『ベルベット・ゴールドマイン 』『エデンより彼方に』『アイム・ノット・ゼア』そして2015年には『キャロル』を発表してきたトッド・ヘインズ監督の最新作『WONDERSTRUCK』の正式海外予告が公開された。
原作は、「ユゴーの不思議な発明」で知られるベストセラー児童書作家ブライアン・セルズニックの著作。今回、セルズニック自身が脚本を手がけている。
今作はすでにカンヌ国際映画祭コンペティション部門に選出され話題になった作品。
今回は、少年ベンとニューヨークの女の子ローズを主人公に1922年と1977年の二つの時代を描いている。
『エデンより彼方に』や『キャロル』もそうだがトッド・ヘインズ監督は懐古する時代の雰囲気には定評があるだけに、今回は二つの時代をまたぐが、その雰囲気作りの巧さは予告からも伝わってきます。
出演は、オークス・フェイグリー(Oakes Fegley)、ミシェル・ウィリアムズ、ジュリアン・ムーア、ミリセント・シモンズなど。
この予告で時代を転換させる万華鏡のような映像の中で、印象的なのが、デヴィッド・ボウイの名曲『スペース・オデッティ』が使われていることです。
この、二つの時代が繋がっていくイントロを予感させる予告--時を超えワープしていく感覚の中でこの名曲が使われているあたり、やはりトッド・ヘインズ監督のセンスを感じますね。
番外編
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