「レディ・ガガ」ならぬ「ミスター・ガガ」こと、コンテンポラリーダンス界の教祖的存在オハッド・ナハリンに密着!
『Pina/ピナ・バウシュ 踊り続けるいのち』以来、最高にエキサイティングなダンスドキュメンタリー『ミスター・ガガ』日本公開!
■コンテンポラリーダンス界のカリスマの全貌を捉えた圧倒的な映像の数々
イスラエルを代表するコンテンポラリーダンスカンパニーのバットシェバ舞踊団。
本作は1990年から芸術監督・振付家を務めるオハッド・ナハリン(1952〜)に8年間に渡って長期密着取材したドキュメンタリー映画。
その人生を振り返る貴重な資料映像と、代表的な公演の記録映像を数多く使用したダンスシーンとで構成される。また、「GAGA(ガガ)」と呼ばれる独自の身体能力開発メソッドを考案し、現代人の身体感覚や直感的な感性を目覚めさせてきたその世界に肉迫。本作を通して「ミスター・ガガ」と呼ばれるナハリンの創作の秘密が明らかに。
■ヴィム・ヴェンダースが、ナタリー・ポートマンが絶賛!
★「この映画にやみつきだ。映画が終わるころには、まだまだ見たいという気持ちになる。そしてそう思った瞬間、自分の身体が動き出す…。」
ヴィム・ヴェンダース(映画監督、『Pina/ピナ・バウシュ 踊り続けるいのち』監督)
★「オハッドが映画監督をスタジオに入れる許可を出したなんて、とてもエキサイティング!この映画は多くの人々にとって素晴らしい体験になると思います。スタジオの中に入れるだけでなく、オハッドの心の中にも入り込めますから」
ナタリー・ポートマン(女優)
★「世界で最も重要な振付家の一人。」
ニューヨークタイムス
★「初めて見る美とエネルギーと技術の融合」
ミハイル・バリシニコフ(バレエダンサー)
★「オハッドはその一瞬を、こちらが恐ろしくなるほど正直に生きている。いつどんな時も、誰に対しても。」
束芋(現代美術家)
※本作中にナハリンとコラボレーションした作品「FURO」も収録されている
オハッド・ナハリン
Ohad Naharin
[振付家・バットシェバ舞踊団芸術監督]
1952 年イスラエル生まれ。20 代から舞踊を始め、 ダンサーとしてバットシェバ舞踊団で活躍の後、渡米し マーサ・グレアム舞踊団に入団。その後、ジュリアード音楽院へ入学。
マギー・ブラックやデヴィッド・ハワード に師事。ブリュッセルのモーリス・ベジャール舞踊団 に 1 シーズン賛演。
80 年に振付家としてデビュー。80 年から 90 年にかけ、 2001 年にがんで亡くなった妻の梶原まりとニューヨーク に住み、パフォーマンス活動を行う。
90 年バットシェバ舞踊団の芸術監督に就任し、『キール』(90 年)、『マブール(洪水)』(92 年)、 『アナフェイズ(細胞分裂)』(93 年)など次々に話題作を発表。98 年フランス政府からの「芸術文化勲章シュヴァリエ」、2 度にわたるニューヨークでのベッシー賞(02 年ブルックリン音楽アカデミーでの『Naharin’s Virus』及び 03 年リンカーン・センター・フェスティバルでの『アナフェイズ』に対して)、04 年 ワイズマン科学研究所の名誉哲学博士号、05 年イスラエル・ダンス名誉賞、08 年ヘブライ大学名誉博士号、 09 年アメリカン・ダンス・フェスティバルのスクリップス功労賞、09 年 EMET 賞、ダンス・マガジン賞 をはじめ、数々の賞を受賞している。
彼の作品はネザーランド・ダンス・シアター、リヨン・オペラ座バレエ団、パリ・オペラ座バレエ団、 フランクフルト・バレエ団、スペイン国立ダンスカンパニー、クルベリー・バレエなど、世界中の著名 なダンスカンパニーやバレエ団で踊られており、現在、世界で最も注目される振付家の一人である。
