北欧を、映画で体感する1週間。
トーキョーノーザンライツフェスティバル 2018
各国映画祭をにぎわせる作品が続々と生まれ、新しい才能が輩出される北欧5カ国の話題作から、年代、ジャンルを問わず日本未公開作を中心に厳選。
近年、そのデザインやライフスタイルが一層の注目を集める北欧を、映画で体感する1週間。
今回は、シネフィルでもご紹介し評判となった(http://cinefil.tokyo/_ct/17115914)カラフルでポップでちょっとパンクな『チーム・ハリケーン』、ゲイ・エロティックな作品で世界に知られるトウコ・ラークソネンの半生を描いた伝記映画『トム・オブ・フィンランド』など4作品のジャパンプレミア上映や、6月日本公開の『オンネリとアンネリのおうち』の先行上映が行われます。
『チーム・ハリケーン』海外予告
『トム・オブ・フィンランド』海外予告
そして、公開50周年となる吉田喜重監督によるストックホルム、コペンハーゲン、モン・サン・ミッシェルなど当時のヨーロッパ各地で撮られた、男女の孤独なモノローグが交錯する異色のメロドラマ『さらば夏の光』なども上映いたします。
そのほかの上映企画もミカ・カウリスマキ監督の日本劇場未公開作や新旧のスウェーデンの名作などの企画そして様々なトークショーや、イベント企画などもあり、本当に”北欧を、映画で体感する一週間”となります。
■上映作品
『チーム・ハリケーン』
監督:アニカ・ベウ/2017年/デンマーク/96分
『トム・オブ・フィンランド』
監督:ドメ・カルコスキ/2017年/フィンランド、スウェーデン、デンマーク、ドイツ、アメリカ/116分
『グッド・ハート』
監督:ダーグル・カウリ/2009年/アイスランド、デンマーク、アメリカ、フランス、ドイツ/95分
『オンネリとアンネリのおうち』
監督:サーラ・カンテル/2014年/フィンランド/80分/提供:アット エンタテインメント
『さらば夏の光』
監督:吉田喜重/1968年/日本/96分/提供:現代映画社
特集企画上映
<FOCUS ON SWEDEN>
外交関係樹立150周年を迎えるスウェーデンにスポットを当てる。
世界的ポップ・グループABBAのセミ・ドキュメンタリーから、期待の新鋭監督作品、生伴奏付で贈るサイレント映画末期の傑作まで、新旧のスウェーデンの名作をお届け!
『ストロベリー・デイズ』
監督:ヴィクトル・エーリクソン/2017年/スウェーデン、ポーランド/93分
『がらくたヘリコプター』
監督:ヨーナス・セルベリ=アウグスツセーン/2015年/スウェーデン、カタール/100分
『アバ / ザ・ムービー』
監督:ラッセ・ハルストレム/1977年/スウェーデン、オーストラリア/97分
『一番強い者』
監督:アクセル・リンドブロム、アルフ・シェーベルイ/1929年/スウェーデン/106分
(柳下美恵さんによる伴奏付)
<MIKA KAURISMÄKI 監督、ミカ・カウリスマキ。>
1955年フィンランド、オリマティラ生まれ。母国では「ミッドナイトサン・フィルムフェスティバル」(白夜映画祭)を弟のアキ・カウリスマキと共に主催。
『GO!GO!L.A.』(1998)、『モロ・ノ・ブラジル』(2002)など国際色豊かなキャスティング、海外ロケの撮影を特徴とした作品を数多く制作している。本特集では、日本劇場未公開の貴重な2作品を上映!
『ゾンビ&ザ・ゴースト・トレイン』
監督:ミカ・カウリスマキ/1991年/フィンランド/88分
『ティグレロ 撮られなかった映画』
監督:ミカ・カウリスマキ/1994年/ブラジル、フィンランド、ドイツ/75分
<ARILD ANDRESEN × KRISTOFFER JONER 監督アーリル・アンドレーセンと俳優クリストッフェル・ヨーネル>
デビュー作でベルリン国際映画祭クリスタル・ベア賞、2作目でヨーテボリ国際映画祭最優秀ノルディック映画賞受賞のノルウェーの気鋭の監督と、主演も張れる名バイプレイヤーとしてノルウェー映画には欠かせない存在となった個性派俳優がタッグを組み、父親を描いた2作品を上映。
『愛せない息子』
監督:アーリル・アンドレーセン/2017年/ノルウェー/103分/協力:SKIPシティ国際D シネマ映画祭
『オルハイム・カンパニー』
監督:アーリル・アンドレーセン/2012年/ノルウェー/104分