アレハンドロ・ホドロフスキー監督の新作『エンドレス・ポエトリー』アメリカ版の予告も公開されました。すでにご紹介した予告と比べて、映像的にはそんなに多くは変わっていませんが、英語だけに少しリアルに感じ取れると思います。またポスターはすでに海外版は幾つかのバージョンが登場しています。
今作『エンドレス・ポエトリー』は2014年に発表された23年ぶりの新作『リアリティのダンス』に続く半自伝的な作品。
ホドロフスキー監督の言うところのマジック・リアリズムが全開の作品になっていそうです。
1940年代のチリで、多くのボヘミアンの若い未知のアーティストたちが集っていた時代、その中でのホドロフスキー監督の姿が描かれています。
監督の長男ブロンティス・ホドロフスキーがホドロフスキーの父親役を、また青年となるホドロフスキー自身の役を、末の息子であるアダン・ホドロフスキーが演じています。
フランス、チリ、日本の共同製作。日本からはアップリンクが参加しています。
日本公開は、11月18日より公開されますー。
最新海外ポスター
今までに海外で発表されたポスター
物語は、ホドロフスキー一家が故郷トコピージャから首都サンティアゴへ移住するところから始まる。青年アレハンドロは、自分への自信のなさと抑圧的な両親との葛藤に悩み、この環境から脱し何とか自分の道を表現したいともがいていた。
ある日、アレハンドロは従兄リカルドに連れられて、芸術家姉妹の家を訪れる。そこでは、古い規則や制約に縛られない、ダンサーや彫刻家、画家、詩人など若きアーティストたちが共に暮らしていた。彼らと接していく中でアレハンドロは、それまで自分が囚われていた檻から、ついに解放される。エンリケ・リンやニカノール・パラといった、後に世界的な詩人となる人物たちとの出会いや、初めて恋に落ちたステジャ・ディアスとの会遇によって、アレハンドロの詩的運命は、新たな未知の世界へと紐解かれていく。
『エンドレス・ポエトリー』(2016年/フランス、チリ、日本/128分/スペイン語)
監督・脚本:アレハンドロ・ホドロフスキー
撮影:クリストファー・ドイル
出演:アダン・ホドロフスキー、パメラ・フローレス、ブロンティス・ホドロフスキー、レアンドロ・ターブ、イェレミアス・ハースコヴィッツ
編集:マリリン・モンシュー
ダビング:ジャン=ポール・フリエ
ダビング補:ベンヤミン・ビヨー
録音:サンディ・ノタチアニ、グアダリュプ・カシユス
音楽:アダン・ホドロフスキー
衣装:パスカル・モンタンドン=ホドロフスキー
プロダクションデザイン:アレハンドロ・ホドロフスキー
美術:パトリシオ・アギュラー、デニス・リア=ラティノフ
美術補:佐々木尚
エグゼクティング・プロデューサー:アレハンドロ・ホドロフスキー、モイセス・コシオ、アッバース・ノクハステ、浅井隆
プロデューサー:ハビエル・ゲレロ・ヤマモト
(c) Pascale Montandon-Jodorowsky