けられました。
第1回の受賞者が大島 渚監督であることが象徴するように、時代を切り開く新鋭監督に贈られてきた賞です。
つまり、作品賞ではなく、その年度内に公開(放映)された作品の監督の中で最もふさわしいと思われた「新人監督」に贈呈されます。
PFFではこれまでに、古厩智之監督が第8回PFFスカラシップ作品『この窓は君のもの』で、また、高橋 泉監督がPFFアワード2004グランプリ作品『ある朝スウプは』で同賞を受賞しています。
本年度の選考委員は映画監督の大森一樹氏(委員長)、三枝健起氏、鈴木元氏、中村義洋氏、福岡芳穂氏の5名。5月15日に授賞式が行われます。
岩切監督から喜びのコメントが到着!
「今から3年前に作った学生映画があの頃の僕らには想像もできないようなところにやってきたことを大変嬉しく思います。
新人という冠が外れたとき、かつて頂いたこの賞の名に恥じぬような、そして映画そのものに負けないような監督に、なれてたらいいな〜。」
映画『花に嵐』予告編
『花に嵐』は、池袋・新文芸坐の春の恒例企画「気になる日本映画達〈アイツラ〉2017」にて、今週7日(土)に上映されます。
岩切監督らのトークショーも予定されております。
詳しくは下記公式サイトをご覧ください。
最新作のMOOSIC LAB 2017グランプリ作品『聖なるもの』は、ポレポレ東中野にて4月14日(土)より劇場公開されます。
岩切一空監督の今後の活躍にますます注目が集まります!