『キャロル』そして、新作の『Wonderstruck』でも話題を集めるトッド・ヘインズ監督が、今度はヴェルヴェット・アンダーグラウンドのドキュメンタリーを制作すると現在開催中のロカルノ国際映画祭で発表されたとバラエティなど海外メディアが伝えている。
もともと、トッド・ヘインズ監督は過去にもボブ・ディランの半生をクリスチャン・ベール、ヒース・レジャー、リチャード・ギアなど6人の俳優達に演じさせた『アイム・ノット・ゼア』や、70年代のロンドンのグラム・ロックの世界に触発された映画『ベルベット・ゴールドマイン』などのように音楽を主題にする映画は得意としているが、今回は伝説中の伝説のバンドを取り上げトッド・ヘインズ監督にとっても初のドキュメンタリーになるだけに興味が持たれます。
映像はアンディ・ウォーホルに見出されたとされているだけに、ウォーホルのフィルムに多くの記録的な映像がありますが、これらに加えてジョン・ケイルやモーリン・タッカーなど存命している元メンバーなどへのインタビューなども織り込まれていくものと思われています。
今年は、別の映画で初期のヴェルヴェットに加わっていたニコの伝記も制作されており、デビュ−アルバム50周年でもあることから何かとヴェルヴェットは話題になっています。
本作の製作はamazon。その他キラー・フィルムズのクリスティン・バション、デビッド・ブラックマンとユニバーサルミュージックグループなどが参加してこのプロジェクトは始動します。