≪エルンスト・ルビッチ×ウディ・アレン≫とも言うべき、そのしなやかかつ強固な作家性とONE&ONLY感満載の煌めく才能が既に各方面を“ざわつかせ”始めている、日本映画界期待の俊英・坂下雄一郎監督待望の最新作『ピンカートンに会いにいく』が1月20日(土)より新宿武蔵野館ほか全国順次公開されます。
『東京ウィンドオーケストラ』での商業デビュー以来、『エキストランド』(17)、本作『ピンカートンに会いにいく』と、僅か1年余りの間に全てが監督自身によるオリジナル脚本となる3本の新作が立て続けに公開されその才能に高い評価と注目が集まる坂下雄一郎監督。
本作でも今や日本映画界では貴重な存在となった、オリジナル脚本で良質なエンターテインメントを生み出せる逸材としてその実力を遺憾なく発揮。一見只の“イタい人”になってしまうアクの強い登場人物を、オフビートでちょっとブラックな笑いと、緻密な人間描写で、どこか憎めない愛おしい存在に描き出し、心のトゲをじんわり溶かすような爽やかで不思議な感動が作品全体を包み込みます!
主演を務めたのは、舞台を中心に活動し、TV「ハロー張りネズミ」(17)や映画『恋人たち』(15)、『下衆の愛』(15)などでも個性的な存在感を披露している実力派・内田慈。元アイドルのプライドにすがりながら口を開けば悪態をつく“こじらせ女子”を怪演し、本作が映画初主演となる。
共演には『愚行録』(17)、『結婚』(17)などで清廉な印象を残し、TV「コウノドリ」(17)にも出演する松本若菜が再結成のカギを握る葵役を演じているほか、NHK連続テレビ小説「花子とアン」(14)や『アズミ・ハルコは行方不明』(16)、『島々清しゃ』(17)など話題作の続く山田真歩、『東京ウィンドオーケストラ』(16)の水野小論、『恋人たち』(15)の岩野未知がピンカートンの元メンバーを好演。ピンカートンの現役時代を演じたのは、小川あん、岡本夏美、柴田杏花、芋生 悠、鈴木まはなといった、いま注目の若手女優陣。
さらに数々の舞台に出演し、TV「女囚セブン」(17)、映画『銀の匙 Silver Spoon』(14)、『恋とさよならとハワイ』(17)の田村健太郎が、再結成のキッカケを作る松本役を演じ、頼りないけれどイザという時には熱い思いをぶちまける愛すべきキャラクターを生み出し好演。
そして、この度、先日の本ビジュアル解禁の際も、“もう一度、アイドルやっちゃう!?”のキャッチーなコピーとデザインが話題を呼んだ本作の本予告映像が、完成致しました!
誰もが一度は感じたことがあるだろう「こんなはずじゃなかった」という思い。
目を背けたいみっともない自分。過去のわだかまり…。“こじらせ系アラフォー女子たちが、20年の時を経てまさかのアイドル再結成!?”
不完全燃焼のまま過ぎていった日々からの返り咲きに挑む、“イタいけど愛すべき、”崖っぷちアラフォー女子たちの大勝負”遂に始動!“イタい”のになぜか胸が熱くなる?新感覚エンターテインメント・ヒューマン・コメディ!その絶妙な旨味&香りを、本予告映像にて是非ご覧ください‼
『ピンカートンに会いにいく』本予告
【STORY】 かつて、ブレイク寸前で突然解散してしまった伝説の5人組アイドル「ピンカートン」。20年が過ぎ、リーダーだった優子は今も売れない女優
を続けていた。ある日、優子の元にレコード会社の松本と名乗る男からかかってきた電話。それは「ピンカートン再結成」の誘いだったのだ。所属事務
所もクビになり、気づけば人生も半ば。崖っぷちに追い込まれた優子は、再起をかけ松本と一緒に元メンバーに会いに行くが、メンバーのうち3人はす
でに芸能界を去り、返事はつれない。さらに一番人気だった葵の行方がわからず、彼女を知る人たちを訪ねて回るのだが…。プライドだけが肥大した
“こじらせ女子”まっしぐらの優子は、過去と向き合い、20年分のわだかまりを乗り越え、「ピンカートン」を再結成させることができるのか!?
■監督・脚本:坂下雄一郎
■音楽:池永正二(あらかじめ決められた恋人たちへ)
■出演:内田 慈、松本若菜、山田真歩、水野小論、岩野未知、田村健太郎 小川あん、岡本夏美、柴田杏花、芋生 悠、鈴木まはな
◆製作:松竹ブロードキャスティング
◆制作プロダクション:松竹撮影所/ランプ
◆配給:松竹ブロードキャスティング/アーク・フィルムズ
<2017年/日本/ビスタ/5.1ch/86分>
©松竹ブロードキャスティング