伝説の映画作家 タル・ベーラ(『ニーチェの馬』)の荒ぶる遺伝子がここに、開花する
”ボスニアの炭鉱、地下300メートルの異空間” 
暗闇に−—−蠢く人々。
反射する光。響く轟音。誰も知らなかった地下世界に驚愕する

山形国際ドキュメンタリー映画祭2015 アジア千波万波部門特別賞を受賞した小田香監督の長編デビュー作『鉱 ARAGANE』待望の劇場公開が決定いたしました。

画像: (C)film.factory/FieldRAIN www.facebook.com

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『ニーチェの馬』を最後に引退した伝説の映画作家タル・ベーラ。
彼が後進の育成のために設立した映画学校「film.factory」で3年間師事した小田香、その透徹したカメラと、炭鉱内に爆音で鳴り響くノイズに世界が驚愕した渾身の一作です。

【監督プロフィール】
小田香
1987年大阪府生まれ。フィルムメーカー。
2011年、ホリンズ大学(米国)教養学部映画コースを修了。卒業制作である中編作品『ノイズが言うには』が、なら国際映画祭で観客賞を受賞。東京国際LGBT映画祭など国内外の映画祭で上映される。
2013年、映画監督のタル・ベーラが陣頭指揮するfilm.factory (3年間の映画制作博士課程)に第1期生として招聘され、2016年に同プログラムを修了。2014年度ポーラ美術振興財団在外研究員。2015年に完成されたボスニアの炭鉱を主題とした第一長編作品『鉱』が山形国際ドキュメンタリー映画祭・アジア千波万波部門にて特別賞を受賞。その後、リスボン国際ドキュメンタリー映画際やマル・デル・プラタ国際映画祭などで上映される。
映画・映像を制作するプロセスの中で、「我々の人間性とはどういうもので、それがどこに向かっているのか」を探究する。

画像: (C)film.factory/FieldRAIN

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【シノプシス】
ボスニア・ヘルツェゴビナ、首都サラエボ近郊、100年の歴史あるブレザ炭鉱。この知られざる地下世界をひとりの日本人が単身、カメラを持ち生々しく捉えた。
一筋のヘッドランプの光だけが映しだす、闇に蠢く男たち。爆音で鳴り続ける採掘重機と歯車、そしてツルハシの響き。死と隣り合わせのこの場所で、人は何を想い、肉体を酷使するのか。

◉あなたも観るべき強烈な作品。私は好きだ。
———ガス・ヴァン・サント
◉『鉱 ARAGANE』は暗闇の交響曲であり、塵と深度の感覚的な世界への旅だ。
———アピチャッポン・ウィラーセタクン

監督・撮影・編集:小田香 
監修:タル・ベーラ 2015年/ボスニア・ヘルツェゴビナ 日本/DCP/68分 
(C)film.factory/FieldRAIN 

10月下旬〜新宿K’s cinemaにてロードショー

8/24〜山口芸術情報センターで開催される「YACAM爆音映画祭2017」でプレミア上映されます。

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