また、その創作活動をとおして独自の動きのテクニック「GAGA(ガガ)」を考案。
「GAGA」は自身のカンパニーのみならず、イスラエル国内、また海外でも注目を集め、ダンサーに限らずあらゆる人に向けた《GAGA ピープル》も、世界中でワークショップが行われ好評を得ている。
バットシェバ舞踊団 Batsheva Dance Company
バットシェバ舞踊団は、イスラエルを代表する世界的なコンテンポラリー・ダンス・カンパニーで、 バットシェバ舞踊団メイン・カンパニーと若手のバットシェバ・アンサンブルの 2 つのカンパニー からなり、イスラエル国内外出身の 40 名のダンサーが所属している。イスラエル国内を始め、世界中 をツアーして回っており、年間約 250 公演を行い、観客数は毎年およそ 100,000 人に及ぶ。
オハッド・ナハリンが芸術監督に就任した 1990 年以降、ダンサーたちは彼が考案した動きのテクニック である「GAGA(ガガ)」の日常的なトレーニングを通じてムーヴメントの たな可能性を探し、ダイナミックな 感性を知覚していく。また、年間 1 回開催される「バットシェバ・ダンサーズ・クリエイト」プロジェクトでの作品創造の中で才能を開花していく。
メイン・カンパニーの多くのダンサーは、18 歳から 24 歳までのバットシェバ・アンサンブルのトレーニング 期間に技術を磨く。国内の若い観客たちのための公演に加えて、アンサンブルは、公開リハーサル、GAGA のクラスや、ダンス・スクールでのワークショップを行っており、アウトリーチ活動や、イスラエル国内での慈善公演にも取り組んでいる。
バットシェバ舞踊団は、1964 年にマーサ・グレアムを芸術アドバイザーに迎え、バロネス・バットシェバ・ ド・ロスチャイルドによって創立された。オハッド・ナハリンは 1990 年に芸術監督に就任。1989 年以降、 テルアヴィヴのスザンヌ・デラル・センターを本拠地としている。。
映画『ミスター・ガガ 心と身体を解き放つダンス』
2015年/イスラエル/100分/カラー/5.1ch/DCP/原題:MR.GAGA
監督:トメル・ハイマン
製作:バラク・ハイマン
音楽:イシャイ・アダル
撮影:イタイ・ラジー
出演:オハッド・ナハリン、ナタリー・ポートマン、マーサ・グラハム、モーリス・ベジャール、マリ・カジワラほか
後援:イスラエル大使館 協
力:Dance New Air(一般社団法人Dance Nippon Associates)
提供:アクシー株式会社
配給:アクシー株式会社、プレイタイム
★サウス・バイ・サウスウエスト映画祭観客賞受賞
★ソフィア国際映画祭最優秀ドキュメンタリー映画賞受賞
10/14(土)よりシアター・イメージフォーラムほか全国順次ロードショー
【公開と同時期に待望の来日公演も!】
バットシェバ舞踊団/オハッド・ナハリン『LAST WORKーラスト・ワーク』[2015年初演]
振付家オハッド・ナハリンの豊かな知性と感性が、バッドシェバ舞踊団の驚異的な18人のダンサーたちと挑戦した、現代へのひそやかで強烈なメッセージ。
ひたすら走り続ける人、祈る人、つるむ人々、囚われる人、逃げる人…見る者の想像を喚起し、謎めいた物語が浮かび上がる。映画内にも登場する演目の来日公演が決定!
演出・振付:オハッド・ナハリン
出演:バットシェバ舞踊団
●10/28(土)・10/29(日)彩の国さいたま芸術劇場(0570-064-939)
●10/31(火)北九州芸術劇場(093-562-2655)
●11/3(金・祝)愛知県芸術劇場(052-971-5609)
●11/5(日)滋賀県立芸術劇場びわ湖ホール(077-523-7136)