『アトミック・ブロンド』が10月20日(金)より日本公開されます。
主人公の女スパイ、ロレーン・ブロートンを演じるのは、アカデミー女優で、近年では『マッドマックス 怒りのデス・ロード』のフュリオサ役で高い評価を受けているシャーリーズ・セロン。
監督は、『ジョン・ウィック』共同監督で、世界中で大ヒットを記録した『デッドプール』の続編監督にも決定しているデヴィッド・リーチ。
共演には、『X―MEN』『ウォンテッド』の演技派俳優ジェームズ・マカヴォイ、『キングスマン』のガゼル役で一躍注目され、『ザ・マミー/呪われた砂漠の王女』では敵役に起用されたソフィア・ブテラ、さらにジョン・グッドマン(『キングコング:髑髏島の巨神』)、トビー・ジョーンズ(『キャプテン・アメリカ』シリーズ)など実力派俳優が脇を固めます。
この度本作のメイキング秘話が解禁されました。
シャーリーズ・セロンは、キアヌ・リーヴス相手にスパーリング!
先日解禁された本予告でも、シャーリーズ・セロン演じるブロートンの壮絶なアクションシーンが公開されていますが、このシーンを含み、劇中、ブロートンが戦っているショットはどれも本人が演じています。セロンは3カ月間、1日に5時間のトレーニングを受け、複雑な振り付けを覚える日々もあったが、元々バレエの素養があったということもあり、うまくこなしています。
これほど強烈で、剥き出しで、生々しいセロンを観客は見たことがないでしょう。
実際、『マッドマックス 怒りのデス・ロード』(15)を終えて2カ月も経たないうちにトレーニングを始め、監督とチャド・スタエルスキのトレーニング施設で、同時期に『ジョン・ウィック:チャプター2』(17)のために同じ施設でトレーニングを受けていたキアヌ・リーヴス相手にスパーリングも行いました。
監督はセロンの役に対する意気込みに感動して、予定していたファイトシーンを拡大し、彼女の中に見た潜在能力に合わせてトレーニングを考えましたが、そのトレーニングによってシャーリーズは歯が欠けるというハプニングにも見舞われました。
また、このシーンは単にリアルで激しいだけでなく、アクション映画ではあまり見ないある工夫が施されており、アメリカのサイトCBR.comによれば、「今世紀最高のアクションシーン」と評されています。一体どんなシーンになっているのかは見てのお楽しみ。
ジェームズ・マカヴォイは骨折したままクランクイン!
また、シャーリーズ・セロンだけではなく、本作でベルリンに潜入中のMI6のエージェントデヴィッド・パーシヴァルを演じたジェームズ・マカヴォイもまさに体を張って本作に挑んでいます。
本作の撮影の直前の『スプリット』撮影時に手を骨折し、なんとそのまま本作の撮影に入ったマカヴォイ。現場に入った際のことを、「“みんな、申し訳ない。僕を解雇したければそれでも構わないよ。恨んだりしないから”と言ったんだが、ギブスを映画の中に織り込むことによって僕にやらせてくれたんだ。現場入りする前に申し訳ないという気持ちで一杯になったからね。「この映画をどうやって作っていったら良いか分からない」と本当に思ったんだ。回復していったんだが、彼らは僕のことを解雇するべきだと思ったんだよ。」と振り返っています。
“死闘”と呼ぶにふさわしいバトル・シーンを入魂の演技で体現していることが、この二つのエピソードからもにじみ出ており、その生々しい痛みまでも伝える壮絶なアクションは観客を虜にすること間違いありません。
<STORY>
1989 年、東西冷戦末期のベルリン。世界情勢に多大な影響を及ぼす極秘情報が記載されたリストが奪われた。イギリス秘密情報部 MI6 は凄腕 の女性エージェント、ロレーン・ブロートンにリスト奪還を命じる。ベルリンに潜入中のエージェント、デヴィッド・パーシヴァルとタッグを組み任務を遂行するロレ ーン。彼女には、リスト紛失に関与した MI6 内の二重スパイ“サッチェル”を見つけ出すという、もう1つのミッションがあった。リストを狙い、ベルリンに集結する 世界各国のスパイ。誰が味方で誰が敵なのかわからなくなる状況下、ロレーンと世界の運命は?
監督:デヴィッド・リーチ(『ジョン・ウィック』共同監督、『DEADPOOL2(原題)』)
キャスト:シャーリーズ・セロン(『マッドマックス 怒りのデス・ロード』、『モンスター』)、ジェームズ・マカヴォイ(『X-MEN』シリーズ、『ウォンテッド』)、ソフィア・ブテラ(『キングスマン』『ザ・マミー/呪われた砂漠の王女』)、ジョン・グッドマン(『アルゴ』)、トビー・ジョーンズ(『キャプテン・ アメリカ』シリーズ)他
2017年/アメリカ映画/115分/
配給:KADOKAWA
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