5月17日から始まる第70回カンヌ国際映画祭、70周年記念イベントでは、デヴィッド・リンチ監督の伝説的TVドラマシリーズ『ツイン・ピークス』の25年ぶりの新作の中から2エピソードがプレミア上映される。

すでに、YouTubeの公式チャンネルでは、前回シネフィルでご紹介したように、25年後のオリジナルキャストが登場する予告編が解禁され、世界中のファンが放送を待ちわびている。そして、日本では、7月よりWOWOWにて放送予定だ。

シネフィルでも、すでに紹介し、話題のとなっていた『David Lynch: The Art Life(原題)』。
今再び世界を騒がせる、映画界で最も得体の知れない監督であるデヴィッド・リンチの謎を紐解くドキュメンタリー映画が2018年ついに日本公開が決定した。

画像: シネフィルで何回かご紹介したデヴィッド・リンチのドキュメンタリー映画が2018年日本公開が決定!リンチが紡ぐ「悪夢」はどこから生まれるのか?

映像作品のみならず、絵画、立体、写真、音楽など様々な方法で表現活動を続けているリンチ氏。
映画『David Lynch: The Art Life(原題)』では、リンチ氏自身がプライベート映像と共に、幼少期の家族との思い出や、同居人であったJ・ガイルズ・バンドのピーター・ウルフ、後に『ストレイト・ストーリー』『マルホランド・ドライブ』の美術監督を務めるジャック・フィスクとの出会い、
そしてフィラデルフィアでの暮らしや妻ペギーの出産を経て、長編映画デビュー作『イレイザーヘッド』に至るまでを語る。

その言葉から、彼の作品には過去の恐怖や苦悶の記憶が大きく反映されていることが分かる。

リンチ氏はこう語る
「絵を描いたり何かするたびに、新しいアイデアが浮かんでくる。
だが、しばしば過去がアイデアを生み出し、色付けをする。
だから新しいアイデアであっても、過去が関わってくるんだ」

画像: David Lynch: The Art Life Documentary - Trailer youtu.be

David Lynch: The Art Life Documentary - Trailer

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映画『David Lynch: The Art Life(原題)』
(2016/アメリカ・デンマーク/88分)

監督:ジョン・グエン、リック・バーンズ、オリヴィア・ネール・ガード=ホルム
出演:デヴィッド・リンチ
音楽:ジョナサン・ベンタ

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