映画「世界を変えなかった不確かな罪」(監督:奥田裕介、製作:ガチンコ・フィルム)が12月9日より新宿K’s cinemaにて劇場公開される。
本作は、楽曲「SUMMERTIME」にインスパイアされた奥田裕介監督が3年の歳月をかけて創りあげた劇場用長編初監督作品である。
作品には、奥田監督の物語創りに魅了されるキャスト・スタッフが集結した。
寉岡萌希(「ヘヴンズストーリー」「リュウグウノツカイ」)、紗都希(「死んだ目をした少年」)、松永有紗(「暗殺教室」「人狼ゲーム マッドランド」)の若手注目女優に加え、木村知貴(「湯を沸かすほどの熱い愛」「トータスの旅」)、外波山文明(劇団「椿組」主宰)が出演する。
撮影は野口高遠、音楽は岡村龍宏、ともに奥田監督の10年来の盟友である。
製作・プロデューサーは、注目の若手映画監督の作品を世に送り出し続ける飯塚冬酒(映画「GOSPEL」2014年:松永大司 監督など)。
本作の主題歌「SUMMERTIME」は、はじめて黒人が主人公となったオペラの「Porgy and Bess」の中で子守り歌として歌われるジョージ・ガーシュウィンによる名曲。
今までに、Billie Holiday、Ella Fitzgerald、Miles Davis、Jenis Joplinなどのアーティストがカバーしている。
そして、今回次世代の歌姫と名高い女子高校生の鈴木瑛美子がカバーし、Jenis Joplinを凌駕する歌声を披露している。
■監督:奥田裕介■
1986年生まれ。神奈川県出身。
映画やドラマの現場で演出部や制作部を経験。ドキュメンタリー映画の構成、ミュージックビデオの脚本・監督、舞台でも脚本提供や作・演出など多岐にわたり活動。
STORY
工場が見下ろす町で。
忘れられない罪から逃げてきたピノ(寉岡萌希)と過去の罪と町から逃げ出せないパピコ(紗都希)が出会った。
ふたりの人生が交錯するときSUMMERTIMEの切ないメロディとともに10年前に止まっていた物語が動きはじめた。
町を抜け出したふたりに孤独な少女・菜摘(松永有紗)と謎の男・真島(木村知貴)が加わり、それぞれの想いを抱えた4人の小さな旅が始まる。
現在と過去が交差し、次第に明らかになるピノの罪とパピコの罪。深い罪を背負った後藤(外波山文明)との出会い。4人の行方は…。